ガジ丸が想う沖縄

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玄米

2011年03月21日 | 飲食:食べ物(材料)

 フツーに開かない玄米

 江戸時代に入ってから脚気という病気が増えた。それは、その時代から白米を食う習慣になったからである。脚気はビタミンB1の欠乏による病気。玄米には人が必要とする量のビタミンB1が含まれているが、白米はその栄養分を削ってしまったからである。
 という話を友人Hに聞いてから、私は玄米食にしている。始めて3年ほどになる。気功の師匠でもある友人Sに粗食、小食を勧められて、玄米食とほとんど同じ時期からそうしている。それで、私の健康がどうなのかは、今のところまだ不明だが、コツコツとしたこの努力がいつかきっと実るに違いない。10年後を楽しみとしている。

  私が使っている玄米は、某生協の「フツーに炊ける玄米」という銘柄。普通に炊けて、美味いのであるが、それには一つ不思議な事がある。「フツーに炊ける玄米」の1袋には140グラム入り(飯碗2杯分)の小袋が4つ入っている。不思議なのは、小袋が4つ入っている大きな袋の方。小袋は切り口が横に向いていて、左手で下部を持ち、上部を持った右手を横に引くと袋は横に切れていく。当たり前のことだ。ところが、大きい方の袋は、同じように切り口は横に向いているのだが、横に引いても、袋は縦に切れる。何度やっても同じ。予想しないことなので、最初の頃は小袋をしょっちゅう床に落としていた。
 大袋も小袋もプラスチック(ビニールでは無く、プラスチックが正確)でできている。そのプラスチックにも、どうやら繊維の向きがあるようなのである。「フツーに炊ける玄米」の生産者がどういう意図で持って、縦に繊維の走っている袋を横に切るよう指示しているのかは知らないが、「フツーに開かない玄米」と注意書きが欲しいものである。

 「フツーに炊ける玄米」を私は4日で1袋使う。1日1合というわけである。納豆と漬物、味噌汁、目刺などを添え、デザートに果物を摂る。粗食、小食に違いあるまい。私に粗食、小食を勧めたSが、私と同程度に粗食、小食なのかは確認していないが、少なくとも、玄米食を勧めたHは、ずっと白米食のままである。10年後が楽しみだぜ。

 玄米:籾殻を除いただけで、精白してない米。(広辞苑) 
 

 記:ガジ丸 2006.4.20 →沖縄の飲食目次