Latin for Beginners_667

【本文】
LESSON XXXV
THE PASSIVE PERFECTS OF THE INDICATIVE ・ THE PERFECT PASSIVE AND FUTURE ACTIVE INFINITIVE

 201. The fourth and last of the principal parts (§183) is the perfect passive participle.

【訳文】
第35課
直説法受動相完了 ・ 不定法受動相完了及び不定法能動相未来

 201. 主要部分(§183)の4番目にして最後のものは完了受動分詞である。

【コメント】
 動詞の主要部分(principal parts)については、Latin for Beginners_597 以下を御参照ください。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_668

【本文】
From it we get the participial stem on which are formed the future active infinitive and all the passive perfects.

【語句】
participial:分詞の

【訳文】
それ(完了受動分詞)から、我々は不定法能動相未来形と全ての受動相完了形を形成する分詞語幹を得る。

【コメント】
 are formed の主語は the future active ~ perfects であり、倒置されています。the participial ~ の部分を直訳すると、「それに基づいて不定法能動相未来形及び全ての受動相完了形が形成されるところの分詞語幹」となるでしょうか。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_669

【本文】
 1. Learn the following principal parts, which are for the first time given in full:

 CONJ.    PRES. INDIC.    PRES. INFIN.    PERF. INDIC.    PERF. PASS. PART.

I.

  amō

  amā-re

  amāv-ī

  amāt-us

  This is the model for all regular verbs of the first conjugation.

【語句】
for the first time:初めて
in full:全部、完全に、略さずに
model:手本、模範、模型

【訳文】
 1. 以下の主要部分を学習しよう。これらは初めて完全な形で示されている。

  活 用    直説法現在    不定法現在    直説法完了    完了受動分詞

I.

  amō

  amā-re

  amāv-ī

  amāt-us

  これは第1活用の全ての規則動詞の手本となるものである。

【コメント】
 which は、継続用法(非制限用法)の関係代名詞で、先行詞は the following principal parts と思われます。直訳すれば「そして、それらは」となるでしょう。
 第1活用動詞は、ほぼ規則的に、不定法現在は「現在語幹+-re」、直説法完了(1人称単数)は「現在語幹+-vī」、完了受動分詞は「現在語幹+-tus」の形を取りますので、辞書等では、以下のように略記されることが多いようです。
   amō,-āre,-āvī,-ātus

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_670

【本文】

 CONJ.    PRES. INDIC.    PRES. INFIN.    PERF. INDIC.     PERF. PASS. PART.
    II.
   III.

   IV.
  moneō
  regō
  capiō
  audiō
  monē-re
  rege-re
  cape-re
  audī-re
  monu-ī
  rēx-ī
  cēp-ī
  audīv-ī
  monit-us
  rēct-us
  capt-us
  audīt-us


【コメント】
 ラテン語の辞書には、動詞の見出しとして、この主要部分が掲載されています。なお、辞書によっては、主要部分の4番目が、amātum, monitum 等と -um になっている場合もあります。
 これらの動詞の完了受動分詞の語形をみてみると、語頭の部分は現在語幹又は完了語幹に近い形をしています。そして、語末の部分は -tus となっています(全ての動詞で -tus となるわけではありません。)。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_671

【本文】
 2. The base of the participial stem is found by dropping -us from the perfect passive participle.

【訳文】
 2. 分詞語幹の語根は、完了受動分詞から -us を落とすことによって見出される。

【コメント】
 本文の動詞の分詞語幹は以下のようになります。

・ amō
・ moneō
・ regō
・ capiō
・ audiō
: 完了受動分詞 amātus
: 完了受動分詞 monitus
: 完了受動分詞 rēctus
: 完了受動分詞 captus
: 完了受動分詞 audītus
 → 分詞語幹 amāt-
 → 分詞語幹 monit-
 → 分詞語幹 rēct-
 → 分詞語幹 capt-
 → 分詞語幹 audīt-

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_672

【本文】
 202. In English the perfect, past perfect, and future perfect tenses of the indicative passive are made up of forms of the auxiliary verb to be and the past participle; as, I have been loved, I had been loved, I shall have been loved.

【語句】
be made up of ~:~から成り立っている

【訳文】
 202. 英語では、直説法受動態の現在完了時制、過去完了時制及び未来完了時制は、助動詞 to be の活用形と過去分詞から成り立っている。例 I have been loved.〔私は愛されてしまっている。〕 I had been loved.〔私は愛されてしまっていた。〕 I shall have been loved.〔私は愛されてしまっているだろう。〕

【コメント】
 英語の受動態の完了時制は、本文にあるように、have の現在形/過去形/未来形 + been + 過去分詞 によって作られます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_673

【本文】
 Very similarly, in Latin, the perfect, pluperfect, and future perfect passive tenses use respectively the present, imperfect, and future of sum as an auxiliary verb with the perfect passive participle,(以下次回)

【訳文】
 全く同様に、ラテン語でも、受動相の完了時制、過去完了時制及び未来完了時制は、それぞれ、助動詞としての sum の現在形、未完了過去形及び未来形を、完了受動分詞とともに用いる。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_674

【本文】
as
   Perfect passive, amātus sum, I have been or was loved
   Pluperfect passive, amātus eram, I had been loved
   Future perfect passive, amātus erō, I shall have been loved

【訳文】

   受動相完了 amātus sum.(私は愛されてしまっている。/私は愛された。)
   受動相過去完了 amātus eram.(私は愛されてしまっていた。)
   受動相未来完了 amātus erō.(私は愛されてしまっているだろう。)

【コメント】
 受動相の完了形、過去完了形及び未来完了形は、以下のように作られます。

完  了 完了受動分詞 + sum, es, est, …(sum の現在時制)
・ 「(現在までに)~されてしまっている、~されてしまったところだ」(限定的完了)
・ 「~された」(非限定的完了)
過去完了 完了受動分詞 + eram, erās, erat, …(sum の未完了過去時制)
・ 「(過去のある時点までに)~されてしまっていた」
未来完了 完了受動分詞 + erō, eris, erit, …(sum の未来時制)
・ 「(未来のある時点までに)~されてしまっているだろう」

 ここで、sum, es, est, … 等は、主語の人称と数に応じて変わります。

 この作り方は、英語の場合の have (had, will have) been + 過去分詞 と似ています。他方、受動相の現在形、未完了過去形及び未来形は、動詞の人称語尾を特別な形に変化させることによって作りますので、英語の場合の is (was being, will be) + 過去分詞 とは異なります(Latin for Beginners_529 以下参照)。
 なお、完了受動分詞は形容詞になっていますので、後述のように、主語の性・数・格によって語尾が変化します。本文の例では語尾が -us となっており、主語(私)の性が男性であることを示しています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_675

【本文】
 1. In the same way give the synopsis of the corresponding tenses of moneō, regō, capiō, and audiō, and give the English meanings.

【語句】
corresponding:相当する、対応する

【訳文】
 1. 同様にして、moneō, regō, capiō 及び audiō の対応する時制のシノプシスを書き、英語での意味を言え。

【コメント】
 シノプシス(synopsis)については、Latin for Beginners_573 を御参照ください。
 本文の4つの動詞の受動相1人称単数(主語の性は男性とする。)の完了形、過去完了形及び未来完了形を挙げてみると以下のようになります。なお、誤りがあれば御容赦願います。

moneō

 完了形  monitus sum(私は忠告されてしまっている、私は忠告された)
 過去完了形  monitus eram(私は忠告されてしまっていた)
 未来完了形  monitus erō(私は忠告されてしまっているだろう)


regō

 完了形  rēctus sum(私は統治されてしまっている、私は統治された)
 過去完了形  rēctus eram(私は統治されてしまっていた)
 未来完了形  rēctus erō(私は統治されてしまっているだろう)


capiō

 完了形  captus sum(私は取られてしまっている、私は取られた)
 過去完了形  captus eram(私は取られてしまっていた)
 未来完了形  captus erō(私は取られてしまっているだろう)


audiō

 完了形  audītus sum(私は聞かれてしまっている、私は聞かれた)
 過去完了形  audītus eram(私は聞かれてしまっていた)
 未来完了形  audītus erō(私は聞かれてしまっているだろう)

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Latin for Beginners_676

【本文】
 203. Nature of the Participle. A participle is partly verb and partly adjective. As a verb it possesses tense and voice. As an adjective it is declined and agrees with the word it modifies in gender, number, and case.

【語句】
nature:性質、特質、特徴
partly:一部分は、部分的に
possess:持つ、有する
decline:格変化させる、語形変化させる

【訳文】
 203. 分詞の性質 分詞は部分的には動詞であり、部分的には形容詞である。動詞としては、分詞は時制と相を有している。形容詞としては、分詞は格変化をし、それが修飾する語と、性、数及び格において一致する。

【コメント】
 partly ... partly ... の訳し方が難しいですが、意訳すれば「分詞には動詞の側面と形容詞の側面とがある。」とでもなるでしょうか。
 分詞(participle)は、動詞としての性質と形容詞としての性質の両方を持っている語です。これを整理すると以下のようになるかと思います。

分詞の性質

 ① 動詞としての性質  時制、相がある。目的語を取る。
 ② 形容詞としての性質  性・数・格による語形変化がある。名詞を修飾し、その修飾する名詞と性・数・格が一致する。

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Latin for Beginners_677

【本文】
 204. The perfect passive participle is declined like bonus, bona, bonum, and in the compound tenses (§202) it agrees as a predicate adjective with the subject of the verb.

【語句】
compound:複合の

【訳文】
 204. 完了受動分詞は bonus, bona, bonum と同様に変化し、複合時制(§202)においては、それは叙述形容詞として動詞の主語と一致する。

【コメント】
 複合時制(compound tenses)とは、分詞と助動詞を組み合わせて表す時制で、完了時制、過去完了時制及び未来完了時制のことを意味しているものと思われます。
 叙述形容詞(predicate adjective)については、Latin for Beginners_210 を御参照ください。
 完了受動分詞は、amātus, monitus, rēctus, captus, audītus のように語尾が -us で終わりますが、bonus,-a,-um のような第1・第2変化形容詞と同様に語形変化します。
 完了受動分詞が動詞の受動相の完了時制、過去完了時制及び未来完了時制として用いられる場合には、完了受動分詞の語形は主語の性・数・格と一致することになります。したがって、完了受動分詞の格は主語の格と一致し、通常、主格を取ります。また、主語が明示されない場合でも、完了受動分詞の性は主語の性と一致することになりますので、例えば、amātus sum(私は愛された)では、主語「私」は男性であることが分かります。もし、主語「私」が女性ならば、amāta sum となります。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_678

【本文】

EXAMPLES IN
SINGULAR
 Vir laudātus est, the man was praised, or has been praised
 Puella laudāta est, the girl was praised, or has been praised
 Cōnsilium laudātum est, the plan was praised, or has been praised


【訳文】

単数形の例  Vir laudātus est.
 その男は賞賛された。/その男は賞賛されてしまったところだ。
 Puella laudāta est.
 その少女は賞賛された。/その少女は賞賛されてしまったところだ。
 Cōnsilium laudātum est.
 その計画は賞賛された。/その計画は賞賛されてしまったところだ。


【コメント】
 laudō は第1活用動詞ですので、その完了受動分詞は laudātus になりますLatin for Beginners_669 参照)。
 第1文では、主語 vir が男性名詞・単数・主格ですので、完了受動分詞は laudātus と単数・主格・男性形になっています。
 第2文では、主語 puella が女性名詞・単数・主格ですので、完了受動分詞は laudāta と単数・主格・女性形になっています。
 第3文では、主語 cōnsilium が中性名詞・単数・主格ですので、完了受動分詞は laudātum と単数・主格・中性形になっています。
 上記3文では、主語は単数ですので、動詞 est は単数形になっています。

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Latin for Beginners_679

【本文】

EXAMPLES IN
PLURAL
 Virī laudātī sunt, the men were praised, or have been praised
 Puellae laudātae sunt, the girls were praised, or have been praised
 Cōnsilia laudāta sunt, the plans were praised, or have been praised


【訳文】

複数形の例  Virī laudātī sunt.
 その男たちは賞賛された。/その男たちは賞賛されてしまったところだ。
 Puellae laudātae sunt.
 その少女たちは賞賛された。/その少女たちは賞賛されてしまったところだ。
 Cōnsilia laudāta sunt.
 その計画(複数)は賞賛された。/その計画(複数)は賞賛されてしまったところだ。


【コメント】
 第1文では、主語 virī が男性名詞・複数・主格ですので、完了受動分詞は laudātī と複数・主格・男性形になっています。
 第2文では、主語 puellae が女性名詞・複数・主格ですので、完了受動分詞は laudātae と複数・主格・女性形になっています。
 第3文では、主語 cōnsilia が中性名詞・複数・主格ですので、完了受動分詞は laudāta と複数・主格・中性形になっています。
 上記3文では、主語は複数ですので、動詞 sunt は複数形になっています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_680

【本文】
 1. Inflect the perfect, pluperfect, and future perfect indicative passive of amō, moneō, regō, capiō, and audiō (§§488-492).

【訳文】
 1. amō, moneō, regō, capiō 及び audiō の直説法受動相の完了形、過去完了形及び未来完了形を活用させてみよう(§§488-492)。

【コメント】
 以下に本文のラテン語の動詞の完了受動分詞を挙げておきます。

  amō   → amātus,-a,-um
  moneō   → monitus,-a,-um
  regō   → rēctus,-a,-um
  capiō   → captus,-a,-um
  audiō   →   audītus,-a,-um

 このうち、ここでは capiō について活用させてみます。

○ 完了時制

 

単  数

複  数

1人称   captus (-a,-um) sum     captī (-ae,-a) sumus
2人称 captus (-a,-um) es captī (-ae,-a) estis
3人称 captus (-a,-um) est captī (-ae,-a) sunt

○ 過去完了時制

 

単  数

複  数

1人称   captus (-a,-um) eram    captī (-ae,-a) erāmus
2人称 captus (-a,-um) erās captī (-ae,-a) erātis
3人称 captus (-a,-um) erat captī (-ae,-a) erant

○ 未来完了時制

 

単  数

複  数

1人称   captus (-a,-um) erō     captī (-ae,-a) erimus
2人称 captus (-a,-um) eris captī (-ae,-a) eritis
3人称 captus (-a,-um) erit captī (-ae,-a) erunt

※ 完了受動分詞の語形(-us, -a, -um; -ī, -ae, -a)は、主語の性によって決まります。なお、実際のところ、1人称及び2人称で、中性形(-um; -a)を取ることは通常はないと思われます。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_681

【本文】
 205. The perfect passive infinitive is formed by adding esse, the present infinitive of sum, to the perfect passive participle; as amāt-us (-a,-um) esse, to have been loved; monit-us (-a,-um) esse, to have been advised.

【訳文】
 205. 不定法受動相完了形は、完了受動分詞に、sum の不定法現在形である esse を付け加えることによって作られる。例 amāt-us (-a,-um) esse(愛されたこと);monit-us (-a,-um) esse(忠告されたこと)

【コメント】
 不定法受動相完了形は「~されたこと」の意味であり、その作り方は 完了受動分詞+ esse です。なお、英語における受動態の完了不定詞は、本文にあるように、“to have been done”の形になります。

-初学者のためのラテン語-

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