ひょんなルートから、長渕剛コンサートのチケットが手に入ったので、横浜アリーナまで行ってきました。
長渕剛の歌はよく知っています。しかし、わりと古い部類のもので「巡恋歌」「順子」「乾杯」「トンボ」とか。「RUN」はカラオケで歌った時期もあります。
会場は1万7千人の長渕ファンで埋め尽くされていました。開演前から、「ツヨシ」コールがあちこちから。ウェーブも4-5回ありました。来ている層も、いままでわたしが出かけたコンサートとはだいぶ様相が違います。若者が圧倒的に多いですが、年配の人もかなりいます。
カリスマ性と集客力は、すごいものです。横浜公演からスタートして(2公演で3万4千人)、故郷の鹿児島、愛知、そして東京で武道館、福岡、大阪、宮城と続くようです。かつて桜島で7万人を超える伝説のコンサートもあったとか。
開演すると、これまた異様な雰囲気です。ほとんど全員がスタンディング、こぶしをふりあげ合唱です(テレビでよく「AKB48」「サザン」などの公演でよく見る雰囲気です)。舞台では、長渕が絶叫で、はじけて歌っていました。バンドも最強の音響です。すごい迫力。58歳とは思えません。スクリーンが2面あり、舞台はやや遠かったですが、歌い手もバンドもはっきり表情までわかりました。
わたしの隣には若いカップルがいましたが、女の子はすごい「のり」で、腕をふりあげ、その場でピョンピョンとんでいました。モヒカン頭の若者が絶叫していました。
「RUN]「しゃぼんだま」以外、知っている曲はありませんでしたが、2時間ぶっとおしで、わたしもスタンディングしていました。この一体感はたまりません。
ちょうど、その深夜、NHKで長渕剛のトクバンがありました。九州の放送局が制作したものだったのが、評判がよかったので全国放送されたものと思われます。博多が彼の原点ですね。そして、最初はフォークからスタートしたようです。
苦労した時代の当時のプロデューサーなどと何十年ぶりかであうという設定がいくつかあり、回想が興味深く、涙なしでは見られないシーンもありました。また屋台のおばちゃんにも世話になったようで、再会シーンがその屋台でありました。
コンサートの熱気は、いまも、残り火のようにくすぶっています。
昨日、今日は鹿児島アリーナで公演です。