ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く体の中へ吐く呼吸が神経の腺を刺激する

2014-01-16 06:28:01 | 逆腹式呼吸

 口を閉じ鼻だけで、深呼吸の要領で呼吸します。 大きく吸って出来るだけゆっくりと長く吐きます。 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 大きく吸って出来るだけ長く吐く呼吸を、ひたすら続けます。

 この呼吸法は、肺の動きと下腹にある臍下丹田の動きに反応して、生来、眠っていた丹田を揺り動かします。 また気の通り道である経絡を刺激し、気の通りをよくしていきます。

 経絡は神経の腺に沿って流れているといわれ、結果的に神経を刺激し、特に微細な神経細胞がある脳を刺激します。 

 この長く体の中へ吐く呼吸を、日常的に、ちょっとした時間にも行います。 軽く目を瞑って、大きく息を吸って、ただゆっくりと長く吐く呼吸を、続けるだけでよいのです。

 私は当初、事務所で椅子に座りながらも、ちょっと息抜きのときに、目を軽く瞑っては長く吐く呼吸を行っていました。 また電車を待っているときや、電車の中で行っていました。

 大切なことは上半身は、どんなときでも頭のてっぺんが、天から引っ張られているような感じで、維持することです。 力を抜きリラックッスすることが大切です。 立っているときも座っているときもです。

 息を体の中へ吐く呼吸を続けていると、自分で意識しなくても、自然とそのような呼吸を行ってくるから不思議です。 そうなったらしめたものです。 この呼吸は寝ながらでも行います。 あらゆる場所、時間に行う気持ちが大切なのです。