Latin for Beginners_1701

【本文】
But if we wish to say Caesar having conquered the Gauls, we have to change the voice of the participle to the passive because vincō is not deponent, and say, the Gauls having been conquered by Caesar (see translation above).

【訳文】
しかし、もし Caesar having conquered the Gauls(カエサルがガリア人を征服して(したので、した後 等))と言いたい場合には、vincō(征服する)は形式所相動詞ではないので、分詞の相を受動相に変えなければならず、したがって、the Gauls having been conquered by Caesar(ガリア人がカエサルに征服されて(されたので、された後 等))と言わなければならない(上述の訳を参照すること)。

【コメント】
 and say の say の前には、we have to が省略されているものと思われます。
 「上述の訳」については、Latin for Beginners_1698 を御参照ください。
 英語の場合には、分詞の能動態の完了形 having conquered がありますので、そのまま、「~したので」等と表現することができますが、ラテン語では、形式所相動詞ではない通常の動詞の場合、完了“能動”分詞がありませんので、完了の意味の絶対的奪格を作るには、完了“受動”分詞を用いた形に変えなければなりません。
 本文の例でみると、「カエサルがガリア人を征服したので」を「ガリア人がカエサルに征服されたので」と変換した上で、絶対的奪格を用いることになります。
 なお、前回の例文 Caesar having encouraged the legions(カエサルが軍団を督励したので)をラテン語に訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。
  Caesare legiōnēs hortātō

-初学者のためのラテン語-

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