Latin for Beginners_2154

【本文】
 457. The infinitive is used:
 I. As in English.
 a. As subject or predicate nominative (§216).

【訳文】
 457. 不定法は以下のように用いられる。
 I. 英語と同様の用法
 a. 主語として又は述語となる主格としての用法(§216 参照)

【コメント】
 §216 は、Latin for Beginners_734 以下を御参照ください。

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Latin for Beginners_2153

【本文】
 456. The gerundive is a verbal adjective and must be used instead of gerund + object, excepting in the genitive and in the ablative without a preposition. Even in these instances the gerundive construction is more usual (§406.2).

【語句】
instance:場合
usual:普通の、通例の

【訳文】
 456. 動形容詞は動詞から派生した形容詞であり、属格及び前置詞を伴わない奪格の場合を除いて、“動名詞 + 目的語”の代わりに用いなければならない。これらの場合〔= 属格及び前置詞を伴わない奪格の場合〕においても、動形容詞の構文の方がより普通である(§406.2 参照)。

【コメント】
 §406.2 は Latin for Beginners_1856 を御参照ください。

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Latin for Beginners_2152

【本文】
The constructions of these cases are in general the same as those of other nouns (§§402, 406.1).

【訳文】
これらの格の構文は一般には他の名詞のそれら〔= 構文〕と同じである(§§402, 406.1 参照)。

【コメント】
 §402 は、Latin for Beginners_1832 以下を御参照ください。また、§406.1 は Latin for Beginners_1855 を御参照ください。

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Latin for Beginners_2151

【本文】
LESSON LXXIX

REVIEW OF THE GERUND AND GERUNDIVE, THE INFINITIVE, AND THE SUBJUNCTIVE

 455. The gerund is a verbal noun and is used only in the genitive, dative, accusative, and ablative singular.

【語句】
verbal:動詞の、動詞から派生した

【訳文】
第79課

動名詞と動形容詞、不定法及び接続法の復習

 455. 動名詞は動詞から派生した名詞で、属格、与格、対格及び奪格の単数形でのみ用いられる。

【コメント】
 今回から、いよいよ最後の課の学習に入ります。

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Latin for Beginners_2150

【本文】
8. (4)After this battle was finished peace was made by all the Gauls.

(4) Ablative absolute.

【訳文】
8. この戦闘が終わった後(4)全てのガリア人たちによって平和がもたらされた。

(4) 絶対的奪格。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

8. Hōc proeliō cōnfectō pāx ab omnibus Gallīs facta est.
(解説)
 「終える」は cōnficiō を用いてみました(Latin for Beginners_1708, 1724 参照)。
 「~した後、」は、注(4)にあるように“絶対的奪格”を用いて Hōc proeliō cōnfectō と表してみました。戦闘が終わったのは平和になるよりも前のことなので、動詞は完了受動分詞 cōnfectus を用いました(Latin for Beginners_1684, 1691, 1693 参照)。
 「ガリア人たちによって」は“行為者の奪格”を用いて表しました(Latin for Beginners_585, 586 参照)。

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Latin for Beginners_2149

【本文】
7. I fear that you cannot protect(3) yourself from these enemies.

(3) dēfendere.

【語句】
protect:守る、保護する

【訳文】
7. 私は、あなたがこれらの敵から自分の身を守る(3)ことができないのではないかと恐れる。

(3) dēfendere.

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

7. Timeō ut ab hīs hostibus tē dēfendere possīs.
(解説)
 「~する/しないのではないかと恐れる」は“恐れの動詞”の表現ですので、timeō + ut / nē +接続法により表してみました。ここでは、「~しない(-)のではない(-)かと」となっており、“-”ד-”=“+”ですので、接続詞は ut を用いてみました(Latin for Beginners_1599, 1601, 1605 参照)。
 「恐れる」は、timeō の代わりに、形式所相動詞 vereor を用いてもよいかと思われます(Latin for Beginners_1602, 1606 参照)。
 「~できる」は possum ですが、ut 節中ですので、接続法2人称単数現在形 possīs を用いました(Latin for Beginners_1595 参照)。
 「守る」は、注(3)にあるように dēfendō を用いました。「~から」はこれまでに文例が出てきていませんが、ab +奪格で表してみましたが如何でしょうか。
 「自分の身を」は「あなた自身」のことを指していますので、2人称単数の再帰代名詞(= 人称代名詞)の対格 を用いました(Latin for Beginners_1060 参照)。

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Latin for Beginners_2148

【本文】
6. At midnight the general set out from the camp with three legions.

【語句】
midnight:真夜中
set out:出発する

【訳文】
6. 真夜中に将軍は3個軍団を率いて陣営から出発した。

【コメント】
 general が単数形なのに動詞 set に -s が付いていませんので、この set は過去形です。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6. Mediā nocte imperātor ex castrīs cum tribus legiōnibus profectus est.
(解説)
 「真夜中」は、これまで学習した語句には出てきていませんが、「夜の真ん中」と解して、media nox で表してみました。本書巻末の英ラの単語集にもそのように出ています。ここでは奪格形にして、時の奪格として用いました。
 with は「~を率いて」と訳してみましたが、これは cum を伴う随伴の奪格で表しました(Latin for Beginners_354, 359 参照)。
 「3個」は、trēs, tria の奪格女性形 tribus で表しました(Latin for Beginners_1375 参照)。
 「出発した」は、形式所相動詞 proficīscor の直説法3人称単数完了形(男性形)profectus est を用いました。

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Latin for Beginners_2147

【本文】
5. In summer Caesar carried on war in Gaul, in winter he returned to Italy.

【語句】
carry on:行う、続ける、進める、営む

【訳文】
5. 夏にはカエサルはガリアで戦争を遂行し、冬には彼はイタリアに戻った。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. Aestāte Caesar in Galliā bellum gessit, hieme ad Italiam revertit.
(解説)
 「夏に」、「冬に」は、“時の奪格”を用いて、それぞれ、aestās の単数奪格 aestāte、hiems の単数奪格 hieme で表してみました(Latin for Beginners_1023, 1029 参照)。
 「戦争を遂行する」は、bellum gerō で表してみました(Latin for Beginners_732, 747, 1417 等参照)。gerō の直説法能動相3人称単数完了形は gessit です。
 「~に戻る」は、ad +対格 revertorで表してみました(Latin for Beginners_1663 参照)。形式所相動詞 revertor は、完了時制では通常の動詞と同様に活用しますので、revertit としました(語彙の revertor の項参照)。
 この他、「~に戻る」はad 又は in +対格 redeōで表すこともできると思われます(Latin for Beginners_1895 参照)。redeō は不規則動詞 eō(行く)の複合語ですので、その直接法能動相3人称単数完了形は rediit となります(Latin for Beginners_1888 参照)。

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Latin for Beginners_2146

【本文】
4. This road is (2)ten miles shorter than that.

(2) Latin, by ten thousands of paces.

【語句】
pace:歩、歩幅

【訳文】
4. この道はあれよりも(2)10マイル短い。

(2) ラテン語では「10000パッススの差で」

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Haec via est decem mīlibus passuum brevior quam illa.
(解説)
 「10マイル」は、1ローマ・マイルが1000パッススです(語彙passus の項参照)ので、10000パッススになります。「1000パッスス」の複数形は、passus の部分属格を用いて mīlia passuum と表されます(Latin for Beginners_1425, 1454, 1663 参照)ので、10マイルは decem mīlia passuum と表しました。
 ここの「10マイル」は、注(2)にあるように、比較級とともに用いられて差異の程度を表していますので、mīlia を奪格(差異の程度の奪格)にしました。mīlia の格変化については Latin for Beginners_1375 を御参照願います。
 「あれよりも」は、quam を用いて quam illa と表してみました。illa は、単数形の女性名詞 via(道)が省略されたものとみて単数女性形にするとともに、主語と比較されていますので主格にしました。また、これは“比較級を伴う奪格”で表して illā とすることもできると思われます。

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Latin for Beginners_2145

【本文】
3. This tribe is much braver than the rest.

【語句】
tribe:部族

【訳文】
3. この部族はその他の部族よりもずっと勇敢だ。

【コメント】
 the rest は「残り」といった意味ですが、ここでは「(this tribe 以外の)その他(の部族)」の意味に解してみました。

 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Haec gēns est multō fortior reliquīs.
(解説)
 much は「ずっと、はるかに」の意味で、比較級 braver とともに用いられて差異の程度を表していますので、ラテン語訳では“差異の程度の奪格”multō(はるかに)を用いてみました(Latin for Beginners_1301, 1303 参照)。
 「勇敢だ」の比較級は fortior です(Latin for Beginners_1211 参照)。
 「その他、残り」は、reliquus,-a,-um の複数形を用いてみました。女性名詞 gentēs(部族)が省略されているものと解すれば、女性形 reliquae となるでしょうか。また、単に複数名詞と解すれば、男性名詞 reliquī 又は中性名詞 reliqua とみることもできるでしょうか(語彙の reliquus の項参照)。
 「その他の部族よりも」は、“比較級を伴う奪格”の構文により reliquīs と表してみました(Latin for Beginners_1244 参照)。reliquus の複数奪格は3性ともに reliquīs で同じ語形です(Latin for Beginners_295 参照)。また、これは quam を用いれば、quam reliquae (gentēs) 又は quam reliquī 若しくは quam reliqua と表されるものと思われます。

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Latin for Beginners_2144

【本文】
2. All the Gauls differ from each other in laws.

【語句】
differ:異なる、違う(from ~:~と)

【訳文】
2. すべてのガリア人は、法において互いに異なっている。

【新出ラテン語句】
differō

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. Omnēs Gallī lēgibus inter sē differunt.
(解説)
 「互いに異なっている」を意味する表現はこれまでの学習では出てきていませんが、語彙によれば、不規則動詞 ferō の複合語 differō を用いて、differre inter sē で表されるようですので、この表現を用いてみました。ferō の活用形については Latin for Beginners_1949 を御参照ください。
 「法において」は「法の点では」の意味と解されますので、“指定の奪格”を用いて、lēgibus と表してみました(Latin for Beginners_1811, 1812 参照)。

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Latin for Beginners_2143

【本文】
II.
1. The lieutenant after having seized the mountain restrained his (men) from battle.

【語句】
lieutenant:副官
seize:つかむ、奪い取る
restrain:抑える、制止する(from ~:~に … させない)

【訳文】
II.
1. 副官は、山を奪い取った後には、自分の兵士に戦闘をさせなかった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Monte captō, lēgātus continuit suōs ā proeliō.
(解説)
 「奪い取る(seize)」には、capiō, ēripiō, occupō, rapiō などがありますが、ここでは「占領する」の意味と解して capiō を用いてみました。
 「山を奪い取った後には」の主語は文の主語である「副官」ですが、通常の動詞では能動の意味を表す完了分詞はありませんので、完了受動分詞を用いて、目的語の「山」を主語とする絶対的奪格の構文で表してみました。すなわち、「山を奪い取った後には」を「山が奪い取られた後には」と受動の形でラテン語訳してみました(Latin for Beginners_1699, 1700, 1701 参照)。
 「AにBをさせない」は、contineō +対格(A)+ ab +奪格(B)(← 「AをBから離れた状態に保つ」)で表してみました(Latin for Beginners_592, 594, 849, 953, 970 参照)。
 「自分の兵士」は、再帰所有形容詞の複数男性形 suī で表してみました(Latin for Beginners_741, 925 参照)。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2142

【本文】
13. Bellum ācerrimum ā Caesare in Gallōs gestum est.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

13. 非常に激しい戦争がカエサルによってガリア人に対して行われた。
(解説)
 bellum gerō は「戦争を行う」の意味です。ここでは、受け身の表現になっています。
 ācerrimus は ācer,-cris,-cre(激しい、鋭い)の最上級です。単数主格男性形が -er で終わる形容詞の最上級の作り方に御注意願います(Latin for Beginners_1212, 1213 参照)。ここでは、最上級が単独で用いられていますので、「非常に激しい」と訳してみました(Latin for Beginners_1215 参照)。
 ā Caesare は受け身の文とともに用いられており、“行為者の奪格”です(Latin for Beginners_585, 586 参照)。
 in Gallōs は、「ガリア人に対して(戦争を行う)」の意味に解してみました。
 gestum est は gerō の直説法受動相3人称単数完了形(中性形)です。

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