Latin for Beginners_840

【本文】
LESSON XLI

THE THIRD DECLENSION ・ CONSONANT STEMS (Concluded)

 238. Neuter consonant stems add no termination in the nominative and are declined as follows:

【訳文】
第41課

第3変化 ・ 子音語幹(完)

 238. 子音語幹の中性名詞は、〔単数〕主格においては、何の語尾も付け加えない。そして、以下のように格変化する。

【コメント】
 as follows は次回読みます。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_841

【本文】

  flūmen, n.,     
 river
tempus, n.,     
 time
opus, n.,     
 work
caput, n.,
 head
 
BASES  
 OR
STEMS
fūmin- tempor- oper- capit-  
 

SINGULAR

TERMINATIONS
Nom.
Gen.
Dat.
Acc.
Abl.
flūmen
flūminis
flūminī
flūmen
flūmine
tempus
temporis
temporī
tempus
tempore
opus
operis
operī
opus
opere
caput
capitis
capitī
caput
capite

  ―
  -is
  -ī
  ―
  -e


【訳文】

  flūmen, n.,     
 河、川
tempus, n.,     
 時、時間
opus, n.,
 仕事、作品  
caput, n.,
 頭
 
語根     
又は
語幹
fūmin- tempor- oper- capit-  
 

単   数

語 尾
主格
属格
与格
対格
奪格
flūmen
flūminis
flūminī
flūmen
flūmine
tempus
temporis
temporī
tempus
tempore
opus
operis
operī
opus
opere
caput
capitis
capitī
caput
capite
 ―
 -is
 -ī
 ―
 -e


【新出ラテン語句】
caput flūmen opus tempus

【コメント】
 複数形については次回読みます。
 「河、川」を表す単語については、本書では既に男性名詞 fluvius が出てきています。
 caput(頭)は、偶然ですが日本語の「かぶと」に発音が似ています。
 tempus, opus は単数主格が -us で終わりますが、dominus のような第2変化ではありませんので、御注意願います。-us で終わる第2変化名詞は主として男性名詞ですが、-us で終わる第3変化名詞は全て中性名詞です。
 また、tempus, opus のように単数主格が“母音+-s”で終わる第3変化名詞の中には、単数主格以外の格では語幹が -or-, -er- のように“母音+-r-”で終わることになるものがあります。これは、文法書によれば、-s- が前後を母音で挟まれると -r- に変化するロタシズム
(rhotacism)という現象によるものだそうです。

 例  opus    → opus + -is
 〔s が前後を母音 u, i に挟まれる。〕
 → oper-is
  〔s が r に変化する。〕
 tempus   → tempus + -is
 〔s が前後を母音 u, i に挟まれる。〕
 → tempor-is
  〔s が r に変化する。〕

 しかし、第1類(Latin for Beginners_805 以下参照)の第3変化名詞の場合は、s は r に変化しません(mīles → mīlitis, pēs → pedis, eques → equitis, virtūs → virtūtis 等)。これは、これらの名詞の単数主格の語尾は -ts, -ds が -s に縮約したものであって、元来から“母音+ -s”になっているわけではないからですLatin for Beginners_811 参照)。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_842

【本文】

  flūmen, n.,     
 river
tempus, n.,     
 time
opus, n.,      
 work
caput, n.,
 head
 
BASES 
 OR
STEMS
fūmin- tempor- oper- capit-  
 

PLURAL

TERMINATIONS
Nom.
Gen.
Dat.
Acc.
Abl.
flūmina
flūminum
flūminibus
flūmina
flūminibus
tempora
temporum
temporibus
tempora
temporibus

opera
operum
operibus
opera
operibus

capita
capitum
capitibus
capita
capitibus

  -a
  -um
  -ibus
  -a
  -ibus


【訳文】

  flūmen, n.,      
 河、川
tempus, n.,     
 時、時間
opus, n.,
 仕事、作品   
caput, n.,
 頭
 
語根    
又は
語幹
fūmin- tempor- oper- capit-  
 

複   数

語 尾
主格
属格
与格
対格
奪格
flūmina
flūminum
flūminibus
flūmina
flūminibus
tempora
temporum
temporibus
tempora
temporibus

opera
operum
operibus
opera
operibus

capita
capitum
capitibus
capita
capitibus

 -a
 -um
 -ibus
 -a
 -ibus


【コメント】
 今回は複数形の変化表です。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_843

【本文】
 1. Review §74 and apply the rules to this declension.

【訳文】
 1. §74(Latin for Beginners_269 以下参照)を復習し、その規則をこの格変化に当てはめてみよう。

【コメント】
 §74 に掲げられている規則には以下のものがあります。

 呼格は主格と同じ語形である(Latin for Beginners_270 参照)。
 第3変化名詞の場合にも当てはまります。
 
 中性名詞の場合、主格と対格は同じ語形である。また、複数形の主格及び対格は語尾が -a で終わる(Latin for Beginners_271 参照)。
 第3変化名詞の場合にも当てはまります。
 中性名詞 flūmen(川)を例にとると、単数主格及び単数対格はともに flūmen となり、複数主格及び複数対格はともに flūmina となります。

 
 男性名詞及び女性名詞の場合、単数対格は語尾が -m で終わり、複数対格は語尾が -s で終わるLatin for Beginners_272 参照)。
 第3変化名詞の場合にも当てはまります。
 男性名詞 cōnsul(執政官)を例にとると、単数対格は cōnsulem となり、複数対格は cōnsulēs となります。また、女性名詞 virtūs(男らしさ)を例にとると、単数対格は virtūtem となり、複数対格は virtūtēs となります。

 
 複数与格と複数奪格は同じ語形である(Latin for Beginners_273 参照)。
 第3変化名詞の場合にも当てはまります。
 mīles(兵士)、caput(頭)を例にとると、複数与格及び複数奪格はともに、それぞれ mīlitibus, capitibus となります。
 一般に、第3変化名詞の複数与格及び複数奪格はともに -ibus で終わります。

 
 語末の -i, -o は長母音になる。また、語末の -a は短母音になるLatin for Beginners_274 参照)。
 第3変化名詞の場合にも当てはまります。
 第3変化名詞の単数与格は -ī となり、i の長母音で終わります(例 rēgī, legiōnī, flūminī)。
 単数主格が o で終わる第3変化名詞では、o は長母音になっています(例 legiō, ōrdō)。
 また、中性名詞の複数主格及び複数対格はともに短母音 -a で終わります(例 tempora, opera)。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_844

【本文】
 2. Bases or stems in -in- have -e- instead of -i- in the nominative, as flūmen, base or stem flūmin-.

【訳文】
 2. -in- で終わる語根又は語幹は、〔単数〕主格では -i- の代わりに -e- となる。例 flūmen, 語根又は語幹 flūmin-.

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_845

【本文】
 3. Most bases or stems in -er- and -or- have -us in the nominative, as opus, base or stem oper-; tempus, base or stem tempor-.

【語句】
most:大抵の、大部分の

【訳文】
 3. -er- 及び -or- で終わる語根又は語幹の大部分は、〔単数〕主格では -us となる。例 opus, 語根又は語幹 oper-; tempus, 語根又は語幹 tempor-.

【コメント】
 単数主格の -s がそれ以外の格では -r- となる現象(ロタシズム)についてはLatin for Beginners_841 を御参照ください。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_846

【本文】
 239. EXERCISES
 First learn the special vocabulary.

【訳文】
 239. 練習問題
 はじめに「特別な語句」を学習せよ。

【新出ラテン語句】
accipiō calamitās caput cōnfīrmō flūmen labor opus ōrātor rīpa tempus terror victor

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_847

【本文】
I.
1. Barbarī ubi Rōmam cēpērunt, maxima rēgum opera dēlēvērunt.
2. Rōmānī multās calamitātēs ā barbarīs accēpērunt.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. 蛮族どもは、ローマを占領したとき、王たちの最高の作品を破壊した。
(解説)
 Barbarī ubi ... は「~するとき」の意味の副詞節です。この副詞節の主語と主節の主語はともに barbarī だと思われます。
 maxima rēgum opera は“A→G→N”の語順になっています
Latin for Beginners_396 参照)。rēgum は第3変化名詞 rēx(王)の複数属格です。

2. ローマ人たちは多くの災厄を蛮族どもから受け取った。
(解説)
 calamitātēs は第3変化・女性名詞 calamitās(災い、不幸、損害)の複数対格です。
 ā ~ accipiō は「~から…を受け取る」の意味に訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_848

【本文】
3. Ubi erat summus terror apud oppidānōs, animī dubiī eōrum ab ōrātōre clārō cōnfīrmātī sunt.
4. Rōma est in rīpīs flūminis magnī.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. 住民たちの間に最高の恐怖があったとき、彼らの疑いの心は有名な弁論家によって強められた。
(解説)
 Ubi ... は「~するとき」の意味の副詞節です。erat ~ は「~があった」と訳してみましたLatin for Beginners_620 参照)。“apud +対格”は「~の間に」と訳してみました。
 dubius は「疑わしい、疑っている」の意味の形容詞ですが、ここでは animī(心)に係っていますので、「疑いの心」と訳してみました。
 ab ōrātōre は「行為者の奪格」で、ここでは「弁論家によって」と訳してみました。ōrātōre は第3変化・男性名詞 ōrātor(弁論家)の単数奪格です。
 cōnfīrmātī sunt は、ここでは「強められた」と訳し、「煽り立てられた」の意味に解してみましたが、「励まされた、鼓舞された」と訳すこともできるでしょうか。

4. ローマは大きな河の岸にある。
(解説)
 flūminis は第3変化・中性名詞 flūmen(河)の単数属格です。形容詞 magnī は flūminis に係っています。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_849

【本文】
5. Ubi Caesar imperātor mīlitēs suōs arma capere iussit, iī ā proeliō continērī nōn potuērunt.
6. Ubi proelium factum est, imperātor reperīrī nōn potuit.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. 最高司令官カエサルが自らの兵士たちに武器を取るよう命じたとき、彼らは戦闘をしないでいることができなかった。
(解説)
 Ubi ... は「~するとき」の意味の副詞節です。
 Caesar と imperātor は同格です。
 “対格(mīlitēs)+不定法(capere)+iussit”は「…に~するよう命じた」の意味です
Latin for Beginners_728 参照)。arma も対格ですが、これは capere の目的語です。mīlitēs は第3変化名詞 mīles(兵士)の複数対格です。
 iī は eī と綴ってもよいかと思われます。ここでは「兵士たち」を指しているものと思われます。
 ā proeliō continērī は直訳すると「戦闘から離れた状態に保たれること、抑えられること」といった意味になるでしょうか。ここでは「戦闘をしないでいること」と訳してみました。

6. 戦闘が行われたとき、最高司令官を見つけることはできなかった。
(解説)
 proelium facere は「戦いをする」の意味です(Latin for Beginners_833 参照)。ここでは受け身の形になっています。factum est は faciō の直説法受動相3人称単数完了形(中性形)です。
 主節は直訳すると「最高司令官は見つけられることができなかった」となります(reperīrī は reperiō(見つける)の不定法受動相現在形)が、ここでは能動的に「最高司令官を見つけることはできなかった」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_850

【本文】
7. Imperātor sagittā in capite vulnerātus erat et stāre nōn poterat.
8. Eum magnō labōre pedes ex proeliō portāvit.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

7. 最高司令官は矢で頭に負傷してしまっており、立っていることができなかった。
(解説)
 sagittā は手段の奪格で、「矢によって、矢でもって」の意味を表します。
 capite は第3変化名詞 caput(頭)の単数奪格です。
 vulnerātus erat は vulnerō(傷つける)の受動相3人称単数過去完了形(男性形)です。直訳すると「傷つけられてしまっていた」となりますが、ここでは「負傷してしまっていた」と訳してみました。
 “不定法+ possum”は「~することができる」の意味を表します。ここでは、possum の未完了過去形 poteram の否定形が用いられていますので、「立っていることができなかった、立っていられなかった」と訳してみました。
 なお、動詞 vulnerō の時制についてみると、「立っていられなかった」(stāre nōn poterat)という状態にある過去のある時点よりも以前に負傷したので、過去完了形(vulnerātus erat)が用いられているものと思われます。時系列を図示すると以下のようになるでしょうか。

―→   負傷した
〔さらに過去〕
vulnerātus erat
―→   立っていられなかった  
〔過去〕
stāre nōn poterat
―→   話している時点
〔現在〕

8. 歩兵は、大いに骨を折って彼を戦いの中から運び出した。
(解説)
 labōre は第3変化名詞 labor(労働、労苦、辛苦)の単数奪格です。
 magnō labōre は、①手段の奪格「大いなる労働によって」
Latin for Beginners_353 参照)、又は、② cum を伴わない様態の奪格「大いなる辛苦をもって」(Latin for Beginners_355 参照)のいずれかで訳すことができるかと思われます。ここでは「大いに骨を折って」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_851

【本文】
9. Is bracchiīs suīs imperātōrem tenuit et eum ex perīculīs summīs servāvit.
10. virtūte suā bonus mīles ab imperātōre corōnam accēpit.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

9. 彼は自らの腕で最高司令官を抱え、彼を最大の危険から救い出した。
(解説)
 Is は人称代名詞「彼」として訳してみました(Latin for Beginners_386 以下参照)。
 bracchiīs suīs は「手段の奪格」です。ここでは「自分の腕で」と訳してみました。「腕」は複数形になっていますので、「両腕」と訳してもよいかもしれません。
 imperātōrem は第3変化名詞 imperātor(将軍、最高司令官)の単数対格です。
 tenuit は teneō(保つ、保持する)の3人称単数完了形です。ここでは「抱えた」と訳してみました。
 eum(彼を)は、imperātōrem を指していると思われます。
 ex は奪格の語をとる前置詞で、「~の中から外へ」の意味を表します。ここでは、実際の危険な場所や出来事から最高司令官を救い出している(=物理的に分離している)ので、前置詞 ex が明示されているものと思われます
Latin for Beginners_583 以下参照)。

10. 自らの勇敢さのゆえに、よき兵士は最高司令官から冠を受け取った。
(解説)
 virtūte suā は「原因・理由の奪格」と思われます(Latin for Beginners_352 参照)。ここでは「自らの勇敢さのゆえに」と訳してみました。virtūte は第3変化名詞 virtūs(男らしさ、勇気、勇敢)の単数奪格です。この名詞は女性名詞なので再帰所有形容詞は suā と女性形になっています。
 “ab ... accipiō”は「... から受け取る」の意味と解してみました。また、imperātōre は imperātor の単数奪格です。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_852

【本文】
II.
1. The consul placed a crown on the head of the victor.
2. Before the gates he was received by the townsmen.

【語句】
victor:勝利者、征服者
receive:受け取る、受ける
townsman:(複数形は townsmen)市民、町の住民

【訳文】
II.
1. 執政官は勝利者の頭に冠をかぶせた。
2. 門の前で彼は住民たちによって引き取られた。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. Cōnsul corōnam in capite victōris posuit.
(解説)
 「頭に」は、第3変化名詞 caput(頭)の単数奪格を用いて、in capite と表してみました。
 「勝利者の」は、第3変化名詞 victor(勝利者)の単数属格を用いて、victōris と表してみました。
 「かぶせた」は、pōnō(置く)の3人称単数完了形 posuit で表してみました。

2. Prō portīs is ab oppidānīs acceptus est.
(解説)
 「~の前で」は、奪格支配の前置詞 prō を用いてみました。なお、まだ学習していませんが、対格支配の前置詞 ante を用いて、ante portās と表すこともできるかと思われます。
 「引き取られた」は、accipiō(受け取る、引き受ける)の受動相3人称単数完了形(男性形)を用いて、acceptus est と表してみました。
 「住民たちによって」は、行為者の奪格を用いて、ab oppidānīs と表してみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_853

【本文】
3. A famous orator praised him and said, "By your labors you have saved the fatherland from disaster."

【語句】
orator:雄弁家、演説家、弁論家
save:救う、助け出す、守る
disaster:災害、災厄、災難、不幸

【訳文】
3. 有名な弁論家が彼を称賛して言った。「あなたの労苦によって、あなたは祖国を災厄から救ったのだ。」

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. Ōrātor clārus laudāvit eum et "Labōribus tuīs," inquit, "patriam ex calamitāte servāvistī."
(解説)
 「『 … 』と言った」のように、誰かが話した言葉を直接話法で伝える場合には、inquit を用いると思われます。この場合、inquit は話した言葉の途中に挿入して用いるようですLatin for Beginners_466 参照)。なお、dīcō も「言う、話す」の意味ですが、こちらは間接話法で伝える場合に用いるようです(語彙 の dīcō, inquit の項もご参照ください。)。
 「あなたの労苦によって」は“手段の奪格”を用いて labōribus tuīs としてみました。labōribus は第3変化名詞 labor(労働、労苦)の複数奪格です。
 「災厄」は第3変化名詞 calamitās を用いてみました。calamitāte は単数奪格です。
 「... から救う」は ex ... servō で表してみました
Latin for Beginners_851 参照)。本文の英文では、you have saved と2人称単数現在完了形が用いられていますので、servāvistī と2人称単数完了形で訳してみました(限定的完了の用法(Latin for Beginners_623 以下)参照)。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

Latin for Beginners_854

【本文】
4. The words of the orator were pleasing to the victor.
5. To save the fatherland was a great task.

【語句】
task:仕事

【訳文】
4. 弁論家の言葉は勝利者にとって喜ばしかった〔勝利者の気に入った〕。
5. 祖国を救うことは大きな仕事だった。

【コメント】
 本文をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. Verba ōrātōris victōrī grāta erant.
(解説)
 「弁論家の」は第3変化名詞 ōrātor の単数属格 ōrātōris を用いてみました。
 「... にとって喜ばしい」、「... の気に入った」は、“grātus +与格”で表してみました。victor(勝利者)の単数与格は victōrī です。grāta は verba と一致して複数主格中性形です。

5. Servāre patriam erat opus magnum.
(解説)
 「祖国を救うこと」は servō(救う)の不定法を用いて servāre patriam と表してみました。不定法は単数名詞として扱われるLatin for Beginners_738 参照)ので、「... だった」は単数形 erat を用いてみました。

-初学者のためのラテン語-

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )