~ラテン語をゆっくりと自習するブログです~
PAGINA DIADUMENIANI
Latin for Beginners_1932
【本文】
3. Eundī, ut eant, ībitis, īs.
4. Nē īrent, ī, ībant, ierat.
【コメント】
本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。
3. いずれも不規則動詞 eō(行く)の活用形です(Latin for Beginners_1887, 1888, 1889 以下参照)。
eundī(動名詞・単数属格) 行くことの
又は (動形容詞・単数属格男性(中性)形又は複数主格男性形)
ut eant(接続法3人称複数現在形) 彼らが行くように
ībitis(直説法2人称複数未来形) あなたたちは行くだろう
īs(直説法2人称単数現在形) あなたは行く
4. いずれも不規則動詞 eō(行く)の活用形です(同上参照)。
nē īrent(接続法3人称複数未完了過去形) 彼らが行かないように
ī(命令法2人称単数現在形) (あなたは)行け
ībant(直説法3人称複数未完了過去形) 彼らは行きつつあった
ierat(直説法3人称単数過去完了形) 彼は行ってしまっていた
eō の接続法の活用形については本稿では省略していましたが、ここで、接続法の現在形と未完了過去形の活用形を掲げておきます。
1.接続法現在形 | |
単 数 | 複 数 |
1. eam | eāmus |
2. eās | eātis |
3. eat | eant |
eō の接続法現在形は、“語幹 e- +語尾 -am, -ās, -at, -āmus, -ātis, -ant”で活用します。語幹は ī- ではなく e- となっていますが、語尾は第2活用や第4活用の場合と同様です(Latin for Beginners_1475, 1476 参照)。
2.接続法未完了過去形 | |
単 数 | 複 数 |
1. īrem | īrēmus |
2. īrēs | īrētis |
3. īret | īrent |
eō の接続法未完了過去形は、“不定法現在形 īre- +人称語尾 -m, -s, -t, -mus, -tis, -nt”で活用します。活用の仕方は通常の動詞の場合と同様です(Latin for Beginners_1523, 1524, 1525 参照)。
-初学者のためのラテン語-
Latin for Beginners_1931
【本文】
422. EXERCISES
I.
1. It, īmus, īte, īre.
2. Euntī, iisse or īsse, ībunt, eunt.
【訳文】
422. 練習問題
I.
1. It, īmus, īte, īre.
2. Euntī, iisse 又は īsse, ībunt, eunt.
【コメント】
本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。
1. いずれも不規則動詞 eō(行く)の活用形です(Latin for Beginners_1887, 1888, 1889 以下参照)。
it(直説法3人称単数現在形) 彼は行く
īmus(直説法1人称複数現在形) 私たちは行く
īte(命令法2人称複数現在形) (あなたたちは)行け
īre(不定法現在形) 行くこと
2. いずれも不規則動詞 eō(行く)の活用形です(同上参照)。
euntī(現在分詞・単数与格) 行きつつあるところの
iisse 又は īsse(不定法完了形) 行ったこと
ībunt(直説法3人称複数未来形) 彼らは行くだろう
eunt(直説法3人称複数現在形) 彼らは行く
現在分詞については、Latin for Beginners_1620 を御参照願います。
eō の不定法完了形には īsse (īvisse) という語形があります(Latin for Beginners_1889 参照)が、本文には iisse という語形も掲げてあります。
-初学者のためのラテン語-
Latin for Beginners_1930
【本文】
per explōrātōrēs cognōscere, to learn through scouts
【訳文】
per explōrātōrēs cognōscere 斥候を通じて知る
【コメント】
前置詞 per(~を通って、~によって 等)は対格の語を取ります。ここでは、「~を通じて」と訳してみました。
-初学者のためのラテン語-
Latin for Beginners_1928
【本文】
initā aestāte, at the beginning of summer
【訳文】
initā aestāte 夏の初めに
【新出ラテン語句】
initus
【コメント】
initā は ineō(始める、取りかかる)の完了受動分詞 initus の単数奪格女性形で、aestāte に係っています。
aestāte は aestās(夏)の単数奪格ですが、“時の奪格”として用いられているものと思われます。
この熟語は直訳すると「始められた夏に」となりますが、本文にあるように「夏の初めに」の意味になるようです。
-初学者のためのラテン語-
Latin for Beginners_1926
【本文】
Learn such of these verbs as are new to you.
【語句】
such A as ~:~するようなA
【訳文】
これらの動詞のうち皆さんにとって新しいものを学習しよう。
【コメント】
「これらの動詞」とは、前回までに読んだ間接話法を取る動詞のことです。
-初学者のためのラテン語-
Latin for Beginners_1923
【本文】
iūdicō, iūdicāre, iūdicāvī, iūdicātus, judge, decide
putō, putāre, putāvī, putātus, reckon, think
spērō, spērāre, spērāvī, spērātus, hope
【語句】
judge:判断する、裁く
reckon:思う、考える、評価する、みなす
【訳文】
iūdicō, iūdicāre, iūdicāvī, iūdicātus 判断する、裁く、決定する
putō, putāre, putāvī, putātus 思う、考える、評価する、みなす
spērō, spērāre, spērāvī, spērātus 望む、期待する
【新出ラテン語句】
iūdicō putō spērō
【コメント】
前回に引き続き、「思う」の意味の動詞を列挙しています。
-初学者のためのラテン語-