真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

医師の説明不足

2024年03月07日 | Weblog
今回4回目のペースメーカーの入れ替え手術をして、毎回術後の処理の仕方や入院日数が短くなっていることと、医師とのコミュニケーションが大切だと思ったことだ。

つまり、医療技術は、日進月歩の勢いで発展していて、100年の医学の進歩には目を見張るものがあるそうだ。 約100年前の大正時代の平均寿命は40代で、「人生100年時代」とも呼ばれる現代とは大違いだった。  

当時、多くの人が亡くなった病気は、肺炎や胃腸炎といった「感染症」で、抗生物質がなかったために、細菌やウイルスが体内に入って症状を起こした時、治療の手立てが何もなかった。まり、抗生物質の登場で医学が大転換したということだ。 

新型コロナウイルスも含め、感染症の「完全な克服」は難しいが、ワクチンや抗生物質、抗ウイルス薬といった予防・治療法ができたことで、平均寿命が大きく延びた。また、特に近年は、医師が日々勉強して情報をキャッチアップし続けないとすぐ遅れをとってしまうほど、医療技術が加速度的に進化している。  

病気の種類によっては、5年前になかった薬がいまは使えるようなことが普通に起きていて、例えば、コレステロールが上がるからと、卵は1日2個までだったが、いまでは変わった。

現在では赤チンも消毒にはオキシドールも使わない。怪我をした直後の処置としては、傷口を水道水でしっかり洗い、中の砂や異物を除去することが最も重要で、消毒はもうしない。 手術の場合も、術後の傷の消毒は手術の前だけで、傷を縫った後は原則消毒をしない。

治療の選択肢は1つではなく、同じ病気に対する治療の選択肢はいくつもあり、年齢や病状だけでなく生活環境・家族構成・仕事などさまざまな要素を踏まえて、「総合的に最適な治療」を選ぶ時代だ。  

つまり、家族・親戚が遠方にしかいないひとり暮らしの人が多い時代には、医師と患者とのコミュニケーションが円滑でないと、ベストな治療ができない。 

医師という職業には「コミュニケーションスキル」が必要不可欠だと思う。コミュニケーションとの関連が深い「インフォームドコンセント」という概念も、この20年くらいで認知が広がったのは、医師と患者とのコミュニケーションの大切さが、医療現場で認識されるようになった証しだ。

5日に術後1ヶ月検診に行って、私は初めて会い、手術担当医からほとんで説明がなされぬままに手術が行われたことを、これまた、初めて会った外来担当医に不満をぶちまけてきた。


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