いよいよ31日、今年最後の日だ。誰もが今年はどんな1年だったかと思い巡らす数日でもあったと思う。昭和の頃は、お母さんが一番忙しい時期で、お節料理と家中の大掃除をするときでもあり、子どもたちも母親の命令のもと、せっせとお手伝いをした時期でもある。そんな昭和の姿はもうない。そして、スーパーに言っても、昭和の時代ほどにはお正月用品一色になっているわけでもない。
昭和、平成、令和のお正月がどんどん様替わりしていると思うけど、故郷に帰る習慣はまだ残っているように思う。私は東京生まれ東京育ちなので、東京に住む祖父母をお正月に訪れていた。
さて、おせち料理も日本料理屋さんのおせちを今や買う時代だ。私も毎年買おうかどうか迷う。一人暮らしには多すぎるからだ。
韓国では、特にお金持ちや権力者がよく密会や談合に使うのは、個室のある日本料理屋さんで、日本酒を嗜みながらという、シーンをよく見る。お刺身を韓国ではよく食べる。
韓国では日本料理はもともと高級料理に位置づけられていて、お金持ちの接待=日本食だ。私も10月末の最後の夕食は日本料理屋にご招待され、お刺身、天ぷら、茶碗蒸し、数種類の焼き魚を食べた。皿数が多くて覚えていないほどだ。
以前は、お寿司や天ぷら、日本酒などは贅沢なイメージがあり、日本食は高級料理だったが、今では日本食ブームが続き、とんかつやラーメン、お好み焼きやカレーなど日本の大手チェーンが韓国に上陸し、日本食が身近なものになった。日本のお菓子も人気だ
背景には、韓国の若者が多数訪日していることと、先日も経験したが、東京に唯一出店している大阪のお好み焼き屋さんで韓国の若い女性が一人で食べに来ていたのに遭遇した。若者の往来とSNSで話題になっているのだと思う。
韓国の個室の高級店でコース料理を堪能したのだが、皿数が多くて、食べきれないほどの山盛りの刺身がついてきた。刺身はわさびだけでなく、コチュジャンをつけて食べるらしい。ワサビも日本と違って、緑が濃かった。
韓国は旧正月でお祝いする。今は冬休み中だが、この時期は大挙して韓国からの旅行者が来ているだろうと思う。若者は気軽でお手頃な日本料理を楽しむだろうと思うけど、若者が好きなものというと、とんかつ、ラーメンだ。
韓国のトンカツとラーメンと日本のそれとは全く別物で、日本のトンカツが美味しいのはわかる気がする。日本食を堪能して、お菓子などのお土産もたくさん買って、お金をたくさん落としていってくださ〜い。