ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オウゴンカズラ

2017年06月20日 | 沖縄の草木:蔓蔦

 職場の建物は、数年前までは2階建てのプレハブ造り、プレハブも今は立派なものが多くあるが、職場のものは建築現場で臨時に使用するような簡便な造りのもの。しかも、それが築35年ばかりになって、ボロボロの状態であった。
 2階が事務所で、社長室、応接室のある部屋と事務室、設計室のある部屋とで半分に区切られていた。事務室、設計室のある部屋の東側の窓は1間幅の高窓で、ここは何年も前から開かずの窓となっていた。開けるとガラス戸が窓枠から落ちてしまうのであった。
 ガラス窓を開けない、・・・じゃない、開けられない理由は他にもあった。地植えのオウゴンカズラが2階まで伸びて、その窓の周囲を覆っていたからだ。オウゴンカズラは枝の節々から気根を出し、壁に吸着する。壁は石積みやブロック塀などだけでなく、プレハブの木板にも吸着する。職場のオウゴンカズラは木板の壁に吸着しつつ伸びて、窓枠にもしっかりとくっついていた。力を入れれば窓を開けられないことは無い。が、オウゴンカズラの根を引き千切るほどの力を入れると、窓ガラスは勢い良く落ちてしまうのであった。
 オウゴンカズラといっても何のことか判らない人も多いだろう。一般にはポトスという名で知られている。観葉植物としてはごくポピュラーな植物。葉の色形がきれいで人気がある。暖かい沖縄では地植えもできる。花壇内で這っている分には構わないが、地植えにして放っておくと、手に負えないほどに大きく広がる。鉢物の葉は小学生の手の平くらいでカワイイものだが、地植えで大きくなったポトスは、その葉も大きくし、長さ40cmほどにもなる。いかにも熱帯のジャングルの植物なのである。
 
 オウゴンカズラ(黄金葛):鉢物・花壇
 サトイモ科の蔓性多年生草本 原産分布はソロモン群島 方言名:無し
 明るい緑の葉に黄色の班が多くあるのでオウゴンカズラという和名となっているが、英語名で Golden Pothosといい、そのポトスという名前が有名。園芸店では吊鉢として葉を垂らした形のもの、あるいは、ヘゴ棒に絡みつかせた形のものがよく売られている。
 蔓には気根が発生し、壁にくっついて成長する。地植えにすると蔓がどんどん伸びて、葉も大きくなる。大きくなった葉にはモンステラのように切れ込みや穴ができる。そうなると可愛げが無いので、花壇に植えた場合はこまめな剪定管理を要する。
 
 地植え

 記:2005.4.28 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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