立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

滋賀県の平和堂が湖南省に進出した経緯を考えると・・・JingShangの湖南常徳への旅(番外-長沙の平和堂)

2011年08月29日 | JingShang君からの上海レポート
 平和堂のあるビルの銘板です。湖南平和堂商貿大厦とあります。大厦は中国語でビルの意味です。低層部分と高層部分があり、デパートとしての営業は低層部分だけですが、ビルの名前からして高層部分も平和堂が主要出資者のようです。

 1998年の竣工です。1997年に東南アジア金融危機があり、その影響で人民元も切り下げになるのではないかと言われた時期に当たり、経済改革前だったので経済的には現在と比べられない困難な時期でした。平和堂の湖南進出の経緯はよく知りませんが、湖南省と滋賀県が友好提携関係にあったので、湖南省政府が滋賀県の紹介で平和堂を誘致したのだろうと思われます。

 平和堂は、現在長沙で複数店開き、更に珠州でも新規開店して昨年中国で元気な日本中堅デパートとして日本マスコミにも紹介されていましたが、私が思うに平和堂に先見の明があったというより偶々滋賀県の斡旋で湖南省を紹介された平和堂が長沙に進出し、中国の経済成長に乗ったのだろうと思います。

 1998年竣工と言えば、話があったのは1995年頃でしょうが、その当時は、中国が経済的に離陸できるかどうか疑問符がついていたころです。平和堂に先見の明があったと言えなくもありませんが、失礼ながら昔の中国のこと等よく知らず、カントリーリスクなどあまり考えずに長沙にでたように思えます。また、当時華やかだった八百半の海外進出に影響された面もあったでしょう。オーナー経営で、速断出来たこともこの場合よい方向に働いたのだと思います。

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