ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オオメダイチドリ

2011年04月11日 | 沖縄の動物:鳥

 風情の無い浜千鳥

 オジサンと呼ばれる歳になって、酒に弱くなって、うっかり深酒をしてしまうと、飲んだ場所から家に帰るまでの記憶が無いということが多くなった。ただ、記憶が全く消えるということでは無い。ところどころは覚えている。例えば、バスを降りて、バス停から家に帰るまでの徒歩、それは概ね覚えている。家のドアを開ける辺りから記憶が消える。歯は磨いたか、顔は洗ったか、どうやって服を脱いだか、などは覚えていない。
  酔っていても歩いている間の記憶が残っているのは、何とか無事に家に着きたいという防衛本能が働いているからではないかと思う。「頑張れ!俺」などと自らを叱咤激励している時もある。「頑張れ!俺」と言い続けないと倒れてしまいそうな時もある。オジサンと呼ばれる歳になって、深酒すると、私はひどく千鳥足になっていて、危ないのだ。

 さて、チドリというと、その千鳥足が先ず連想されるが、その次に頭に浮かぶものは琉球?民謡の『浜千鳥節』。数多くある民謡の中でも馴染み深い唄である。
 『浜千鳥節』は舞踊曲として知られる。雑踊りの代表的なものの一つ。歌詞の一節、チジュヤ ハマウティ チュイチュイナはよく覚えていて、歌うことも出来る。
 チュイチュイはチドリの鳴き声だと思っていたが、しかし、チドリを調べた結果、チュイチュイと鳴くチドリの類はいない。今回紹介するオオメダイチドリはグリリ、グリリと鳴くらしい。うー、風情がないですな、やはりチュイチュイがいいですな。

 
 オオメダイチドリ(大目大千鳥)
 チドリ目チドリ科の旅鳥 方言名:チヅイ(チドリの総称)
 メダイチドリという種がいて、メダイの由来は、文献に説明はないが、目が大きいからであろう。写真を見ると確かに大きい。オオメダイチドリはさらに目が大きいので、ということでは無く、メダイチドリより体が一回り大きいことからオオ(大)と付くと思われる。全長、メダイチドリは19センチ内外、本種は21センチ内外。
 『沖縄の野鳥』に、メダイチドリは「各地で普通に見られる」とあったが、私が吉の浦海岸で見たのは2度ともオオメダイチドリで、メダイチドリにはまだお目にかかっていない。同書によると、オオメダイチドリの方が、嘴と足が長いとのこと。
 生息場所は「河口や海岸の干潟など」とあり、私は砂浜の波打ち際で見ている。また、「干潟への依存性が高く、カニ類を好んで捕食する。」とあり、波打ち際でカニを探していたのかもしれない。鳴き声はグリリ、グリリらしいが、私はまだ聞いていない。
 本土では旅鳥とのことだが、沖縄では一部越冬し、8月から5月に見られる。

 記:ガジ丸 2010.1.8 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野鳥』沖縄野鳥研究会編、(株)新報出版発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行

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