先日従弟が亡くなった。まだ70歳前半である。叔母(故人 母の妹)の長男である。
戦中・戦後、叔母は子供達を連れて我が家に疎開していた。
子どの時代、従弟たちとは兄弟姉妹のようにして育った。
成人してからはお互い自立して生活し、滅多に会うこともなかった。
特にお互いの両親が故人になってからは、ますます疎遠になってしまった。
今回も、「暑い時であるし、兄弟だけで見送りたいと思うから・・・。」との電話であった。
葬儀に参列はしなかった。今流行りの家族葬であろう。
今からはますます「縁」は薄まるばかりであろう。「親戚」とは何であろうか?
「遠い親戚より、近くの他人」との言葉をよく聞くが、
近くの人や縁を結んだ人との関係を大事にする必要がある。
猪が掘り返した野原に、花の苗らしきものが芽を出したので、刈り取らずに成長を待った。
競争相手もなく、栄養も与えられないのに、大きく株を張り元気に育って花を付けた。
1mぐらいな高さを持つ草であるが、名前は解らない。
この植物を眺める度に力強さを感じる。
この炎天下1滴の水もないのに、青々として枯れる気配はない。
7月入って咲き始めた。