口を閉じ鼻だけで、深呼吸の要領で呼吸します。 大きく吸って出来るだけゆっくりと長く吐きます。 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 大きく吸って出来るだけ長く吐く呼吸を、ひたすら続けます。
この呼吸法は、肺の動きと下腹にある臍下丹田の動きに反応して、生来、眠っていた丹田を揺り動かします。 また気の通り道である経絡を刺激し、気の通りをよくしていきます。
経絡は神経の腺に沿って流れているといわれ、結果的に神経を刺激し、特に微細な神経細胞がある脳を刺激します。
この長く体の中へ吐く呼吸を、日常的に、ちょっとした時間にも行います。 軽く目を瞑って、大きく息を吸って、ただゆっくりと長く吐く呼吸を、続けるだけでよいのです。
私は当初、事務所で椅子に座りながらも、ちょっと息抜きのときに、目を軽く瞑っては長く吐く呼吸を行っていました。 また電車を待っているときや、電車の中で行っていました。
大切なことは上半身は、どんなときでも頭のてっぺんが、天から引っ張られているような感じで、維持することです。 力を抜きリラックッスすることが大切です。 立っているときも座っているときもです。
息を体の中へ吐く呼吸を続けていると、自分で意識しなくても、自然とそのような呼吸を行ってくるから不思議です。 そうなったらしめたものです。 この呼吸は寝ながらでも行います。 あらゆる場所、時間に行う気持ちが大切なのです。