Latin for Beginners_443

 今回からテキスト本文に戻ります。

【本文】
LESSON XX
IMPERFECT ACTIVE INDICATIVE OF AMŌ AND MONEŌ

 132. Tense Signs. Instead of using auxiliary verbs to express differences in tense, like was, shall, will, etc., Latin adds to the verb stem certain elements that have the force of auxiliary verbs. These are called tense signs.

【語句】
certain:ある、一定の、多少の
element:要素、成分
force:効力、効果

【訳文】
第20課
amō 及び moneō の直説法能動相未完了過去

 132. 時制を表す印 時制の違いを表すために was, shall, will 等のような助動詞を用いる代わりに、ラテン語では動詞の語幹に助動詞の効果を有する一定の要素を付加する。これらは「時制を表す印」と呼ばれる。

【コメント】
 動詞 adds の目的語は certain elements ~ であり、動詞と目的語の間に to the verb stem が挿入されています。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_444

【本文】
 133. Formation and Inflection of the Imperfect. The tense sign of the imperfect is -bā-, which is added to the present stem. The imperfect consists, therefore, of three parts:

【語句】
consist of ~:~からなる、~から成り立つ

【訳文】
 133. 未完了過去の形成と語形変化 未完了過去の時制を表す印は -bā- であり、現在語幹に付加される。ゆえに、未完了過去は3つの部分から成り立つ。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_445

【本文】

 PRESENT STEM   TENSE SIGN   PERSONAL ENDING
   amā-      ba-        m
   loving      was        I

【訳文】
 現在語幹   時制を表す印   人称語尾
  amā-      ba-     m
  愛する     していた    私は

【コメント】
 動詞 amō(愛する)の1人称単数未完了過去形は amābam ですが、これは amā + ba + m と以下の3つの部分に分けることができます。

① amā- は amō の現在語幹
② -ba- は未完了過去の時制を表す印
③ -m は1人称単数を表す人称語尾(未完了過去形では -ō ではなく -m を用います。)

 すなわち、未完了過去形=現在語幹+時制を表す印(-bā-)+人称語尾 となります。次回読む活用表で確認しましょう。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_446

【本文】
 The inflection is as follows:

CONJUGATION I

CONJUGATION II

 

SINGULAR

PERSONAL
ENDINGS
1. amābam, I was loving monēbam, I was advising  -m
2. amābās, you were loving monēbās, you were advising  -s
3. amābat, he was loving monēbat, he was advising  -t

PLURAL

PERSONAL
ENDINGS
1. amābāmus, we were loving monēbāmus, we were advising  -mus
2. amābātis, you were loving monēbātis, you were advising  -tis
3. amābant, they were loving monēbant, they were advising  -nt

【訳文】
 語形変化は以下のとおりである。

第1活用

第2活用

 

単   数

人称語尾
1. amābam
   (私は愛していた)
monēbam
(私は忠告していた)
 -m
2. amābās
   (あなたは愛していた)
monēbās
(あなたは忠告していた)
 -s
3. amābat
   (彼は愛していた)
monēbat
(彼は忠告していた)
 -t

複   数

人称語尾
1. amābāmus
   (私たちは愛していた)
monēbāmus
(私たちは忠告していた)
 -mus
2. amābātis
   (あなたたちは愛していた)  
monēbātis
(あなたたちは忠告していた)
 -tis
3. amābant
   (彼らは愛していた)
monēbant
(彼らは忠告していた)
 -nt


【コメント】
 amō と moneō の未完了過去形を「未完了過去形=現在語幹+時制を表す印(-bā-)+人称語尾」に当てはめてみると以下のようになります。-bā- の母音の長短と1人称単数の人称語尾 -m に注意しましょう。

現在語幹 時制を表す印 人称語尾
amō の場合)
 amā  ba  m
 amā  bā  s
 amā  ba  t
 amā  bā  mus
 amā  bā  tis
 amā  ba  nt
moneō の場合)
 monē  ba  m
 monē  bā  s
 monē  ba  t
 monē  bā  mus
 monē  bā  tis
 monē  ba  nt

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_447

【本文】
 a. Note that the ā of the tense sign -bā- is shortened before -nt, and before m and t when final. (Cf. §12.2.)

【訳文】
 a. 時制を表す印 -bā-ā は、-nt の前並びに語末の m 及び t の前では短母音になることに注意すること(§12.2.参照)。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_448

【本文】
 In a similar manner inflect the verbs given in §129.

【語句】
manner:仕方、やり方、方法

【訳文】
 同様の仕方で§129 に挙げられている動詞を活用させよう。

【コメント】
 §129 の動詞のうち、laudō(第1活用)、dō(不規則活用。語幹は da- )及び habeō(第2活用)の3つの動詞の未完了過去形を活用させてみます。

    laudō, laudāre   dō, dare   habeō, habēre

数 
1. laudābam   dabam   habēbam
2. laudābās   dabās   habēbās
3. laudābat   dabat   habēbat

1. laudābāmus   dabāmus   habēbāmus
2. laudābātis   dabātis   habēbātis
3. laudābant   dabant   habēbant

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_449

【本文】
 134. Meaning of the Imperfect. The Latin imperfect describes an act as going on or progressing in past time, like the English past-progressive tense (as, I was walking). It is the regular tense used to describe a past situation or condition of affairs.

【語句】
describe:述べる、説明する、表現する
go on:続く、続ける
progress:進行する、進歩する、前進する
past-progressive:過去進行形の
regular:いつもの、通常の
situation:状況、状態;位置、立場、情勢
condition:状態;条件
affair:事、出来事、事柄

【訳文】
 134. 未完了過去の意味 ラテン語の未完了過去は、英語の過去進行時制(例 I was walking.(私は歩いていた。))と同様に、「過去において持続している」又は「進行している」ような動作・行為について述べるものである。それは物事の過去の状況や状態を述べるのに通常用いられる時制である。

【コメント】
 act as ~ は「~のような動作・行為」と訳してみました。
 ラテン語の未完了過去形は概ね英語の過去進行形(was, were doing)「…していた、…しつつあった」に対応する時制です。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_450

【本文】
 135. EXERCISES
I.
1. Vidēbāmus, dēsīderābat, mātūrābās.
2. Dabant, vocābātis, dēlēbāmus.
3. Pugnant, laudābās, movēbātis.
4. Iubēbant, properābātis, portābāmus.
5. Dabās, nārrābant, labōrābātis.
6. Vidēbant, movēbās, nūntiābāmus.
7. Necābat, movēbam, habēbat, parābātis.

【訳文】
 135. 練習問題
〔ラテン語 略〕

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. 私たちは見ていた、彼(彼女、それ)は願望していた、あなたは急いでいた。

2. 彼ら(彼女ら、それら)は与えていた、あなたたちは呼んでいた、私たちは破壊していた。
 (注意)dabant の語形に御注意願います。dābant ではありません。

3. 彼らは戦う、あなたは賞賛していた、あなたたちは動かしていた。

4. 彼らは命令していた、あなたたちは急いでいた、私たちは運んでいた。

5. あなたは与えていた、彼らは語っていた、あなたたちは働いていた。
 (注意)dabās の語形に御注意願います。dābās ではありません。

6. 彼らは見ていた、あなたは動かしていた、私たちは知らせていた。

7. 彼は殺していた、私は動かしていた、彼は持っていた、あなたたちは準備していた。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_451

【本文】
II.
1. You were having (sing. and plur.), we were killing, they were laboring.
2. He was moving, we were ordering, we were fighting.
3. We were telling, they were seeing, he was calling.
4. They were living, I was longing for, we were destroying.
5. You were giving, you were moving, you were announcing, (sing. and plur.).
6. They were caring for, he was plowing, we were praising.

【訳文】
II.
1. あなた(たち)は持っていた(単数及び複数)、私たちは殺していた、彼らは働いていた。
2. 彼は動かしていた、私たちは命令していた、私たちは戦っていた。
3. 私たちは話していた、彼らは見ていた、彼は呼んでいた。
4. 彼らは住んでいた、私は願望していた、私たちは破壊していた。
5. あなた(たち)は与えていた、あなた(たち)は動かしていた、あなた(たち)は知らせていた(単数及び複数)。
6. 彼らは世話していた、彼は耕していた、私たちは賞賛していた。

【コメント】
 本文の英語をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. (単数)habēbās(複数)habēbātis, necābāmus, labōrābant

2. movēbat, iubēbāmus, pugnābāmus

3. nārrābāmus, vidēbant, vocābat

4. habitābant, dēsīderābam, dēlēbāmus

5. (単数)dabās, movēbās, nūntiābās (複数)dabātis, movēbātis, nūntiābātis

6. cūrābant, arābat, laudābāmus

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_452

【本文】
 136. NIOBE AND HER CHILDREN
 First learn the special vocabulary.

【訳文】
 136. ニオベと彼女の子どもたち
 はじめに「特別な語句」を学習せよ。

【新出ラテン語句】
fōrma nōn sōlum...sed etiam poena potentia rēgīna septem superbia superbus trīstitia

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_453

【本文】
 Niobē, rēgīna Thēbānōrum, erat pulchra fēmina sed superba. Erat superba nōn sōlum fōrmā(1) suā marītīque potentiā(1) sed etiam magnō līberōrum numerō.(1)

(1) Ablative of cause.

【訳文】
 〔ラテン文 略〕

(1) 原因・理由の奪格

【新出ラテン語句】
marītus Niobē Thēbānī

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

第1文
 テーベ人たちの女王であるニオベは美しい女性であったが、傲慢であった。
 (注)Niobē と rēgīna は同格です。

第2文
 彼女は自らの美貌と夫の権力のゆえのみならず、たくさんの子どもたちがいるために傲慢であった。
 (注)Erat の主語は明示されていませんが、述部の形容詞 superba が女性形となっているので、「彼女」(= Niobē )と考えられます。(1)の奪格は「原因・理由の奪格」なので、fōrmā suā は「彼女自身の美貌のゆえに、自分が美しいので」、marītī potentiā は「夫の権力のゆえに、夫に権力があるので」、magnō līberōrum numerō は「子どもたちの大きな人数のゆえに、子どもたちがたくさんいるので」の意味となるでしょう。marītīque-que は「~と…」を意味する後倚辞です。magnō līberōrum numerō の語順については Latin for Beginners_396 参照。「形容詞(A) → 属格(G) → 名詞(N)」の語順となっています。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_454

【本文】
Nam habēbat(2) septem fīliōs et septem fīliās.

(2) Tranlate had; it denotes a past situation. (See §134.)

【訳文】
 〔ラテン文 略〕

(2) had と訳すこと。それは過去の状況を表している(§134 参照)。

【新出ラテン語句】
nam

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

 というのは、彼女には7人の息子と7人の娘がいたからである。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_455

【本文】
Sed ea superbia erat rēgīnae(3) causa magnae trīstitiae et līberīs(3) causa dūrae poenae.

(3) Dative, cf.§43.

【訳文】
 〔ラテン文 略〕

(3) 与格。§43 参照。

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

 しかし、その傲慢さが、女王にとっては大きな悲しみの原因であり、子どもたちにとっては過酷な罰の原因であった。
 (注)ea は形容詞として superbia を修飾していますので、人称代名詞としてではなく指示形容詞として用いられているようです。また、注(3)によると rēgīnae, līberīs は与格なので「…にとって」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_456

【本文】
 NOTE. The words Niobē, Thēbānōrum, and marītī will be found in the general vocabulary. Translate the selection without looking up any other words.

【語句】
selection:抜粋
look up:…を調べる

【訳文】
 《注》 単語 Niobē, Thēbānōrum, marītī は「一般の語彙」の中で見つけることができるだろう。この文章を他の単語を調べないで訳してみよう。

【コメント】
 これらの単語の意味については、このブログでは、こちらから御覧ください。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )