ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

カニステルとサポジラ

2011年03月21日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 初体験の果物2種

 一ヶ月ほど前に、同僚からタンカンを貰った。産地の本部町(もとぶちょう)から買ってきたもの。その数日後の土曜日には模合(もあい:沖縄独特の飲み会)があって、その席で友人のMからカニステル(クダモノタマゴ)を貰った。職場の庭に生っていたものをもいできたらしい。翌日の日曜日には知人のNさんを訪ねる機会があり、たまたまそこの庭にサポジラの実がいくつも生っていて、それを3個ばかり頂いた。
 私のこれまでの人生でタンカンはもう何百個と食っているだろう。よって、タンカンの色も形も、その味もよく承知している。このHPでもタンカンは既に紹介済みである。しかし、残りの2種、カニステルとサポジラの味は未体験であった。

 模合の席に大きなカニステルの果実を3個持ってきたMは、「せっかくだから、みんなにも味見させよう」と言う。私が触った感じでは、カニステルは3個とも硬く、食うにはまだ早いのではないかと思われたが、1個を切る。匂いはあまりしない。熟していないということだ。そして、やはり硬い。とても食えそうには無かった。また、カニステルの果実の汁は透明であったが、非常に粘着力があり、ボンドみたいであった。
  知人のNさん宅にあったサポジラの果実は小さかった。近所の民家の庭のものに比べると2回りほど小さい。枝から引きちぎった果実を左手に握った。その数秒後、左手が濡れているのに気付く。握った指の隙間から白い液体がだらだらと垂れ流れていた。そのまま流し台へ向かう。手を広げる。5本の指はゆっくりと開く。サポジラの果汁にも非常に強い粘着力があったのだ。石鹸でも落ちなくて、しばらく、指と指の間が離れなかった。
 粘着力の強い果汁を含んだカニステルとサポジラ、これらを食うと口の中がくっつかないか、胃は大丈夫か、腸は大丈夫か、などと不安にも思ったが、2週間後、どちらも十分に熟して、柔らかくなったところで、トライする。
      
  カニステルは蒸したカボチャを甘くしたような味で、蒸したカボチャを裏ごしし、練ったような食感。匂いはそう強く無い。喩えるものが見つからないが、かすかに豆腐の匂いがした。甘味は十分、果肉はクリーミー。美味しいと言える物であった。ただ、とても甘い、ちょっと固めの金団を食っているみたいで、1個の半分も食うと食傷した。
 サポジラは水分の無いナシのような食感。クイックルワイパーのゴムの部分が古くなったのを指で押しつぶすとボロボロになるが、そんな感じ。味はほとんどしない。匂いは少しあるが、これも例えるものが見つからない。サポジラは美味しくない。ただし、文献には美味しいと書いてあったので、品種の違いなのであろう。
 結果、初体験の果物2種は、私を幸せな気分にはしてくれなかった。
      
 →記事(植物としてのクダモノタマゴ) →記事(植物としてのサポジラ)

 記:ガジ丸 2006.3.28 →沖縄の飲食目次

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