ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

強力な暖房器具

2007年05月11日 | 通信-社会・生活

 今年(2005年)も沖縄は暖冬で、部屋の中ではパンツ姿だ、という内容の別項「トタン屋根の上の太鼓叩き」を書いたのは1月29日。確かに、その日の前後は暖かくて、散歩に出ると、少し汗が滲むほどであった。その暖かさは31日まで続いた。
 ところが、南国沖縄も突然、この2月1日から寒くなった。全国的に寒くて九州四国でも雪が降ったらしいが、のんきな私もまた、今季初の冬の動きをいくつかやった。

 部屋には5箇所の窓がある。その5箇所の窓全てを冬でもほんの少し開けている。タバコ吸うので換気の意味もあるが、基本的に外の空気を私は好んでいる。それらの窓の隙間を今期初めて、全て閉じた。夏場は38度、春秋には39度に設定してあるシャワーの温度を、これもまた今期初の40度に上げた。羽毛掛布団1枚の寝具にタオルケット(毛布を掛けるにはまだまだ)を加えた。そして、焼け石に水でしかない小さな温風ヒーター以外の暖房器具、私の部屋にある最も効果のある暖房器具を、今期初めて使用した。
 窓の隙間を全て閉じても、築40年になろうかというアパートの古いサッシなので、目張りしない限り隙間風は入る。ビュービューとは入らないが、ジワジワとは入ってくる。だから、室内の気温は外とあまり変りが無い。「うーーー、さぶっ」と口にしながら夜の数時間を過ごす。我慢は十分にできる。なぜなら、その後には春のような暖かい眠りが待っているからだ。最も効果のある暖房器具、それは、布団乾燥機。
 寝る前の1時間ほども布団乾燥機をかけておくと、敷布団も掛け布団もすごく暖かい。冷えた体をその中に潜り込ませると、思わず笑いが出るほど、ついでに涎(よだれ)が出るほど気持ち良い。「うーーー、さぶっ」と口にしながら旨い酒を飲み、美味い肴を食い、ほろ酔い気分になったところで暖かい布団。寒い冬にはそんな幸せが、私にはある。
 2月1日からの寒さは、2日間、一昨日で終わった。昨日、シャワーの温度は39度に戻り、窓は少しずつ開けられ、タオルケットはベッドの傍に丸められた。全国的には寒さが続いていて、雪国の人は大変な思いをしているようだが、冬来たりなば春遠からじ、などとも言う。ぬるま湯に浸かった状態の沖縄からだが、新潟の人、頑張ってね。

 記:2005.2.4 ガジ丸