Latin for Beginners_824

【本文】
LESSON XL

THE THIRD DECLENSION ・ CONSONANT STEMS (Continued)

CLASS II

 235. Consonant stems that add no termination in the nominative are declined in the other cases exactly like those that add -s. They may be masculine, feminine, or neuter.

【語句】
exactly:正確に、まさに、ちょうど

【訳文】
第40課

第3変化 ・ 子音語幹(続き)

第2類

 235. 〔単数〕主格において何の語尾も付け加えない子音語幹〔の第3変化名詞〕は、その他の格においては、-s を付け加えるものと全く同様に変化する。それらは男性名詞、女性名詞又は中性名詞になり得る。

【コメント】
 子音語幹(consonant stem)を持つ第3変化名詞には、第1類と第2類の2種類がありました(Latin for Beginners_805 参照)。単数主格で語根に -s を付けるもの(第1類)と -s 等の語尾を付けないもの(本章で学習する第2類)です。これらは単数主格以外では同じように格変化します。
 第1類の子音語幹の名詞は男性名詞又は女性名詞で、中性名詞はないようです(Latin for Beginners_806 参照)が、第2類の子音語幹の名詞には、男性名詞、女性名詞のほか中性名詞もあり得るようです。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_825

【本文】
236. PARADIGMS

MASCULINES AND FEMININES

  cōnsul, m.,     
consul
legiō, f.,       
legion
ōrdō, m.,     
row
pater, m.,     
father
 

BASES
 OR
STEMS

cōnsul- legiōn- ōrdin- patr-  
 

SINGULAR

TERMINATIONS
M. AND F.

Nom.    
Gen.
Dat.
Acc.
Abl.
cōnsul
cōnsulis
cōnsulī
cōnsulem
cōnsule
legiō
legiōnis
legiōnī
legiōnem
legiōne
ōrdō
ōrdinis
ōrdinī
ōrdinem
ōrdine
pater
patris
patrī
patrem
patre

-is

-em
-e
 

PLURAL

 
Nom.
Gen.
Dat.
Acc.
Abl.
cōnsulēs
cōnsulum
cōnsulibus
cōnsulēs
cōnsulibus

legiōnēs
legiōnum
legiōnibus
legiōnēs
legiōnibus

ōrdinēs
ōrdinum
ōrdinibus
ōrdinēs
ōrdinibus
patrēs
patrum
patribus
patrēs
patribus
-ēs
-um
-ibus
-ēs
-ibus


【語句】
consul:執政官
legion:軍団、軍隊
row:列

【訳文】
 236. 変化表

男性名詞及び女性名詞

  cōnsul, m.,       
執政官、
コンスル
legiō, f.,        
軍団
ōrdō, m.,      
列、順序、
階級
pater, m.,      
 

語根
又は
語幹

cōnsul- legiōn- ōrdin- patr-  
 

単   数

語尾
男性名詞及び
女性名詞

主格     
属格
与格
対格
奪格

cōnsul
cōnsulis
cōnsulī
cōnsulem
cōnsule
legiō
legiōnis
legiōnī
legiōnem
legiōne
ōrdō
ōrdinis
ōrdinī
ōrdinem
ōrdine
pater
patris
patrī
patrem
patre

-is

-em
-e
 

複   数

 

主格
属格
与格
対格
奪格

cōnsulēs
cōnsulum
cōnsulibus
cōnsulēs
cōnsulibus

legiōnēs
legiōnum
legiōnibus
legiōnēs
legiōnibus

ōrdinēs
ōrdinum
ōrdinibus
ōrdinēs
ōrdinibus
patrēs
patrum
patribus
patrēs
patribus
-ēs
-um
-ibus
-ēs
-ibus


【新出ラテン語句】
cōnsul legiō ōrdō pater

【コメント】
 cōnsul は、古代ローマにおいて執政官に就任するのは男性であったことから、男性名詞であると覚えておくとよいと思います。
 legiō のように -iō で終わる第3変化名詞は女性名詞であるようです。
 pater は、「父親」の自然の性に従えば、当然に男性名詞です。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_826

【本文】
 1. With the exception of the nominative, the terminations are exactly the same as in Class I, and the base or stem is found in the same way.

【語句】
with the exception of ~:~を除いて

【訳文】
 1. 〔単数〕主格を除いて、語尾は第1類の場合と全く同様であり、語根又は語幹は同様にして見出される。

【コメント】
 子音語幹の第3変化名詞の第1類の語尾については、Latin for Beginners_807 を御参照ください。
 また、語根又は語幹の見つけ方については、Latin for Beginners_809 を御参照ください。

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Latin for Beginners_827

【本文】
 2. Masculines and feminines with bases or stems in -in- and -ōn- drop -n- and end in in the nominative, as legiō (base or stem legiōn-), ōrdō (base or stem ōrdin-).

【訳文】
 2. -in- 及び -ōn- で終わる語根又は語幹を持つ男性名詞及び女性名詞は、〔単数〕主格では -n- を落とし、-ō で終わる。例 legiō(語根又は語幹 legiōn-), ōrdō(語根又は語幹 ōrdin-)

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Latin for Beginners_828

【本文】
 3. Bases or stems in -tr- have -ter in the nominative, as pater (base or stem patr-).

【訳文】
 3. -tr- で終わる語根又は語幹〔を持つ語〕は、〔単数〕主格では〔語尾は〕 -ter で終わる。例 pater(語根又は語幹 patr-)

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Latin for Beginners_829

【本文】
 4. Note how the genitive singular gives the clue to the whole declension. Always learn this with the nominative.

【語句】
clue:手がかり、糸口(to ~:~の、~への)

【訳文】
 4. 単数属格がどのように格変化全体の糸口を与えてくれるかに注意すること。常に〔単数〕主格とともにこれ(単数属格)を学習すること。

【コメント】
 第3変化名詞を学習する際には、辞書等で、単数主格と単数属格の語形を覚えるようにしましょう。単数属格から -is を取り除くと語根が得られますので、これに他の語尾を付ければ、第3変化の格変化が得られます。

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Latin for Beginners_830

【本文】
 237. EXERCISES
 First learn the special vocabulary.

【訳文】
 237. 練習問題
 はじめに「特別な語句」を学習せよ。

【新出ラテン語句】
Caesar captīvus frāter homō impedīmentum imperātor māter salūs soror

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_831

【本文】
I.
1. Audīsne tubās, Mārce ? Nōn sōlum tubās audiō sed etiam ōrdinēs mīlitum et carrōs impedīmentōrum plēnōs vidēre possum.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1-① マルクスよ、あなたはラッパ(の音)を聴きますか。
(解説)
 -ne は疑問を表す後倚辞です。
 Mārce は Mārcus の呼格です。

1-② 私はラッパ(の音)を聴くだけではなく、兵士たちの列と荷物でいっぱいの荷馬車を見ることもできます。
(解説)
 nōn sōlum ... sed etiam ~ は「... だけでなく、~もまた」の意味です。ここでは、tubās audiō だけでなく、ōrdinēs ... vidēre possum でもあるという意味になるものと思われます。
 ōrdinēs は第3変化名詞 ōrdō(列)の複数対格です。mīlitum は第3変化名詞 mīles(兵士)の複数属格です。
 impedīmentōrum plēnōs は「荷物でいっぱいの」の意味で、この plēnōs は carrōs を修飾していると思われます。“属格+ plēnus”は「~でいっぱいの、~で満ちた」の意味です
Latin for Beginners_638 参照)。また、複数形 impedīmenta は「荷物」の意味になります。
 vidēre possum は「私は見ることができる」の意味です。一般に、“不定法+ possum”は「~することができる」の意味です
Latin for Beginners_732 参照)。

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Latin for Beginners_832

【本文】
2. Quās legiōnēs vidēmus ? Eae legiōnēs nūper ex Galliā vēnērunt.
3. Quid ibi fēcērunt ? Studēbantne pugnāre an sine virtūte erant ?

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2-① 私たちはどのような軍団を見ているのですか。
(解説)
 quās は疑問形容詞 quī, quae, quod(何の、どのような)の複数対格女性形で、legiōnēs に係っています。quās は疑問詞ですので、この疑問文には後倚辞 -ne は用いられません。
 vidēmus は、ここでは進行中の動作とみて、「見ている」と訳してみました
Latin for Beginners_156 参照)。

2-② それらの軍団は最近ガリアから来ました。
(解説)
 eae は指示形容詞 is, ea, id(この、あの、その)の複数主格女性形で、legiōnēs に係っています。前の文の legiōnēs は対格ですが、この文の legiōnēs は主格です。
 ex Galliā は「ガリアから外へ」の意味です。
 vēnērunt は veniō(来る)の直説法能動相3人称複数完了形です。ここでは非限定的完了として「来た」と訳してみました
Latin for Beginners_624 参照)。

3-① 彼らはそこで何をしたのですか。

3-② 彼らは戦うことを熱望していたのですか、それとも、勇敢さがなかったのですか。
(解説)
 studeō +不定法”は「~することを熱望する」の意味です(Latin for Beginners_743 参照)。
 sine は「~なしに、~なく」を意味する前置詞で、奪格をとります。virtūte は第3変化名詞 virtūs(男らしさ、勇敢さ)の単数奪格です。
 an は「それとも」の意味で、選択疑問文を作ります。この場合、文の最初の語に疑問を表す後倚辞 -ne を付けます。

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Latin for Beginners_833

【本文】
4. Multa proelia fēcērunt(1) et magnās victōriās et multōs captīvōs reportāvērunt.

(1) proelium facereto fight a battle.

【訳文】
〔ラテン文 略〕

(1) proelium facere = 戦う、戦いをする

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. 彼らは多くの戦いをした。そして、大きな勝利と多くの捕虜を獲得した。
(解説)
 熟語 proelium facere については、proelium は「戦い」、facere は「する」ですから、日本語に訳すのに特に困難は感じないものと思われます。
 reportāvērunt(獲得した)の目的語は、victōriās(勝利を)と captīvōs(捕虜を)の2つです。

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Latin for Beginners_834

【本文】
5. Quis est imperātor eārum legiōnum ? Caesar, summus Rōmānōrum imperātor.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5-① あれらの軍団の最高司令官は誰ですか。
(解説)
 eārum は指示形容詞 is, ea, id(この、あの、その)の複数属格女性形で legiōnum に係っています。legiōnum は legiō(軍団)の複数属格です。

5-② ローマ人たちの最も偉大な最高司令官であるカエサルです。
(解説)
 Caesar と summus ... imperātor は同格であると思われます。
 summus Rōmānōrum imperātor の語順は、形容詞(A)→属格(G)→名詞(N)となっています
Latin for Beginners_396 参照)。
 summus は「最高の」の意味ですが、ここでは「最も偉大な」と訳してみました。

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Latin for Beginners_835

【本文】
6. Quis est eques quī pulchram corōnam gerit ? Is eques est frāter meus. Eī corōna ā cōnsule data est quia summā virtūte pugnāverat et ā barbarīs patriam servāverat.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6-① 美しい冠をかぶっている騎士は誰ですか。
(解釈)
 gerit は「身に着ける」の意味です。
 quī は関係代名詞の単数主格男性形で、先行詞は男性名詞 eques(騎士)です。関係代名詞節 quī pulchram corōnam gerit は「美しい冠を身に着けているところの」の意味で、quī は節中では主語の役割を果たしていますので、主格になっています。

6-② その騎士は私の兄弟です。
(解説)
 is は指示形容詞 is, ea, id(この、あの、その)の単数主格男性形で eques に係っています。

6-③ 冠は執政官によって彼に与えられました。なぜならば、彼は最高の勇敢さをもって戦い、蛮族どもから祖国を守ったからです。
(解説)
 eī は、ここでは is(彼)の単数与格で「彼に」の意味と思われます。
 ā cōnsule は行為者の奪格です。cōnsule は cōnsul(執政官)の単数奪格です。
 data est は dō(与える)の直説法受動相3人称単数完了形(主語 corōna に一致して女性形)です。
 summā virtūte は様態の奪格で、「最高の勇敢さをもって」と訳してみましたが、「最も勇敢に」と訳すこともできそうです。また、前置詞 cum を付けてもよいと思われますが、ここでは省略されています
(Latin for Beginners_355, 360 参照)。
 ā barbarīs は分離の奪格で、実際に蛮族を祖国から物理的に遠ざけて祖国を守ったと考えられるので、前置詞 ā が明示されているものと思われます(分離の奪格については、Latin for Beginners_582 以下参照)。
 quia 以下の節中の動詞 pugnāverat, servāverat が過去完了形になっているのは、主節の完了形の動詞 data est の表す動作・行為よりも時間的に前に行われた動作・行為を表しているためと思われますLatin for Beginners_820 参照)。

 さらに過去の行為
  (過去完了形)
  pugnāverat
  servāverat
  →  過去の行為
 (完了形)
 data est
  →  現在(話をしている時点)

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Latin for Beginners_836

【本文】
II.
1. Who has seen my father to-day ?
2. I saw him just now (nūper). He was hastening to your dwelling with your mother and sister.

【語句】
just now:今しがた、たった今(過去形とともに用いられる。)
dwelling:住居、住宅、家

【訳文】
II.
1. 今日、誰が私の父を見たのですか。
2. 私は今しがた(nūper)彼を見ました。 彼はあなたの母と姉妹とともにあなたの家に急いでいました。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Quis hodiē patrem meum vīdit ?
(解説)
 「父を」は第3変化名詞 pater(父)の対格 patrem で表しました。

2-① Nūper eum vīdī. 

2-② Is ad domicilium tuum cum mātre et sorōre tuā properābat.
(解説)
 「~に、~へ」は、“ad +対格”で表してみました。
 mātre は第3変化名詞 māter(母)の単数奪格です。また、sorōre は第3変化名詞 soror(姉妹)の単数奪格です。これらはいずれも女性名詞です。
 「急いでいた」は、properābat で表してみましたが、mātūrābat を用いることもできるでしょうか。

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Latin for Beginners_837

【本文】
3. When men are far from the fatherland and lack food, they cannot be restrained(2) from wrong(3).

(2) contineō. Cf.§180.
(3) Abl. iniūriā.

【語句】
far from ~:~から遠い
restrain:抑える、制限する、控える、させない(from ~:~を)
wrong:悪、不正、悪事

【訳文】
3. 男たちは祖国から遠く離れて食べ物がないときには、悪事(3)を働かない(2)ではいられない。

(2) contineō. §180 参照。
(3) 奪格 iniūriā.

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Virī ubi ā patriā absunt et cibō egent, (ab) iniūriā continērī nōn possunt.
(解説)
 「~とき」は接続詞 ubi を用いました。virī(男たち)は主節と従属節の両方に共通する主語ですので、接続詞 ubi の前に出してみましたLatin for Beginners_744 の12.参照)。
 「~遠く離れている」は absum を用い、ここでは3人称複数形の absunt で表してみました。「~から」は“場所からの奪格”を用いて、ā patriā と表してみましたLatin for Beginners_580 参照)。
 「~がない」は“分離の奪格+ egeōで表してみました。
 be restrained from wrong の訳が難しいですが、ここでは「悪事を働かない」と和訳してみました。直訳すると「悪事(をすること)から抑制される」とでもなるでしょうか。このラテン語訳も難しいですが、注(2),(3)に従い、iniūriā continērī(悪事から離れた状態に抑え込まれていること)と表してみました。iniūriā は分離の奪格と思われますが、前置詞 ab を使ってもよいのか否かが難しいです。注(3)では、物と物の物理的な分離ではないので、前置詞 ab を用いないと解している(Latin for Beginners_582 以下参照)ようですが、他方、Latin for Beginners_592 の I の 2. の文のように ab を用いることも考えられそうです。
 cannot be restrained(~しないでいることはできない)は、“不定法+ possum及び contineō の不定法受動相現在形 continērī を用いて、continērī nōn possunt と表してみました。

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Latin for Beginners_838

【本文】
4. The safety of the soldiers is dear to Caesar, the general.
5. The chiefs were eager to storm a town full of grain which was held by the consul.

【語句】
safety:安全、安全性
dear:貴重な、大切な、大事な(to ~:~にとって)
general:将軍
chief:長、首長
be eager to do:しきりに~したがっている
storm:攻撃する、襲撃する
grain:穀物

【訳文】
4. 兵士たちの安全は将軍カエサルにとって大切である。
5. 首長たちは執政官によって保持された穀物でいっぱいの町を攻撃したがっていた。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Salūs mīlitum Caesarī imperātōrī cāra est.
(解説)
 「兵士たちの」は第3変化名詞 mīles の複数属格 mīlitum で表してみました。
 「将軍カエサルにとって」は、第3変化名詞 Caesar(カエサル)と第3変化名詞 imperātor(将軍)を同格で用いてともに与格で表してみました。
同格については Latin for Beginners_287 を、また、形容詞とともに用いられる与格については Latin for Beginners_473 を、それぞれ御参照ください。
 「大切である」は形容詞 cārus(愛すべき、貴重な)を用いてみました。ここでは女性名詞 salūs(安全)の主格補語になっていますので、女性形 cāra としています。

5. Prīncipēs oppidum plēnum frūmentī quod ā cōnsule habitum est oppugnāre studēbant.
(解説)
 「穀物でいっぱいの」は“plēnus +属格”で表してみました(Latin for Beginners_638 参照)。
 「攻撃する」は oppugnāre で表してみましたが、petere で表すこともできるでしょうか。
 「~したがっている」は“不定法+ studeō ”で表してみました
Latin for Beginners_743 参照)。
 「執政官によって」は行為者の奪格を用いて ā cōnsule と表してみました。
 was held は、日本語訳では「保持された」と訳してみましたが、habeō(持つ)の直説法受動相3人称単数完了形により habitum est と表してみました。
 本文のような複文の場合、語順はどのようにしたらよいのか分かりませんでしたが、とりあえず、通常の語順に倣い、述語動詞 studēbant を文末に置いてみました
Latin for Beginners_251 参照)。
 ところで、この英文の関係代名詞節 which was held ... の先行詞は town(町)とみることも grain(穀物)とみることもできそうです。
 上のラテン語訳では frūmentī quod ... habitum est と、frūmentī の直後に関係代名詞 quod を置いて、frūmentī(穀物)を先行詞とみてみました。この場合、先行詞 frūmentī は中性名詞・単数形、関係代名詞節中での関係代名詞の役割は主語ですので、関係代名詞の語形は quod(単数・主格・中性形)としました。
 他方、oppidum(町)を先行詞とみることとすると、oppidum の直後に関係代名詞を置いて、例えば、plēnum frūmentī oppidum quod ... habitum est のように表すことができるかと思われます。この場合も、先行詞 oppidum は中性名詞・単数形ですので、関係代名詞の語形はやはり quod(単数・主格・中性形)になると思われます。
 なお、「町」と「穀物」のどちらを先行詞とみても、関係代名詞の語形は quod ですので、頭書のラテン語訳のままでも、oppidum が先行詞であると解することができるかもしれません。

-初学者のためのラテン語-

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