ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オキナワハンミョウ/ハンミョウ

2011年07月23日 | 沖縄の動物:昆虫-甲虫目

 まだらのネコ?

 ハンミョウは別名ミチシルベとかミチオシエとか言う。「近づくと、道路に沿って人の行く先へ飛ぶ。」(広辞苑)ことからそう言うのだが、そういったことを全く知らなかった3年前の春(2006年5月)、四国の旅の松山で、私は初めてハンミョウ(その時はもちろん正体を知らない)に出会い、まさにその通りの体験をした。
  近付くと逃げる、が、そう遠くへは行かない。で、また近付く、するとまた、ちょっと離れた所に逃げる。そこで私は忍術を使う。気配を消すのである。そうして近付く。私の忍術はなかなか効果があるようで、すぐ傍まで近付くことができた。
 そのような面白い行動をする昆虫、見た目も特異なので後日調べてすぐに判明した。ハンミョウ。そして、沖縄にはオキナワハンミョウという亜種が存在することも知った。会いたいと思った。しかし、私の住む近辺にはいないようで、3年余が過ぎた。

 先日、ヤンバル(沖縄島北部の通称)の源河川へ行く機会があった。車を停めて、河原へ下りたとたんに見つけた。私は老眼でありながら軽い近眼(0.5くらい)でもあるので、はっきりとは見えないが、「ハンミョウだ」と判った。何匹もいた。河原なので「近づくと、道路に沿って人の行く先へ飛ぶ。」という行動はしないが、座ってじっとしていると戻ってきた。カメラを覗いてズームする。確かにハンミョウであった。

 
 オキナワハンミョウ(沖縄斑猫):甲虫目の昆虫
 ハンミョウ科 本州以南、種子島、沖縄島、朝鮮、中国などに分布 方言名:不詳
 ハンミョウは広辞苑にあり、「コウチュウ目ハンミョウ科の甲虫の総称。また、その一種。」とのことで、斑猫という字が充てられている。斑猫、猫のような模様ということだろうか?だとしたら、どの種の猫を指しているのだろうか?興味はあるが、名前の由来についての資料が無く、詳細は不明。本種は沖縄産亜種であることからオキナワがつく。沖縄産も含めて、「山道に多く、近づくと、道路に沿って人の行く先へ飛ぶ。」(広辞苑)ことからミチシルベ、ミチオシエなどの別称がある。
 体長18~20ミリ、成虫の出現は4月から12月。沖縄で最も普通に見られるハンミョウで、倭国産ハンミョウとは亜種関係にある。幼虫成虫共に昆虫などを捕食する肉食とのこと。「幼虫は地面に縦穴を掘り、そこに近づく昆虫や小動物に噛み付き、引きずり込んで食べる。」とのことだが、何だか恐ろしげである。

 
 ハンミョウ(斑猫):甲虫目の昆虫
 ハンミョウ科 本州以南、種子島、沖縄島、朝鮮、中国などに分布 方言名:不詳
 ハンミョウは、「コウチュウ目ハンミョウ科の甲虫の総称。また、その一種。」(広辞苑)で、「その一種」のことをナミハンミョウとも言う。
 体長20ミリ内外。成虫の出現は4月から10月。

 記:ガジ丸 2009.8.20 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『日本の甲虫』(株)北隆館発行

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« タイワンカブトムシ | トップ | タケトラカミキリ/ヨツスジ... »

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。