Latin for Beginners_1786

【本文】
9. Pāce factā erat nēmō quī arma trādere nōllet.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

9. 平和になったので、武器を引き渡したがらないような人は誰もいなかった。
(解説)
 pāce factā“絶対的奪格”の構文です(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。直訳すると「平和が作られたので」等となりますが、ここでは訳文のように訳してみました。
 erat nēmō は、主語が動詞の後ろに置かれていますので、erat は「~がいた」の意味になるものと思われます。なお、ここでは、否定語 nēmō が主語ですので、訳としては「誰もいなかった」となると思われます。nēmō は単数名詞として扱われています。
 関係代名詞節 quī ... は nēmō を修飾しています。動詞は接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「~したがらない“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 nōlō +不定法”は「~することを欲しない、~したがらない」の意味の構文です(Latin for Beginners_1680 参照)。また、nōllet は、nōlō(欲しない)の接続法3人称単数未完了過去形です(Latin for Beginners_1678 参照)。ここでは、主節の動詞 erat が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。
 trādō には「裏切る」の意味もありますが(Latin for Beginners_1764 参照)、ここでは「引き渡す」の意味に解してみました。

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Latin for Beginners_1785

【本文】
8. Cōnsulibus occīsīs erant quī(2) vellent eum rēgem creāre.

(2) erant quī, there were (some) who. A wholly indefinite antecedent of quī does not need to be expressed.

【語句】
wholly:完全に、まったく、すっかり、全面的に

【訳文】
8. Cōnsulibus occīsīs erant quī(2) vellent eum rēgem creāre.

(2) erant quī(~人たちがいた)。quī の完全に不定である先行詞は、表現する必要がない。

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

8. 執政官たちが殺されたので、彼を王に選ぼうと欲するような人たちがいた。
(解説)
 cōnsulibus occīsīs“絶対的奪格”の構文です(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。occīsīs は occīdō(殺す、打倒する)の完了受動分詞 occīsus の複数奪格男性形です。
 注(2)にあるように、関係代名詞節 quī ... の先行詞(例えば でしょうか。)は省略されており、erant quī ... で「... 人たちがいた」の意味になるようです。節中の動詞は接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「欲する“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 eum rēgem creāre は、Latin for Beginners_1782 で読んだように“2つの対格”を取る構文であり、ここでは「彼を王に選ぶこと」と訳してみました。
 volō +不定法”は「~することを欲する」の意味の構文です(Latin for Beginners_1680 参照)。また、vellent は volō(欲する)の接続法3人称複数未完了過去形です(Latin for Beginners_1678 参照)。ここでは、主節の動詞 erant が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。

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Latin for Beginners_1784

【本文】
7. Germānī nōn iī sunt quī adventum Caesaris vereantur.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

7. ゲルマン人はカエサルの到着〔接近〕を恐れるような人々ではない。
(解説)
 iī(is の複数主格形。eī でもよいと思われます(Latin for Beginners_384 参照)。)は、Germānī nōn sunt(ゲルマン人は~ではない)の補語であり、関係代名詞節 quī ... vereantur の先行詞になっています。is quī ... の構文(... するような人)の複数形と言えます(Latin for Beginners_1769 参照)。
 関係代名詞節 quī ... vereantur は、動詞が接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「恐れる“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 vereantur は形式所相動詞 vereor(恐れる)の接続法3人称複数現在形です(Latin for Beginners_1477 参照)。

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Latin for Beginners_1783

【本文】
6. Neque erat(1) tantae multitūdinis quisquam quī morārī vellet.

【コメント】
 注(1)は、Latin for Beginners_1778 で読みました。

 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

6. そして、これほどの大群衆の中に、遅れることを欲するような人は誰もいなかった。
(解説)
 neque は単独で用いられていますが、and not の意味ですので、「そして、~ない」と訳してみました。
 erat +名詞”は「~があった」の意味の表現です。ここでは、(neque) erat ... quisquam で「(そして)... 誰もいなかった」の意味と解してみました。
 tantae multitūdinis は単数属格形と思われますが、その意味が難しいです。ここでは、“部分属格”と解して、「これほどの大群衆の中に」と訳してみました(Latin for Beginners_1378, 1379 参照)。
 quisquam は不定代名詞で、主に否定文で用いられて「誰も、何も」の意味を表します。また、単数形で用いられます(Latin for Beginners_1159, 1171 参照)。
 quī ... vellet は、quisquam を先行詞とする関係代名詞節です。動詞が vellet と接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「欲する“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 morārī は、形式所相動詞 moror(遅れる、ためらう、とどまる)の不定法現在形です。ここでは「遅れること」と訳してみましたが、「とどまること」等と訳してもよいでしょうか。
 volō +不定法”は「~することを欲する」の意味の構文です(Latin for Beginners_1680 参照)。
 vellet は volō(欲する)の接続法3人称単数未完了過去形です(Latin for Beginners_1678 参照)。ここでは、主節の動詞 erat が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。

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Latin for Beginners_1782

【本文】
5. Rōmānī Galbam ducem creāvērunt et summā celeritāte profectī sunt.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. ローマ人たちはガルバを将軍に選任すると、最高の速さで出発した。
(解説)
 Galbam ducem creāvērunt は、“A(対格・直接目的語)+B(述語の対格)+ creō”の構文で、“2つの対格”を取り、「AをBに選任する」の意味になります(Latin for Beginners_1774, 1776, 1777 参照)。ここでは「ガルバを将軍に選任した」と訳してみました。
 summā celeritāte“様態の奪格”です。ここでは「最高の速さで」と直訳してみましたが、「全速力で」等と訳してもよいでしょうか。なお、形容詞 summus が修飾していますので、前置詞 cum は省略されています(Latin for Beginners_355 参照)。
 profectī sunt は、形式所相動詞 proficīscor(出発する)の3人称複数完了形(男性形)です。ここでは「出発した」と訳しましたが、「進んだ」と訳してもよいでしょうか。

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Latin for Beginners_1781

【本文】
4. Tōtō frūmentō raptō, domī nihil erat quō mortem prohibēre possent.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

4. 全ての穀物が奪われたので、家には、彼らがそれによって死を免れることができるようなものは何もなかった。
(解説)
 tōtō frūmentō raptō“絶対的奪格”です(Latin for Beginners_1691, 1693 参照)。ここでは、「全ての穀物が奪われたので」と訳してみました。
 domī は domus(家)の所格で、「家に、家で」の意味です(Latin for Beginners_992, 998 参照)。ここでは、「家には」と訳してみました。
 quō ... は関係代名詞節ですが、quō を単数奪格中性形の手段の奪格とみて、nihil に係っているものと解してみました。また、動詞が possent と接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「~できる“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 nihil erat は、動詞 erat の前に主語がありますので、Latin for Beginners_1778 で読んだ注(1)の場合とは異なりますが、「何もないものがあった」 → 「何もなかった」と訳してみました。
 mortem prohibēre は、「死を防ぐこと、死を妨げること」の意味ですが、ここでは「死を免れること」と訳してみました。
 possent は possum の接続法3人称複数未完了過去形です(Latin for Beginners_1595 参照)。ここでは、主節の動詞 erat が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。

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Latin for Beginners_1780

【本文】
3. Erat(1) manus nūlla, nūllum oppidum, nūllum praesidium quod sē armīs dēfenderet.

【コメント】
 注(1)は前々回読みました。

 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

3. 武器によって自らを守るような部隊も、町も、守備隊も何もなかった。
(解説)
 erat +名詞”は、「~があった」の意味です(前々回の注(1)参照)。
 manus は第4変化女性名詞で、「手」の意味もありますが、ここでは「部隊」の意味に解してみました。
 oppidum は第3変化中性名詞で、ここでは「町」と訳してみましたが、「要塞」の意味に解することもできるでしょうか。
 nūllus,-a,-um は「何の~もない」の意味の代名形容詞です(Latin for Beginners_369, 372 参照)。
 quod ... は、動詞が dēfenderet と接続法になっており、“特性又は記述の接続法”の構文の関係代名詞節ですので、「... 守る“ような”」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。quod は単数中性形ですので、その直前にある単数形の中性名詞 praesidium(守備隊)を先行詞としていると解することもできそうですが、並列されている manus, oppidum, praesidium の全てに係っていると解してもよいでしょうか。
 armīs は手段の奪格と思われ、ここでは「武器によって」と訳してみました。
 dēfenderet は dēfendō(守る、防ぐ)の接続法3人称単数未完了過去形です(Latin for Beginners_1523 以下参照)。ここでは、主節の動詞 erat が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。

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Latin for Beginners_1779

【本文】
2. Erant(1) itinera duo quibus Helvētiī domō discēdere possent.

【コメント】
 注(1)は前回読みました。

 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

2. ヘルウェティイ族が家から立ち去ることができるような道が2つあった。
(解説)
 erant +名詞”は、「~があった」の意味の表現です(前回の注(1)参照)。
 itinera は、第3変化中性名詞 iter の複数主格です(Latin for Beginners_907 参照)。iter には「行軍、旅行」等いろいろな意味がありますが、ここでは「道」と解してみました。
 duo は数詞 duo, duae, duo(2つの)の主格中性形で、itinera に係っています(Latin for Beginners_1375 参照)。
 quibus ... は、itinera を修飾する関係代名詞節です。動詞が possent と接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「~できるような」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 quibus は複数奪格中性形であり、関係詞節中では手段の奪格になっているものと思われます。すなわち、「(その道によって = その道を通って)立ち去ることができるような(道)」の意味と解してみました。
 domō は第4変化女性名詞 domus(家)の単数奪格形です(Latin for Beginners_998 参照)。この語は前置詞(ここでは ab, ex 又は dē)を省略します(Latin for Beginners_985 参照)。ここでは、ヘルウェティイ族について述べていますので、「故郷」等と訳してもよいかと思われます。
 possent は possum の接続法3人称複数未完了過去形です(Latin for Beginners_1595 参照)。ここでは、主節の動詞 erant が第二次時制(未完了過去形)になっていますので、“時制の一致”により第二次時制(未完了過去形)になっています(Latin for Beginners_1537 参照)。

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Latin for Beginners_1778

【本文】
 394. EXERCISES
I.
1. In Germāniae silvīs sunt(1) multa genera ferārum quae reliquīs in locīs nōn vīsa sint.

(1) Remember that when the verb sum precedes its subject it is translated there is, there are, there were, etc.

【訳文】
 394. 練習問題
I.
1. In Germāniae silvīs sunt(1) multa genera ferārum quae reliquīs in locīs nōn vīsa sint.

(1) 動詞 sum がその主語の前に置かれる場合には、「~がいる、~がある」「~がいた、~があった」等と訳されることを思い出すこと。

【新出ラテン語句】
genus

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. ゲルマニアの森には、残りの場所では見られなかったような多くの種類の野獣がいる。
(解説)
 in Germāniae silvīs“P→G→N”の語順になっています(Latin for Beginners_396 参照)。
 genera は第3変化中性名詞 genus,-eris(種類)の複数主格形です。
 sunt multa genera は「多くの種類がいる」の意味になります。est / sunt +名詞”は、注(1)にあるように、「~がいる、~がある」の意味の構文です(Latin for Beginners_620 参照)。
 multa genera ferārum は、直訳すると「野獣の多くの種類」となりますが、ここでは「多くの種類の野獣」と訳してみました。
 quae ... は、genera を修飾する関係代名詞節です。動詞が vīsa sint と接続法になっていますので、“特性又は記述の接続法”の構文と解して、「見られなかったような」と訳してみました(Latin for Beginners_1771 参照)。
 reliquīs は in を挟んで locīs を修飾しています。これを直訳すると「残りの場所」となり、意味が取りにくいですが、「ゲルマニアの森以外の他の場所」という意味でしょうか。
 vīsa sint は videō(見る)の接続法受動相3人称複数完了形(中性形)です(Latin for Beginners_1560 参照)。主節の動詞 sunt が第一次時制(現在形)ですので、vīsa sint も第一次時制(完了形)になっています。

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Latin for Beginners_1777

【本文】
 393. The verbs commonly found with two accusatives are
      creō, creāre, creāvī, creātus, choose
      appellō, appellāre, appellāvī, appellātus, call
      nōminō, nōmināre, nōmināvī, nōminātus, call
      vocō, vocāre, vocāvī, vocātus, call
      faciō, facere, fēcī, factus, make

【訳文】
 393. 通常2つの対格とともに見られる動詞は、以下のようなものである。
      creō, creāre, creāvī, creātus  選ぶ
      appellō, appellāre, appellāvī, appellātus  呼ぶ
      nōminō, nōmināre, nōmināvī, nōminātus  呼ぶ
      vocō, vocāre, vocāvī, vocātus  呼ぶ
      faciō, facere, fēcī, factus  ~にする

【新出ラテン語句】
appellō creō nōminō

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Latin for Beginners_1776

【本文】
 392. RULE. Two Accusatives. Verbs of making, choosing, calling, showing, and the like, may take a predicate accusative along with the direct object. With the passive voice the two accusatives become nominatives.

【語句】
show:(show A B)AがBであることを示す、証明する
and the like:~など、~及び同種のもの、~の類
along with ~:~と一緒に

【訳文】
 392. 規則 2つの対格 ~にする、選ぶ、呼ぶ、示す 等の動詞は、直接目的語とともに、述語の対格を取ることがある。受動相になる場合には、2つの対格は主格になる。

【コメント】
 2つの対格を取る動詞は、英語で言えば、第5文型の動詞です。本文の動詞の例でみると、以下のようになるかと思われます。

make       AをBにする
choose AをBに選ぶ
call AをBと呼ぶ
show AがBであることを示す

 これらの動詞では“A=B”の関係が成り立ち、ラテン語では、Aが直接目的語(対格)、Bが述語の対格になるものと思われます。

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Latin for Beginners_1775

【本文】
 b. Observe in 2 that when the verb is changed to the passive both of the accusatives become nominatives, the direct object becoming the subject and the predicate accusative the predicate nominative.

【訳文】
 b.2 においては以下の点に注意すること。動詞が受動相に変わったときは、対格は両方とも主格になる。すなわち、「直接目的語」は「主語」になり、「述語の対格」は「述語の主格」になる。

【コメント】
 the predicate accusative の後ろには becoming が省略されているものと思われます。

 この構文は、英語の第5文型を受け身の形に変えたもの(S+V[受動態]+C+ by +行為者)と同様の構文です。第5文型の直接目的語(O)が主語(S)となり、第5文型の目的格補語(C)が主格補語(C)になります。ここでは、主語(S)= 主格補語(C)の関係があります。「Sは、行為者によって、Cに〔と〕Vされる」といった意味になります。

 前々回読んだ文2 でみると、以下のようになります。

文2:  Caesar                     cōnsul                         ā Rōmānīs                      factus est.
  (①主語) (②述語の主格) (行為者の奪格) (動詞・受動相)
  カエサルは 執政官に ローマ人によって された。
   ↑  ↑  ↑  ↑
文1: ①直接目的語 ②述語の対格 主語 動詞・能動相
  (Caesarem) (cōnsulem) (Rōmānī) (fēcērunt)

 英語の場合と同様に、① Caesar = ② cōnsul の関係が成り立っています。

-初学者のためのラテン語-

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