真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

自分で決めなければ

2024年03月04日 | Weblog
3月に入り卒業式や新社会人となるための時期になった。最近の親子関係は友達のようで、なんでも相談し合える良い関係だと聞く。大学受験にも親が付き添う時代だし、将来を決める就活についての親の意見は絶大だ。大学4年生はもうすぐ卒業だ。

オヤカクとは、採用企業が学生の内定時などに「入社について親の確認を取る」ことを言う。内定通知書を親にも出したり、親向けの内定同意書を作成したりする企業もある。

20年以上前からヴェンチャー企業など良い人材を採用するために、親向けの企業説明会があることは知っていた。今の時代は良い人材を採用できるかどうかは親の影響が大きいということだ。

新卒採用で学生優位の「売り手市場」が続く中、企業側が学生の内定辞退を防ごうと親の意向を確認する「オヤカク」が広がっている。辞退理由に親の反対を挙げる学生が絶えないためで、企業は親子参加の会社説明会を開くなどして、親の不安解消に努めている。

就職情報会社「マイナビ」が、2022年度に就職活動した学生の親を対象に調査したところ、オヤカクを受けた人は48%に上った。2018年度調査では18%だった。複数の内定を得て悩む学生の支持を取り付けようと、親に接触する企業は増えている。
 
就活支援を手がける「ベネッセi―キャリア」の調査では、就職先について「意見を一番重視したい人」は、親(24%)が最多だった。今の親子関係は友人の様に親しいので、身近で自分を見てきた親の助言を大切にするらしいのだ。

親の意見を参考にするのは悪いことではないとは思うが、親の世代が生きてきた時代や親の価値観や、最も違っているのが就活方法だと思う。さらに、近年は多くの優良ベンチャー企業もあるし、小さくても優秀な企業も沢山ある時代だ。

だから、大企業、一部上場企業、有名企業だけに就職先を絞る時代ではないと思う。これから生きていく若者の価値観は違って当たり前だし、就活方法が劇的に変化していることもある。

あくまで参考意見として親の助言を求めるのは良いが、自分で納得して決めなければ、入社後何か問題があった時に、親のせいにする可能性がある。


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