ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

マダラバッタ/マダラコオロギ

2011年06月25日 | 沖縄の動物:昆虫-直翅目(バッタ他)

 マダラ同士

 アパートの駐車場の土面は、土面という名の通りの土の面である。おそらく、少なくとも30年以上、駐車場として利用されてきているので、その間、車のタイヤで締め固められて、今ではごく固い土の面となっている。しかし、固くなった土の面といっても、土はしょせん土なので、雑草が蔓延る。雑草はやはり逞しいのである。
  その雑草を私は、少なくとも私が利用する範囲の部分は年に3、4回くらい刈り取っている。沖縄は亜熱帯という温暖な気候で、雑草にとっては生育しやすい気候である。だから、年に3、4回という回数は、じつは少ないのである。夏場などは、二ヶ月放っておくと膝丈までに草は伸びている。伸びた草を根際から刈り取っても、夏場は一週間で数センチの高さにまで伸びる。さすが、雑草は逞しいのである。
 そんな環境にあるので、アパートの駐車場、及び庭、畑も含めて、そこにはたくさんの昆虫が生息している。命に満ち溢れた場所、・・・私は好きである。

  庭から駐車場の草を踏みながら車まで行く、コンクリートの階段を下りて車まではずっと土の面、ずっと雑草が蔓延っている面、そこは、特に夏場(4~11月)、たくさんの虫が飛び交う。中でも最も多くて目立つのが今回紹介するマダラバッタである。
 今回紹介するもう一種、マダラコオロギは、名前はマダラバッタと、いわばマダラ同士であるが、これはアパートや職場の近辺でお目にかかることは無い。マダラコオロギは私と好みが一緒で、都会よりは自然豊かな田舎が好きなのかもしれない
 マダラバッタとマダラコオロギ、この2つ、科はそれぞれバッタ科、マツムシ科と異なるが、その上のバッタ目バッタ上科までは一緒。見た目ははっきり違う。

 
 マダラバッタ(斑飛蝗):直翅目の昆虫
 バッタ科 本州以南、琉球列島、台湾、東南アジア、他に分布 方言名:シェー
 バッタは、「バッタ目バッタ上科に属する昆虫の総称」(広辞苑)で、本種は淡褐色に黒褐色や緑色の斑紋があるのでマダラとつく。赤色を帯びる個体もあるとのこと。
 平地の草地で普通に見られるバッタ。バッタと名のつくものの仲間では、私の住むアパートの庭、職場の庭などで最も多く目にする。
 本種に限らずバッタの仲間は、後肢が発達していて、それを使い大きくジャンプする。ジャンプして、翅を使い、バタバタと飛ぶこともできる。空が隠れるほどに大量に飛来して、農作物の害虫となるものもいるが、本種がそうであるかどうかは不詳。
 体長30ミリ内外。成虫の出現は周年。
 
 斜めから

 
 マダラコオロギ(斑蟋蟀):直翅目の昆虫
 マツムシ科 琉球列島、東南アジア、オーストラリア、他に分布 方言名:シェー
 名前はコオロギとつくが、コオロギはコオロギ科で、本種はマツムシ科。見た目がコオロギに似ているということであろう。翅に黄色と褐色の斑紋があるのでマダラとつく。別名をキマダラヒバリとも言うが、黄色いマダラ模様のあるヒバリということ。ここで言うヒバリは鳥の雲雀ではなく、クサヒバリやヤマトヒバリのヒバリ。
 体長は雄30ミリ内外、雌34ミリ内外。成虫の出現は7月から12月。声はジッ、ジッと地味。ヤンバルの林内でよく見かけられる。
 なお、クサヒバリ(草雲雀)は沖縄に生息し、たぶん、私の身の周りにもいて、その声は聞いていると思われるが、小さい(7~8ミリ)こともあって、未発見。ヤマトヒバリも同じく沖縄に生息し、身の周りにいると思われるが、これも小さく(6~7ミリ)て未発見。クサヒバリもヤマトヒバリも同じクサヒバリ科。

 記:ガジ丸 2007.3.25 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行

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