帯状疱疹増加のきっかけは皮肉的だ。2014年10月、満1~3歳の子どもを対象に、水ぼうそうワクチンが定期接種化され、水ぼうそうは狙い通り激減した。一方で大人の帯状疱疹の発症率が上昇してしまった。
帯状疱疹への対抗策は予防接種で、50歳以上が接種対象だ。看護師さんの説明では、2種類あるらしく、2回打つものは一回摂取した後に3ヶ月置いて2回目を打つ。
効果は十分認められるらしいが、問題は金額だ。一回が確か2万5千円とか言っていたように思う。5万円は予防接種としては高すぎるな〜と思って一瞬怯んだ。
生ワクチンは、自己負担額は8000~9000円だが、1回接種で済む。 65歳以上の高齢者に3000~5000円程度の助成を行っている市町村もあり、人によっては実質3000~4000円で接種を受けられる。ただし助成は1回のみで、8年後に再び接種が必要になった際は助成なし、という自治体がほとんどだ。
シングリックスは、1回2~2万8000円程度×2回接種で、自己負担は計4~5万円となかなかの高額になる(3000~2万円程度の助成がある自治体も)。だが、圧倒的な有効性と長期効果を考えれば、むしろ堅実な選択とも言えそうだ。
いずれにしても、予防接種を受ける方が良いと言われた。新型コロナ感染やストレスをきっかけに帯状疱疹を発症する人は、これからも出てくる。
私が決めかねているのは、コロナワクチンを打ち、肺炎球菌の予防接種をした後の副作用が大きくて大変だったからだ。さらに3回目のコロナワクチンを7月には打つ予定だし、1ヶ月以上置いて8月に帯状疱疹1回目、さらに3ヶ月置いて2回目ということになる。だとすると今年いっぱいかかるということだ。
ここでさらに帯状疱疹のワクチンを打ったら、どういう副作用があるのかが分からない。帯状疱疹がコロナワクチンの接種と関係しているとは知らなかったが、さて、どうしようかしら。