真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

マイケル・ジャクソン

2009年06月30日 | Weblog
マイケル・ジャクソンが亡くなってからというもの、連日連夜マイケルのニュースが放映されている。30年前にエルビス・プレスリーが突然亡くなった時もアメリカ国民は悲しみにくれていたが、その時と同じような光景が映し出されている。

エルビスは白人だったが、マイケルは黒人で歌って踊れる超スーパースターだった。グローバル時代のスーパースターとして世界中で知らない人がいないほどの人気ぶりだった。

マイケルはとても日本びいきで良く日本に来ていたのだが、20年くらい前の12月、たまたま長崎のハウステンボスに行った時、ハウステンボスでニアミスをしたことがある。その夜、長崎のホテルでTVニュースを観ていたらマイケルがハウステンボス内のホテルに泊まっていると放映されていた。

マイケル・ジャクソンが偉大な歌手でダンサーであることは誰もが認めるところだろうが、彼はなぜあれほどまでに肌を白くし、整形手術をしたのだろうか?幼少の頃の彼を知らなかったなら、彼を黒人とは思わない。

80年代のマイケルの活躍が後のタイガー・ウッズやオバマ大統領の出現を可能にしたとメディアが言っていたほど、マイケルが黒人で初めて、世界中に認められた人だったのに。肌が黒いままで活躍することをなぜ彼は拒んだのだろう?

オバマ大統領が選出された時、アメリカのマイノリティーの人たちは新しい夜明けが来たと言って泣いていた人たちもいた。マイケルの存在もそのようであったに違いない。彼はアイデンティティーを、あるいはルーツを何処に求めていたのだろうと考える分からなくなる。

ロンドンでの50の公演のチケットは完売だったらしく、それらが総てキャンセルになってしまい、イギリスに与える経済影響も大きいと新聞に書かれていた。何よりファンの人たちは悲しみで一杯だろう。

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平日の就職活動(2)

2009年06月29日 | Weblog
文部科学省が学生の就職活動と学業との両立を目指して、新しいルールづくりを始めることを決めた。中でも、主に就職活動期間の前半、企業側が採用に直結する「選考活動」ではなく、「広報活動」として学生を集めるイベントについて、授業がある平日の開催を自粛するルールづくりを目指すようだ。

就職活動は大学3年生の夏頃から徐々に始まる訳だが、文科相が言っている企業の広報活動とは、選考活動が本格化する前、3年生向けに開催される夏から冬頃開かれる企業説明会などを指しているようだ。

現在は広報活動については明確なルールがないことを指摘し、適正なルールづくりのため、来月に大学と企業側の話しあいをの場を設ける方針だ。

ルールをつくることはとても良いことなのだが、今インターンシップがとても盛んになっており、インターンシップが企業の広報活動として定着しつつある。つまりインターンシップは企業の認知度向上のためにも重要な手段になっているのだ。

6月中旬に就職情報会社が開催したインターンシップイベントへの学生参加者数は、1万1千にものぼり大盛況だったのだが、これらのイベントに参加しているのは2年生も多く含まれているのだ。実質的には2年生の春頃からインターンシップという名のもとでの、学生の就職活動が始まっており、企業の広報活動が始まっていると観て良いと思う。

企業が提供するインターンシップの中には、「就活ノウハウが学べるインターンシップ」というのがあり、その殆どが1日完結インターンシップなのだ。就職情報会社は、インターンシップの活用は、学生の仕事理解や会社選びの基準形成を推進し、ミスマッチ就職を防ぐ有効な手段であると企業に売り込む。

一方で、学生にはインターンシップを通じて「会社」や「働くこと」に実際接することで、会社選びの基準や自らの志向に対する理解を深めた上で、就職活動を始めることが出来ると説明している。

インターンシップの経験はとても良いことだと信じているが、1日だけのインターンシップはインターンシップ本来の意味や意義とは少し違っているように思えるのだ。





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みっともない気がする

2009年06月28日 | Weblog
「大阪府の橋下徹知事が、自民党の古賀誠選対委員長から次期衆院選で同党から出馬の打診を受けていたことが26日、分かった。古賀氏は23日に宮崎県庁を訪れて、東国原英夫知事にすでに出馬を要請。麻生内閣の支持率が急落するなか、東国原氏と同様に国民的に人気が高い橋下氏を担ぎ出すことで無党派層を獲得し、党への支持回復を狙ったとみられる。」という記事を読んだ。

国民的人気が高い人たちを候補者に入れて、無党派層の票を獲得しようという狙いらしいが、またまた、こんな手法で票を獲得出来ると思っているのだろうか?国民を馬鹿にしているとしか思えない。

また自民側は「東国原氏と同様、橋下氏を入閣させることも検討している」とされており、橋本府知事も出馬の条件に総裁候補だと言ったら自民党はどうするつもりなんだろう?国政を預かっている自民党がこんな古い選挙対策がまだ可能で、票が集められると考えているとしたら、本当にせこいことを考えているんだなと驚く。

経済不況のまっただ中で、私たち国民は政治的関心が深まっているに違いない。私たちの生活を守るために働く政治家先生方の言動や政党の動きに敏感になっていると思う。そう遠くはない選挙に大切な1票を何処に投じようかと、いつもより、より深く考えている時期なのに、こういうニュースは国民の気持ちに水を差すようなものだと思う。

東国原県知事や橋本府知事が政治家として無能だと言っている訳ではなく、打診されたのは、新しいタイプの政治家として、革新的なことをどんどん行う政治家として、話題をさらっているからだと思う。ただ彼らの本当の実力はまだわからない。なぜなら、まだ任期を一期も終了していない人たちだからだ。

橋本府知事は、衆院選の出馬について「府民も国民も僕には期待していない。僕は国会議員に向かないし、能力もない」と否定しているらしいが、目の前ににんじんをぶら下げられると心が動くのが人間だから、注意深く二人の見守る必要がある。


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アフリア支援

2009年06月27日 | Weblog
昨年5月の第4回アフリカ開発会議から1年経過したが、世界経済が悪化する中、支援の拡大が進まないようだ。日本は「成長の加速化」を掲げ、アフリカ開発=貧困対策という固定観念から離れて、対症療法ではなく経済成長で貧困層の底上げを目指す戦略だ。

日本が得意のインフラ整備や農業、貿易投資の分野において支援を振り向け、すでに進めている中国やインドの資源確保のための援助拡大に対抗しようとしているわけなのだが、肝心のアフリカ経済が失速気味になってしまったらしい。

昨年8月から9月にかけて、調査・視察団をアフリカに派遣し、日本企業62社が参加したようなのだが、日本企業が進出に二の足を踏んでいるらしい。

100年に一度の不況のさなか、遠いアフリカに投資どころではないのかもしれない。今週は企業の株主総会が次々と開催されているのだが、TVニュースを観ていると、総会に足を運ぶ株主がとても増えているのだそうだ。自分が投資している会社がどうなっているのかをしっかり監視する必要があると株主も思い始めたからだろう。「もの言う株主」が今後どんどんふていくことは確かだ。

経済評論家の勝間和代さんは今一番の売れっ子で、本を出せば必ずベストセラーになる。その印税の20%を途上国に寄付するChabo(チャリティーブックプログラム)を昨年5月に立ち上げ、集まった2100万円を元手に、アフリカの小学校に井戸三つとトイレを作った。

このように、NPOやNGOで発展途上国を支援している人たちも多いのだが、企業の投資は規模が違う。中長期的視野に立てば、アフリカの資源は魅力的なものだ。ここは企業が頑張るしかない。

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平日の就職活動

2009年06月26日 | Weblog
文部科学大臣が就職活動に新しいルールをつくったらどうかと参議院行政監視委員会で述べた。就職活動がますます早期化、長期化しており、学業に影響が出ていると指摘されているからだ。

少なくとも平日は企業も就職活動の会合をしてはいけないとか、それぐらいのルールを最低限つくってもらいたいと思っていると述べた。実際、3年生の前期から就職活動準備を始め、後期には就職活動が始まる。以前は、就職協定があって、今は日本経団連の倫理憲章のもとで行っているのだが、実際は守られていないのだ。

授業のある日は企業が学生を集めての採用活動をしてはいけないということらしいが、でも土曜日だって授業がある大学もある。さらに、今時の学生でアルバイトをしていない学生を探すのが難しいくらいで、それも週末に集中してアルバイトをしている学生が居ることを考えると、これもなかなか難しい。

最近ではアルバイトをしていない学生を「学生フリーター」と呼ぶのだと最近知ったばかりだが、本当にびっくりする言葉だ。アルバイトをするのが当たり前の学生生活で、アルバイトをしないと成り立たない学生生活なんだと思う。

就職活動にはお金がかかる。リクルートスーツ、鞄、靴などを一式揃え、交通費も相当かかるのだ。就職活動が長引けば長引くほど、心身共に消耗し、かかる金額も増えていくわけだ、そのうち就職活動ローンが出来るのではないかと思うくらいだ。

一方企業も、週末に採用活動をするとなると、人事部などの担当者の負担が相当かかることになる。文科相の提案はとても良いことだけど、仕事量が減る夏休み中から始めるとかの方が具体的だと思うのだ。学生を観ていると気の毒に思う。



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