Latin for Beginners_2187

【本文】
 b. Translate together prepositions and the nouns which they govern.

【訳文】
 b. 前置詞とそれらが支配する名詞を一緒に訳すようにすること。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2186

【本文】
 5. Be careful to

 a. Translate adjectives with the nouns to which they belong.

【語句】
careful to do:~するように気をつける、~するように心がける

【訳文】
 5. 以下の点を心がけること。

 a. 形容詞をそれらが係っている名詞とともに訳すようにすること。

【コメント】
 to which they belong は、直訳すると「それら〔= 形容詞〕が属しているところの」となりますが、ここでは「それらが係っている」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2185

【本文】
 4. If you cannot yet translate the sentence, put down the English meanings of all the words in the same order as the Latin words. You will then generally see through the meaning of sentence.

【語句】
put down:書き留める
generally:たいてい、普通;大体、概して、一般に
see through:見抜く、理解する

【訳文】
 4. もしそれでもまだ文を訳すことができない場合には、全ての単語の英語の意味を「ラテン語の単語と同じ語順で」書き留めること。そうすればたいてい文の意味を理解することができるだろう。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2184

【本文】
 3. Look up the words you do not know, and determine their use in the sentence from their endings.

【語句】
look up:調べる

【訳文】
 3. 知らない単語を調べ、その語尾から文中におけるそれらの用法を決定すること。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2183

【本文】
 2. Read it again and see if any of the words you know are nominatives or accusatives. This will often give you what may be called the backbone of the sentence; that is, subject, verb, and object.

【語句】
backbone:背骨、支柱、大黒柱
that is:すなわち、つまり

【訳文】
 2. もう一度それを読み、知っている単語のどれかが主格であるか対格であるかを確認すること。このことがしばしば文の支柱とでも呼ぶべきもの ― すなわち、主語、動詞及び目的語 ― を与えてくれるだろう。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2182

【本文】
Observe the following suggestions:
 1. Read the Latin sentence through to the end, noting endings of nouns, adjectives, verbs, etc.

【語句】
observe:従う、守る;観察する;気づく

【訳文】
以下の提言に従うこと。
 1. 名詞、形容詞、動詞等の語尾に注意しながら、ラテン語の文を終わりまで通して読むこと。

【コメント】
 observe は「注意する」等と訳すこともできるかと思われますが、ここでは「従う」の意味に解してみました。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2181

【本文】
If these are neglected, no skill can make sense of the Latin. If they are carefully noted and accurately translated, not many difficulties remain.

【語句】
neglect:注意を払わない、軽視する、無視する
skill:熟練、手腕、技能、技術
make sense of ~:~の意味を理解する
carefully:丹念に、注意深く
note:注意する、気づく
accurately:正確に、間違いなく
remain:残る、~のままである

【訳文】
もしこれら〔単語の語尾〕に注意が払われないならば、どのような技術もラテン語を理解することはできない。もしそれらが丹念に注意を払われ、正確に訳されるならば、残る困難は多くはない。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_2180

【本文】
READING MATTER

INTRODUCTORY SUGGESTIONS

 How to Translate. You have already had considerable practice in translating simple Latin, and have learned that the guide to the meaning lies in the endings of the words.

【語句】
matter:物
introductory:紹介の、序の、前置きの
suggestion:示唆;提言、提案
considerable:かなりの、相当の
practice:練習(in ~:~の)
simple:容易な、簡単な、単純な
guide:指針、指標(to ~:~の)
lie:ある

【訳文】
読み物

前置きとしての提言

 訳し方 読者諸賢は簡単なラテン語を訳す練習をすでに相当積んできた。そして、意味の指標が単語の語尾にあることを学習してきた。

【コメント】
 今回から、READING MATTER(読み物)を読んでいきます。

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Latin for Beginners_2179

 前回までで、本書の全79課の学習を何とか終えることができました。ずいぶん長い道のりでした。

 本書は初学者のための学習書ですので、ラテン語の主要な文法事項がすべて説明されているわけではないようです。ざっと他の学習書に目を通してみました。すると、例えば、有田潤「初級ラテン語入門」(白水社)と比べてみると、同書で触れられている感嘆文、目的分詞(スピーヌム)、複文の間接話法、接続法を用いる条件文(事実に反する仮定をする場合)等が、本書では解説されていないようです。また、英語で書かれたラテン語の教科書 WHEELOCK'S LATIN と比べてみると、同書で触れられている行為者の与格(動形容詞とともに用いられる場合)、不定法受動相未来(目的分詞+ īrī)、否定の命令(nōlī +不定法)、接続法を用いる条件文、形式所相動詞の命令法、目的分詞等が、本書では解説されていないようです。また、本書は英語で書かれていますので、ラテン語の文法事項でも英語の話者には当たり前と考えられているようなことについてはあまり説明がされていないような部分もあったように感じました。
 しかし、本書は、各課に豊富な練習問題があり、復習の課もあり、すべてのラテン語単語の長母音にはマクロンが付けられているなど、筆者のような初学者には分かりやすい学習書ではないかと思いました。

 さて、本書の「課」の学習は終わったのですが、この後、本書には「読み物」、「付録1」(名詞・形容詞の格変化、動詞の活用等)、「付録2」(文法事項のまとめ)、「付録3」(単語の復習等)等がまだまだ続いています。
 そこで、当ブログでは、引き続き、本書を最後まで読み進めていきたいと思います。お時間があれば、今後とも御高覧のほどよろしくお願いいたします。

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Latin for Beginners_2178

【本文】
8. He sent scouts (3)to choose a place for a camp.

(3) Use the gerundive with ad.

【語句】
scout:斥候、偵察兵

【訳文】
8. 彼は、野営地のための場所を選ぶために、(3)偵察兵を送った。

(3) ad を伴う動形容詞を用いる。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

8. Explōrātōrēs mīsit ad locum castrīs dēligendum.
(解説)
 「~するために」は、注(3)に従い、ad +名詞+動形容詞により、ad locum dēligendum と表してみました(Latin for Beginners_1857, 1858 参照)。この動形容詞は“動名詞+目的語”の動名詞の代わりに用いています(Latin for Beginners_1856 参照)。
 「野営地のための場所を選ぶ」は、locum castrīs dēligō で表しました(Latin for Beginners_2031 参照)。この与格 castrīs“目的の与格”です(Latin for Beginners_2029 参照)。

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Latin for Beginners_2177

【本文】
7. The traders advised him not (2)to cross the sea.

(2) Not infinitive.

【訳文】
7. 商人たちは、海を渡らないようにと(2)彼に忠告した。

(2) 不定法ではない。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

7. Mercātōrēs monuērunt nē mare trānsīret.
(解説)
 「~しないように(忠告する)」は、“目的の名詞節”の構文を用いて、moneō + nē +接続法で表してみました(Latin for Beginners_1568, 1573 参照)。注(2)にあるように、英語では不定詞を用いますが、ラテン語では ut や nē で導かれる名詞節(動詞は接続法)を用いて表します。
 「彼に」は訳文には明示していませんが、nē 節の動詞を3人称単数形にすることで表しました。なお、「彼に」は、対格 eum で明示してもよいかと思われます(Latin for Beginners_1584 参照)。
 「渡る」は、対格の目的語を取る動詞 trānseō を用いました。その接続法3人称単数未完了過去形は trānsīret になります(Latin for Beginners_1896, 1932 参照)。ここでは、主節の動詞(完了形)との時制の一致により未完了過去形にしてみました。

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Latin for Beginners_2176

【本文】
6. Caesar (1)asked the traders what the size of the island was.

(1) quaerere ab.

【語句】
trader:商人
size:大きさ

【訳文】
6. カエサルは、(1)商人たちに島の大きさはどのくらいかと尋ねた。

(1) quaerere ab

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6. Caesar ab mercātōribus quaesīvit quae esset magnitūdō īnsulae.
(解説)
 本文は“間接疑問”の構文を用いて、動詞(quaerō)+疑問詞+接続法で表してみました(Latin for Beginners_2003 参照)。疑問詞節の動詞は、主節の動詞(完了形)との時制の一致により sum の接続法3人称単数未完了過去形 esset を用いてみました。
 「尋ねる」には、rogō 等もありますが、注(1)に従い、quaerō を用いました(Latin for Beginners_1996 参照)。「~に(尋ねる)」は、文法書によれば rogō の場合には対格を取るようですが、quaerō の場合には注(1)にあるようにab +奪格が用いられるようです。本書でも既にいくつか用例が出てきています(Latin for Beginners_1228, 2074 参照;「求める」の意味では Latin for Beginners_1586, 1708 参照)。
 「大きさはどのくらいか」は quae esset magnitūdō と表してみました。what は「何」の意味の疑問代名詞として用いられていますので、中性形の疑問代名詞 quid(何)を用いることも考えてみましたが、単数主格の女性名詞 magnitūdō(大きさ)に一致する疑問形容詞 quae を用いてみました(Latin for Beginners_2013 参照)。

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Latin for Beginners_2175

【本文】
5. They feared that Caesar would pursue them.

【語句】
pursue:追いかける、追跡する

【訳文】
5. 彼らは、カエサルが彼らを追いかけてくるのではないかと恐れた。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. Timuērunt nē Caesar eōs īnsequerētur.
(解説)
 本文は“恐れの動詞”の構文を用いて表してみました(Latin for Beginners_1597, 1605 参照)。「~するのではないかと」は、nē +接続法で表しました(Latin for Beginners_1600, 1601 参照)。“恐れの動詞”としては、timeō を用いましたが、vereor を用いてもよいかと思われます(Latin for Beginners_1602, 1603, 1606 等参照)
 「追いかける」は、形式所相動詞 īnsequor を用いてみました。cōnsequor という単語もありますが、こちらは「追いつく」の意味になるようです(Latin for Beginners_1454 参照)。
 英文では、would が用いられていますが、これは will が主節の動詞(過去形)との時制の一致により would になっているものと思われます。ラテン語訳でも同様に、接続法現在形を接続法未完了過去形 īnsequerētur にしてみました(Latin for Beginners_1537, 1586, 1603 参照)
 「彼らを」は、主節の主語を指しているものと思われますが、再帰代名詞 sē を用いると nē 節の主語 Caesar を指すことになるのではないかと考え、eōs を用いてみました。

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Latin for Beginners_2174

【本文】
4. When the bridge was finished, the savages were so terrified that they hid themselves.

【語句】
finish:~を完成する、仕上げる
savage:蛮族、野蛮人
hide oneself:隠れる、身を隠す

【訳文】
4. 橋が完成すると、蛮族どもはとても恐怖に駆られたので、彼らは身を隠した。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Ponte cōnfectō, barbarī ita perterritī sunt ut sē abderent.
(解説)
 「~すると、」は、絶対的奪格の構文を用いて、Ponte cōnfectō と表してみました(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。「完成する(= 仕上げられる)」は、cōnficiō の完了受動分詞を用いました(Latin for Beginners_1724 参照)。
 この他、「~すると」は、例えば、時を表す cumを用いて、Cum pōns cōnfectus esset などと表すこともできるでしょうか。この場合、蛮族が身を隠した「時点を特定する」というよりも、蛮族が身を隠したときの「状況」を述べているものと解して、動詞は接続法を用いるでしょうか(Latin for Beginners_1796, 1804 参照)。この英文では、従属節の動詞「完成した」は「完成した動作・行為」を表し、主節の動詞「恐怖に駆られた」は過去形(第二次時制)なので、時制の一致の法則により、cum 節の接続法の動詞は受動相3人称単数過去完了形となるでしょうか(Latin for Beginners_1537, 1561 参照)。
 英文の so ~ that ...(とても~なので ...)は、“結果の接続法”を用いて、ita ~ ut +接続法で表してみました(Latin for Beginners_1732, 1733, 1737 参照)。
 「恐怖に駆られた」は、perterreō(恐れさせる)の直説法受動相3人称複数完了形を用いました。これは受動相の動詞ですので、“結果の接続法”の前には、動詞とともに用いられる ita を用いてみました(Latin for Beginners_1750, 語彙tam の項参照)。
 「身を隠す」は、sē abdere で表してみました(Latin for Beginners_1350 参照)。主節の動詞が完了形(第二次時制)なので、abdō は接続法能動相3人称複数未完了過去形で表してみました(Latin for Beginners_1738, 1750 参照)。

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Latin for Beginners_2173

【本文】
3. Since the Germans thought that the Romans could not cross the Rhine, Caesar ordered a bridge to be made.

【語句】
cross:渡る、横切る

【訳文】
3. ゲルマン人はローマ人がライン河を渡ることはできないと考えていたので、カエサルは橋が架けられるように〔橋を架けるように〕と命令した。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Cum Germānī putārent Rōmānōs Rhēnum trānsīre nōn posse, Caesar pontem fierī iussit.
(解説)
 「~なので」は、原因・理由を表す cum +接続法の構文を用いて表してみました(Latin for Beginners_1796, 1807 参照)。
 「ゲルマン人は ... と考えていた」は、“間接話法”の構文を用いて、putō +対格+不定法で表してみました(Latin for Beginners_1914, 1918 参照)。「考える」には、putō を用いましたが、arbitror や exīstimō を用いてもよいと思われます(Latin for Beginners_1922, 1923 参照)。ここでは、putō は cum 節中の動詞ですので、接続法にしました。
 間接話法の主語の対格は Rōmānōs で、不定法は posse で表しました。posse は possum の不定法現在形です(Latin for Beginners_721 参照)。
 「~を渡る」は対格+ trānseōで表してみました(Latin for Beginners_1896 参照)。不定法 trānsīre は posse の補語です(Latin for Beginners_731 参照)。
 「 に~するように命じる」は、対格+不定法+ iubeōを用いてみました(Latin for Beginners_1281, 1578 参照)。ここでは、不定法が受動相になっていますので、faciō(作る)の不定法受動相現在形 fierī を用いました(Latin for Beginners_1721, 1723 参照)。
 「橋を架ける」は、英文にあるように、ラテン語では「橋を作る」(pontem faciō)と表現するようです(Latin for Beginners_925 参照)。
 cum 節の動詞は、主節の動詞(完了形)との時制の一致により、第二次時制(未完了過去形)の putārent で表してみました(Latin for Beginners_1537 参照)。

-初学者のためのラテン語-

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