フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

アセビ

2017-03-17 20:27:11 | 日常雑感

 アセビは馬酔木とも書く。動物たちは決して口を付けない。

我が家の近くにたむろしている鹿共も、偉い。

最近は5~6頭の家族で行動している。食料も大量に必要であるから、

口の届く範囲の木の芽は、全部食べる。硬い椿の葉も食べる。

アセビだけは葉も蕾も無傷であるから、花付きが良い。

今、山を賑わしているのは、アセビの花である。

 

野生のあせびにも色々な種類があるらしい。ピンクかかったものと、真っ白いものである。

アセビの花を別名「ホッパチ」と呼ぶ。我が地方の特別な呼び名であろう。

アセビの花は提灯状なっていて、ほっぺたに押し付けるとパチッと音がする。

だから頬に当てるるとパチッ。「ホッパチ」となった。

小学校二年生の時の担任先生のあだ名は、「ホッパチ」であった。

生徒が、行儀が悪かったり間違ったことをすると、頬っぺたにびんたが飛んだからである。

その先生も、とっくに黄泉の国の住人になられた。

 

コメント
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