ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オオバナアリアケカズラ

2017年06月20日 | 沖縄の草木:蔓蔦

 アパートの駐車場とアパート1階の庭との間にはフェンスが設けられている。駐車場からアパートへの出入口を挟んでフェンスは2枚に別れており、そのうち北側のフェンスにはニンニクカズラが絡み付いていて、これは時々私が剪定している。南側の、大家が車を停めている辺りのフェンスに絡み付いているのはオオバナアリアケカズラという蔓植物。これは植えてからまだ3年しか経っていないが、その割にはこんもりと茂って、たくさんの花を咲かせる。ニンニクカズラとは違って、私の車の駐車に邪魔になることは無いので、私の管理の範囲外にある。
 大家はきれいな花が咲くから良かれと思って植えたのだろうが、フェンスの駐車場側だけでなく、反対側の、アパートの1階の住人の庭側にも蔓が突き出して、こんもり茂っている。見た目に鬱陶しい。1階の住人の家庭菜園がフェンスの傍にある。そこに植えられた作物の成長の妨げにもなっている。1階の住人もうるさいと感じたのだろう。この夏、せっせと刈り込んでいた。今は、少なくとも建物側から見ればいくらかすっきりした形の生垣になっている。
 オオバナアリアケカズラは、那覇空港から旭橋へ向かう道路の植栽帯にブーゲンビリアなどと並んで植えられていた。(今もあるかどうかは確認していない)その鮮やかな黄色は南国の色、亜熱帯の島、沖縄へ来たんだという気分を観光客に味わわせるに十分役立っているのだろう。
 
 オオバナアリアケカズラ(大花有明蔓):生垣・フェンス・パーゴラ
 キョウチクトウ科の常緑蔓植物 分布は熱帯アメリカ 方言名:無し
 属名のアラマンダという名前で知られている。オオバナアリアケカズラはその名の通り花が大きい。アラマンダ属には他に、大花でないアリアケカズラ、花の小さいヒメアリアケカズラ、葉の小さいコバノアリアケカズラ、紫色の花をつけるムラサキアリアケカズラなどがある。
 黄色い大輪の花を多く咲かすので、その鮮やかさが目立つ。低木の街路樹としても利用されているが、住宅地を歩くと民家の塀沿い、フェンスに絡ませたりして生垣とされているのをよく見る。花期は4月から11月と長く、熱帯地方では周年咲いているらしい。

 
 アリアケカズラ(有明蔓):生垣・フェンス・パーゴラ
 キョウチクトウ科の常緑蔓植物 原産分布は熱帯アメリカ 方言名:無し
 花の直径は7センチ前後、オオバナアリアケカズラは9センチ前後ある。葉も小さい。民家の庭や公園ではオオバナアリアケカズラの方を多く見かけるが、オオバナアリアケカズラは園芸品種で、基本種はこのアリアケカズラであると文献にある。開花期は同じく4月から11月。
 
 記:島乃ガジ丸 2004.12.3 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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