ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

フタスジハリカメムシ

2011年06月03日 | 沖縄の動物:昆虫-カメムシ・セミ

 逃げない虫

  これまでたくさんの動物の写真を撮っているが、私はこれまでカメラの勉強をしたことは無く、使っていたカメラはアナログもデジタルも全て自動の、いわゆるバカチョンと呼ばれるものであった。今使っているカメラはそんな中では最も上等のもので、いろいろ機能は付いているが、使いこなせていない。いつもオートにしている。
 このカメラはまた、12倍ズームという機能も付いている。これはよく使っている。買う前は、「12倍はすごい、これで遠くのものもじゃんじゃん撮れるぞ。」と思ったのだが、使ってみると、12倍はさほどたいしたものでは無かった。

  動物の写真では、駄洒落では無いが、鳥が撮り辛い。ヒヨドリ、イソヒヨドリ、シロガシラ、キジバトなどは大きいし、割と近づけるのだが、小さな鳥は臆病なものが多いみたいで、近付くことができない。何とかかんとか12倍ズームが威力を発揮して、カメラに収めるのだが、ズームはボケる可能性が高く、失敗写真が多くある。
 小さな虫も撮り辛い。虫はズームでは無く、接写が必要となる。接写はごく近付かなければならない。あまり近付くと逃げてしまう。であるが、カメムシの類は逃げないものが多い。虫の中では撮りやすい虫となっている。今回紹介するフタスジハリカメムシも、ちっとも逃げない虫であった。食われないことに自信があるのかもしれない。カメムシは臭いものが多い。で、食われにくい。本種もきっと臭いのであろう。

 
 フタスジハリカメムシ(二筋針亀虫):半翅目の昆虫
 ヘリカメムシ科 沖縄、石垣、台湾、ビルマ、インドに分布 方言名:不詳
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』に名前の由来があった。「側角が針状に斜め前方へ尖る」ということからハリで、それは写真から確認できる。フタスジは「前胸背八の字状の濁黄色紋があり」とのことだが、私には八の字状がはっきり見えない。もしかしたら、個体によって八の字状が明確なものがあるのかもしれない。
 カメムシは亀虫の他、椿象とも書き、じつはそっちの方が本筋らしい。広辞苑でカメムシ目を引くと椿象目と出てくる。椿という字には「ずっしりと太い」という意があり、象には「かたち」という意がある。ずっしりと太い形ということになる。
 体長は15ミリ内外。成虫の出現は2~11月。寄主はマサキ、ハリツルマサキ。
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』に「庭園や公園、海岸の潅木林に発生する」とある。私は10月と11月に職場の庭で見つけた。
 
 群れ
 
 群れていた樹、マサキでもハリツルマサキでも無く、たぶん、ピタンガ。

 記:ガジ丸 2008.1.26 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行

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