ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

エーグヮーマース煮

2011年03月21日 | 沖縄の飲食:食べ物(料理)

 マース煮が一番

 若い頃バイトしていた職場に、釣大好きの先輩が数人いた。彼らは朝早く起きて、出勤前に釣をしてくることもたびたびあった。十分の釣果があった日の夕方からは、その魚を肴に宴会となることも珍しくなかった。彼らが釣ってくる魚は護岸から釣れるチヌ、カーエー、エーグヮーなどが多く、釣った本人たちが捌いて、概ね刺身で食した。
 その時、エーグヮーの刺身を、確かに私も食べていると思うが、どんな味だったかさっぱり覚えていない。その後、飲み屋さんなどでエーグヮーを何度も食べているが、飲み屋さんで出されるエーグヮーの料理は、そのほとんどがエーグヮーマース煮である。というわけで、記憶にある限りでは、この魚はこの料理でしか、私は味を知らない。おそらく多くのウチナーンチュにとって、「エーグヮー」と言えば「マース煮」なのだと思う。

 先月、養秀会(首里高校の同窓会)が主催する「宮良長包メロディー・・・」コンサートがあった。そのチケットを1枚余分に持っていたので友人のTを誘った。コンサートは唱歌の演奏が中心だったので、唱歌にはあまり興味の無い私は少し退屈し、あと2、3曲残した時点で、Tと共に会場を出、そのまま近くの居酒屋へ飲みに行く。
  互いの近況の話をしつつ、その時、酒の肴に私が選んだウチナームン(沖縄物)はエーグヮーのマース煮。エーグヮーとは、和語で言うとシモフリアイゴのこと。マースとは塩のこと。したがって、エーグヮーマース煮はシモフリアイゴの塩煮ということになる。この魚、多少臭いのだが、マース煮ではその匂いもいくぶん残るのだが、しかしながら、マース煮でその本領を発揮するらしく、食べると美味い。
 出てきたエーグヮーマース煮をすぐに写真に撮る。動物としてのエーグヮーを紹介している「アイゴ」でもこの写真を使った。私自身、釣へは滅多に行かず、身近に釣好きの人も今はいないので、生のエーグヮーを見る機会はほとんど無いのである。 
 

 記:ガジ丸 2006.4.16 →沖縄の飲食目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« カイエンナット | トップ | スクガラス »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。