甲骨文字（1）・・・JingShang君、殷墟に行く（13）

　甲骨文字（こうこつもじ）は亀甲獣骨文字（きっこうじゅうこつもじ）とも言い、漢字の起源とも考えられている文字です。絵文字のようですが抽象性が進んでいて一番古い漢字といってもよいものです。漢字の始まりとして、我々には無視できないものです。

　殷（商）の時代に占いに使ったということです。鹿の骨（肩胛骨）や亀の甲羅（腹甲）などの裏側（内蔵側）に貫通しない程度に小さな穴をあけ溝を彫って、熱した金属棒（青銅製であったといわれている）を穴に差し込みしばらくすると表側に卜形のひび割れができます。その割れ目の形で占って、占うべき事とその判断を甲骨（表側）に甲骨文字で刻み付けたということです。この字形の解釈については、日本の白川静氏が古代の風俗なども含めた解釈を再提示したりしています。

　この写真は、インターネットで採取した亀甲です。文字が鮮明です。また、亀の腹側の外側であることがわかります。

　（画像を大きくしたりコメントを見るには、標題または画像をクリックしてください。また、例えば下の「コメント（2）」の数字(2)をクリックしてもコメントを見たり書いたりできます）
ぜひ投票を！とをクリックしてください。