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丹沢の多斑ヤマメ

2021年05月28日 | 渓流レポート2021
午後からのんびり丹沢の沢をのぞいてみた。
流程は短いがヤマメが自然繁殖し、源頭部までヤマメだけが生息している丹沢らしい沢。

何匹かのヤマメが釣れたあと、待っていたヤマメが顔を見せてくれた。





八寸ほどの、小丸を除いて側線にかかったパーマークが12個はっきり並んでいる、多斑ヤマメ。
実は12パーってなかなかお目にかかれない。ちなみにこの日の他のヤマメは10パーが平均といったところで、この沢は平均値も高いと思う。

`測線上に掛かっているもの`をパーマークとしているのは、内水面試験場の勝呂専門研究員らによる丹沢大山総合調査学術報告書(2007年)内「丹沢の渓流魚の危機」での基準に倣ったため。

どんなヤマメでもヤマメはヤマメ。嬉しさの尺度は人それぞれだけど、パーマークが比較的に丸く、数が多いのが在来系ヤマメの外観的な特徴と言われているので、可能性があるだけでやはり嬉しい。これで少しでも朱点らしきものがあれば`丹沢ヤマメ`の外観的特徴としては完璧で、なおよかったのだけど。

もちろん専門家がDNAを調べないと何もわからないのだが、釣り人としては針に掛かってくれたことに感謝しつつ、針に掛けてゴメン!とも思う。なんともアンビバレントなヤマメだ。

そうそう、添えてあるフラットサイドは鏡面アルミ。二枚は同じような構図の縦横、角度によって反射のオンオフがはっきり異なって、とてもわかりやすいでしょ。



全国どこでも多斑ヤマメは在来の可能性があるらしい。釣れたら少し写真を撮らせてもらって、もとの流れに返したいもの。

ミノー:ソリスト50MD2フラットサイド 鏡面アルミ、40MD、ソリスト40DDなど
ロッド:レヴェルトラウト5.0MT
リール&ライン:ツインパワーC2000SHGにナイロン5lb

photo&report by 小平


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