Latin for Beginners_556

【本文】
LESSON XXIX
PRESENT, IMPERFECT, AND FUTURE INDICATIVE PASSIVE OF -IŌ VERBS ・ PRESENT PASSIVE INFINITIVE AND IMPERATIVE

 172. Review the active voice of capiō, present, imperfect, and future, and learn the passive of the same tenses (§492).

【訳文】
第29課
-iō 型第3活用動詞の直説法受動相現在、未完了過去及び未来 ・ 不定法及び命令法の受動相現在

 172. capiō の能動相現在、未完了過去及び未来を復習しよう。また、同じ時制の受動相を学習しよう(§492)。

【コメント】
 能動相の復習は各自にお任せをして、ここでは省略させていただきます。

 受動相については、§492 に活用表がありますが、ここでも紹介しておきます。なお、受動相の作り方は他の活用の場合と同様です。

現在形(取られる)

  単 数  複 数
1. capior capimur
2. caperis,-re capiminī
3. capitur capiuntur
 

未完了過去形(取られていた)

  単 数  複 数
1. capiēbar capiēbāmur
2. capiēbāris,-re    capiēbāminī
3. capiēbātur capiēbantur
 

未来形(取られるだろう)

  単 数  複 数
1. capiar capiēmur
2. capiēris,-re capiēminī
3. capiētur capientur

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_557

【本文】
 a. The present forms capior and capiuntur are like audior, audiuntur, and  the rest of the tense is like regor.

【訳文】
 a. 現在形 capior と capiuntur は audior, audiuntur と同様であり、当該時制のその他の活用形は regor と同様である。

【コメント】
 本文の3つの動詞の受動相現在の活用形を比較してみます。

 

第3活用

-iō 型第3活用   

第4活用



数  
1. regor capior audior
2. regeris,-re       caperis,-re audīris,-re  
3. regitur capitur audītur


1. regimur capimur audīmur
2. regiminī capiminī audīminī
3. reguntur capiuntur audiuntur
  (注)各人称・数の下線部同士で活用形が類似しています。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_558

【本文】
 b. In like manner inflect the passive of iaciō and rapiō.

【語句】
in like manner:同様に

【訳文】
 b. 同様にして、iaciō と rapiō の受動相を活用させよう。

【コメント】
 iaciō(投げる)と rapiō(奪う)の受動相を活用させてみます。

現在形



数 
1. iacior rapior
2. iaceris,-re raperis,-re
3. iacitur rapitur


1. iacimur rapimur
2. iaciminī rapiminī
3. iaciuntur rapiuntur
 

未完了過去形



1. iaciēbar rapiēbar
2. iaciēbāris,-re    rapiēbāris,-re
3. iaciēbātur rapiēbātur


1. iaciēbāmur rapiēbāmur
2. iaciēbāminī rapiēbāminī
3. iaciēbantur rapiēbantur
 

未来形



1. iaciar rapiar
2. iaciēris,-re rapiēris,-re
3. iaciētur rapiētur


1. iaciēmur rapiēmur
2. iaciēminī rapiēminī
3. iacientur rapientur

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_559

【本文】
 173. The Infinitive. The infinitive mood gives the general meaning of the verb without person or number; as, amāre, to love. Infinitive means unlimited. The forms of the other moods, being limited by person and number, are called the finite, or limited, verb forms.

【語句】
unlimited:限定されない、制限のない
limit:限定する、制限する
finite:限定された、制限された;(動詞が)定形の
or:すなわち、つまり、言い換えれば

【訳文】
 173. 不定法 不定法は、人称又は数を伴わずに動詞の一般的な意味を与えるものである。例 amāre(愛すること)。不定とは「限定されない」という意味である。その他の法の活用形は、人称及び数によって限定されており、「定形」すなわち限定された動詞の活用形と呼ばれる。

【コメント】
 不定法(infinitive mood)は、人称や数によって意味が限定されない動詞の形のことをいいます。他方、人称や数によって意味が限定された動詞の形のことを定動詞(定形動詞)(finite verb)といいます。
 不定法の意味は、「…すること」であり、英語では“to 不定詞”で表されます。
 being limited ~ は、分詞構文であり、ここでは「~限定されており」と訳してみました。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_560

【本文】
 174. The forms of the Present Infinitive, active and passive, are as follows:

CONJ.  

PRES. STEM 

PRES. INFINITIVE
ACTIVE

PRES. INFINITIVE
PASSIVE

I.   

 amā- amāre, to love amārī, to be loved

II.   

 monē- monēre, to advise     monērī, to be advised

III.   

 rege-
 cape-
regere, to rule
capere, to take
regī, to be ruled
capī, to be taken

IV.   

 audī- audīre, to hear audīrī, to be heard


【訳文】
 174. 不定法現在の能動相及び受動相の形は以下のとおりである。

活用   

現在語幹  

不定法能動相現在

不定法受動相現在

I.   

 amā- amāre(愛すること) amārī(愛されること)

II.   

 monē- monēre(忠告すること)     monērī(忠告されること)

III.   

 rege-
 cape-
regere(支配すること)
capere(取ること)
regī(支配されること)
capī(取られること)

IV.   

 audī- audīre(聞くこと) audīrī(聞かれること)

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_561

【本文】
 1. Observe that to form the present active infinitive we add -re to the present stem.

【訳文】
 1. 不定法能動相現在を作るには、現在語幹に -re を付け加えることに注意すること。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_562

【本文】
 a. The present infinitive of sum is esse. There is no passive.

【訳文】
 a. sum の不定法現在は esse である。受動相はない。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_563

【本文】
 2. Observe that the present passive infinitive is formed from the active by changing final -e to , except in the third conjugation, which changes final -ere to .

【訳文】
 2. 不定法受動相現在は、能動相から、第3活用の場合を除いて語末の -e を -ī に変えることによって作られ、第3活用では語末の -ere を -ī に変えることに注意すること。

【コメント】
 不定法受動相現在の語尾を不定法能動相現在の語尾と対比すると以下のとおりです。

  能動相      受動相
第1活用  -āre  -ārī
第2活用  -ēre  -ērī
第3活用
-iō 型も同じ) 
 -ere  -ī (× -erī ではない。)
第4活用  -īre  -īrī

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_564

【本文】
 3. Give the active and passive present infinitives of doceō, sedeō, volō, cūrō, mittō, dūcō, mūniō, reperiō, iaciō, rapiō.

【訳文】
 3. doceō, sedeō, volō, cūrō, mittō, dūcō, mūniō, reperiō, iaciō, rapiō の不定法現在の能動相及び受動相を言ってみよう。

【コメント】
 本文の動詞の不定法は以下のとおりです。

 

能 動 相
「~すること」

受 動 相
「~されること」

doceō(教える)    docēre   docērī
sedeō(座る)    sedēre   sedērī
volō(飛ぶ)    volāre   volārī
cūrō(世話する)    cūrāre   cūrārī
mittō(送る)    mittere   mittī
dūcō(導く)    dūcere   dūcī
mūniō(守る)    mūnīre   mūnīrī
reperiō(見つける)    reperīre              reperīrī
iaciō(投げる)    iacere   iacī
rapiō(奪う)    rapere   rapī

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_565

【本文】
 175. The forms of the Present Imperative, active and passive, are as follows:

CONJ. 

ACTIVE(1)

PASSIVE

SING. 

PLUR.

SING.

PLUR.

I.  

amā

amāte amāre, be thou loved amāminī, be ye loved

II.  

monē monēte   monēre, be thou advised  monēminī, be ye advised

III.  

rege
cape
regite
capite
regere, be thou ruled
capere, be thou taken
regiminī, be ye ruled
capiminī, be ye taken

IV.  

audī audīte audīre, be thou heard audīminī, be ye heard

(1) For the sake of comparison the active is repeated from §161.

【語句】
for the sake of ~:~のために

【訳文】
 175. 命令法現在の能動相及び受動相の形は以下のとおりである。

活用 

能動相(1)

受動相

単数  複数

単  数

複  数

I.
  

amā
 
amāte
 
amāre
(あなたは愛されよ)
amāminī
(あなたたちは愛されよ)

II.
  

monē  
 
monēte  
 
monēre
(あなたは忠告されよ) 
monēminī
(あなたたちは忠告されよ)

III.
  

rege

cape
 
regite

capite
 
regere
(あなたは支配されよ)
capere
(あなたは取られよ)
regiminī
(あなたたちは支配されよ)
capiminī
(あなたたちは取られよ)

IV.
  

audī
 
audīte
 
audīre
(あなたは聞かれよ)
audīminī
(あなたたちは聞かれよ)

(1) 比較のために、能動相を§161 から再掲している。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_566

【本文】
 1. Observe that the second person singular of the present passive imperative is like the present active infinitive, and that both singular and plural are like the second person singular(2) and plural, respectively, of the present passive indicative.

(2) That is, using the personal ending -re. A form like amāre may be either indicative, infinitive, or imperative.

【訳文】
 1. 命令法受動相現在の2人称単数形は不定法能動相現在と同じ語形であること、〔命令法受動相現在の2人称の〕単数形及び複数形はともに、それぞれ、直説法受動相現在の2人称の単数形(2)及び複数形と同じ語形であることに注意すること。

(2) すなわち、人称語尾 -re を用いている。amāre のような語形は、直説法、不定法又は命令法のいずれかになり得る。

【コメント】
 命令法受動相現在形は、既に学習した他の活用形と同じ語形をしているので注意が必要です。どの活用形になっているかは、文脈により判断することが必要となるでしょう。
 動詞 amō の場合で整理してみます。

 amāre ①不定法能動相現在(愛すること)
②直説法受動相現在・2人称単数(あなたは愛される)
 ※ この意味では、amāris という語形もあります。
③命令法受動相現在・2人称単数(あなたは愛されよ)
 amāminī   ①直説法受動相現在・2人称複数(あなたたちは愛される)
②命令法受動相現在・2人称複数(あなたたちは愛されよ)

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_567

【本文】
 2. Give the present imperative, both active and passive, of the verbs in §174.3.

【訳文】
 2. §174.3 の動詞の命令法現在形を、能動相及び受動相ともに挙げてみよう。

【コメント】
 本文の動詞の命令法現在形は以下のとおりです。なお、dūcō の命令法能動相2人称単数現在形 dūc の形に注意しましょう(Latin for Beginners_522 参照)。

動 詞

   能動相

   受動相

単 数 複 数 単 数 複 数
doceō docē docēte docēre docēminī
sedeō sedē sedēte sedēre sedēminī
volō volā volāte volāre volāminī
cūrō cūrā cūrāte cūrāre cūrāminī
mittō mitte mittite mittere mittiminī
dūcō dūc dūcite dūcere dūciminī
mūniō mūnī mūnīte mūnīre mūnīminī
reperiō      reperī       reperīte       reperīre      reperīminī
iaciō iace iacite iacere iaciminī
rapiō rape rapite rapere rapiminī

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_568

【本文】
 176. EXERCISES
 First learn the special vocabulary.

【訳文】
 176. 練習問題
 はじめに「特別な語句」を学習せよ。

【新出ラテン語句】
cūra dē locus per perīculum semper sī superō tamen

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_569

【本文】
I.
1. Tum Perseus ālīs ad terrās multās volābit.
2. Mōnstrum saevum per aquās properat et mox agrōs nostrōs vāstābit.
3. Sī autem Cēpheus ad ōrāculum properābit, ōrāculum ita respondēbit.
4. Quis tēlīs Perseī superābitur? Multa mōnstra tēlīs eius superābuntur.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

1. それからペルセウスは翼で多くの地へ飛ぶだろう。
(解説)
 ālīs は「手段の奪格」(翼で、翼によって)です。

2. 残酷な怪物は水中を通って急いでおり、まもなく我々の畑を荒らすだろう。
(解説)
 per aquās は「水中を通って」と訳してみました。

3. ところで、もしケフェウスが神託へと急ぐならば、神託はこのように答えるだろう。
(解説)
  は英語の if に相当し、"sī …, ~." で、「もし…ならば、~。」の意味となります。英語の場合、条件を表す副詞節(例 if it rains tomorrow)の中では、未来のことを表すときでも現在時制を用いることが一般的なようですが、このラテン文では、sī-節の中で properābit と未来時制が用いられています。
 autem は文頭には置かれず、通常は文の2番目に置かれます。

4. 誰がペルセウスの武器によって打ち破られるだろうか。多くの怪物どもが彼の武器で打ち破られるだろう。
(解説)
 tēlīs は「手段の奪格」(武器で、武器によって)です。superābitur, superābuntur は superō の受動相未来です。

-初学者のためのラテン語-

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Latin for Beginners_570

【本文】
5. Cum cūrīs magnīs et lacrimīs multīs agricolae ex domiciliīs cārīs aguntur.
6. Multa loca vāstābantur et multa oppida dēlēbantur.
7. Mōnstrum est validum, tamen superābitur.
8. Crēdēsne semper verbīs ōrāculī? Ego iīs nōn semper crēdam.

【コメント】
 本文のラテン語を訳してみると以下のようになるかと思います。なお、誤りがあれば御容赦願います。

5. 大きな心配と多くの涙とともに、農民たちは愛する住まいから追い払われる。
(解説)
 cum ~ は「随伴の奪格」でしょうか、「様態の奪格」でしょうか。様態の奪格的に訳すと、「非常に心配して、また、涙をたくさん流して」とでもなるでしょうか。aguntur は agō の受動相3人称複数現在です。

6. 多くの場所が荒らされ、多くの町が破壊されていた。
(解説)
 loca は locus の複数形で中性名詞になります。vāstābantur は vāstō の、dēlēbantur は dēleō の、それぞれ受動相3人称複数未完了過去です。

7. 怪物は強いが、それにもかかわらず、打ち破られるだろう。
(解説)
 superābitur は superō の受動相3人称単数未来です。

8. あなたは神託の言葉を常に信じるだろうか。私はそれらを常には信じないだろう。
(解説)
 verbīs は与格で crēdēs に係っています。crēdō +与格 で「…を信じる」の意味です。iīs は verbīs ōrāculī を指していますので、中性複数与格です。iīs は eīs と書いてもよいでしょう。
 nōn は semper crēdam
の前に置かれていますので、「常に信じる」を否定しており、「“常に信じる”というわけではない」(=信じないこともある)の意味(部分否定)になると思われます。

-初学者のためのラテン語-

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