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ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

4回目抗がん剤の副作用

2012-10-26 10:16:25 | 悪性リンパ腫関連
4回目の抗がん剤治療を受けて、5日目です。

今回は足に力が入らないということもなく、ちゃんと踏ん張れています。
移乗の際も、看護師さんに両脇を抱えてもらって自分の足で立てています。

「ぼく、頑張っているよ。」
ゆうやも嬉しそうです。

今回は楽に乗り越えられるかな~と安堵したのもつかの間。
ゆうやの口の中の様子がおかしくなってきました。

前回の抗がん剤治療の終盤からほんの少しですが、口臭が出ていました。
普段、口臭のない子なので、気になっていました。

今回、入院してから日に日に口臭が強くなってきました。
水曜日にドクターに口の中を見て頂いたときには、特に変化がありませんでした。

昨日、ますます口臭が強くなってきたので、ゆうやの口の中を覗くと~。
なにやら白いものが沢山、口内にあります。

すぐにドクターに診て頂き、一部をこすりとって検査に出して頂きました。
「多分、カビの一種でしょう。」

前々回、関節痛が出て、非常に苦しんだので、ドクターは原因と考えられる薬を除いてくださっていました。
その中に抗菌剤が入っていました。

今日から再び抗菌剤を飲むことになったのですが、ドクターは関節痛を心配してくださっていました。
「もしも関節に痛みが出てきたらすぐに連絡ください。」

毎回、異なる副作用が出て、ほんとに不思議だなあと思います。
けれど、その度にすぐに対処して頂いて、とても有り難く思っています。


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生きる醍醐味

2012-10-25 11:21:57 | 日記
私は、ゆうやが生まれてしばらくは、ゆうやが障害を持っていることをなかなか受け入れることができませんでした。

いつかきっとゆうやは他の子ども達のように、歩いたり走ったりできるようになると、信じていました。
けれど、内心、どこかで不安を抱えていました。

ありとあらゆる方法で、ゆうやの将来を占いました。
カードを使用してみたり、水晶を使用してみたり、専門家と称するところへ行って相談してみたり。

皆、返事は同じでした。
「大丈夫。この子はきっと歩けるようになる。」

私はそう言われてとても喜びました。
はっきりと年齢を出して断言した人もいました。

けれど、その年齢になっても、ゆうやは歩きませんでした。
私はその度にガッカリしました。

内側を向けば自分を責め、外側を向けば祈願をしたり依存をしたりしていました。
その時の私は、現実を受け入れていなかったのです。
ただただ逃避していたのでした。

私は、ゆうやが随分成長してから、やっと目が覚めました。
ようやく、ありのままのゆうやを受け入れることができました。

ゆうやは脳性麻痺による身体障害と知的障害を持っています。
リハビリや愛情によって、障害は少しずつ改善することがあります。

占ってみたり、誰かを頼ってみたりしても実質的には何の効果もないと思います。
たとえ誰かを頼ってゆうやが改善しても、それは幻のごとく。
私もゆうやも心の底から喜べないでしょう。

自分の人生は自分の努力で歩まなければ何の意味もないと、やっと分かったのでした。

身体が不自由でもいい。
計算ができなくてもいい。

ゆうやと一生懸命過ごす毎日は、それはそれは充実しています。
心の底からの満足感があります。
「今、生きている。」と。

いろいろ遠回りした御蔭で、私はすっかり依存心がなくなりました。
ゆうやの存在は、人生において何が最も大切かを私に教えてくれます。

生きる素晴らしさを教えてくれてありがとう。


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普通食に変更してみました

2012-10-24 15:07:58 | 悪性リンパ腫関連
ゆうやは5月に入院して以来、病院食は軟菜食という食事を選択していました。

軟菜食は煮魚、焼き魚、卵焼き、オムレツ、肉じゃがなどがメイン料理となります。
ゆうやにとっては食べやすくて適していると思います。

けれども、軟菜食のメニューは同じものが出てくる頻度が高く、ゆうやはコンビニの唐揚げに目が釘付けとなります。
どちかというと、軟菜食は高齢者向けかもしれません。

「お母さん、コロッケが食べたいな。」
ゆうやが希望するので、一時退院の際はコロッケを夕飯に出しました。

再び今、病院食を食べていますが、やはり揚げ物が出ません。
「お母さん、カツ丼が食べたいな。」

そこで、私はドクターに相談しました。
「軟菜食を普通食に変更して頂けませんか。」

ドクターは「一度、試してみましょう。」と言ってくださいました。
昨日の夕食から普通食になりました。

「お母さん、夕飯はやっぱりオムレツかな。」
ゆうやは、昼食が魚料理だったので、夕食は卵料理だろうと予想しているのです。

「さあ、どうかな~。」
「ボクはそろそろ卵と思うよ。」

夕飯が運ばれて来て蓋を開けると、ロールキャベツが並んでいました。
「ロールキャベツだっ!」

ゆうやは目を輝かせてお皿に頭を突っ込みそうなほど眺めていました。
「わ~♪美味しそう♪」

ゆうやはとても喜んでぺろりと平らげました。
吐き気もなく、完食できるとはとても有り難いと思います。

これからしばらくは普通食で様子を見ようと思います。
ゆうやも豊富なメニューを楽しめることでしょう。


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4回目の抗がん剤治療は冷や汗~

2012-10-23 11:54:31 | 悪性リンパ腫関連
昨日、ゆうやは再び入院しました。

月曜日の朝ということもあり、入院手続きに並ぶ人が大勢おり、病室に入るまでにとても時間がかかりました。
レントゲンや心電図、採血などをお昼過ぎまでに済ませ、3時頃から抗がん剤の投与が始まりました。

ゆうやは1日中、笑顔で過ごしました。
ドクターが病室に来られた時も、ずっと笑っていました。

あまりに笑っているので、ドクターも「今日はご機嫌だね。」と言ってくださいました。
「はい、お泊まり楽しいです。」とゆうやは笑顔で答えました。

いよいよ点滴を入れ、抗がん剤を次々に投与している最中も、ゆうやはエクボを出して笑っていました。
「うふふ。楽しいな♪」

「ええ?楽しいの?」
ドクターも看護師さんもさすがにこれには驚いておられました。

ゆうやはノリに乗ってドクターに言いました。
「先生、男前ですね。」

「あ、ああ、有難う。」
先生も笑顔で答えてくださいました。

と、そこまでは良かったのですが、ゆうやは調子に乗り過ぎました。
「そんなこと言ってくれるのは、君だけだよ。」と言ってしまったのです。

ドクターは「あはは。」と苦笑い。
「それは言わない方がいいんじゃないかな。」

私もゆうやに後で言いました。
「そんなこと言ってくれるのは君だけだというようなことは、言わない方がいいよ。」

ゆうやは「どうしてだよ~。面白いのに。」とちょっとふてくされていました。
その場を盛り上げようと、ゆうやなりの配慮だったようです。

10分ほど、ゆうやは黙って考えていました。
「お母さん。こっち向いて~。」

いつものゆうやに戻ってきました。
少しは理解できたかな。

私は冷や汗をかきましたが、無事に抗がん剤投与が済んでほっとしています。


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愛情の充電

2012-10-22 09:25:12 | 日記
ゆうやは一時退院していますが、家にいる間は私にゴロゴロゴロニャンと甘えっ放しです。
今のうちに愛情を充電しているのかもしれません。

昨日も朝、ゆうやが目が覚めてから私を呼びました。
「お母さん、ここに来て。ぼくの隣に来て一緒に寝ようよ~。」

私はゆうやの要望通り、ゆうやの隣に横になりました。
そしていろんな話をしました。

ふと気がつくと1時間半もおしゃべりをしていました。
そろそろ起き上がって用事を始めなければなりません。

ゆうやもお腹が空いてきたのか、素直に椅子に移りました。

夜は夜で、ベッドに横になってから頻繁に私を呼びます。
「お母さん、こっち来て~。」
「お母さん、こっち向いて~。」
「お母さん、ここ、ここ、ここに来てお話しよう~。」

ゆうやは言いました。
「ほっぺをキュッキュッてしてください♪」

ほっぺとほっぺをくっつけて欲しいと言うのです。
私は、ゆうやのプリンとした頬に私の頬をそっと寄せました。

「◯*%△」
「え?ゆうや、今なんて言ったの?」

ゆうやは嬉しそうに微笑んでゆっくり言いました。
「し あ わ せ ♪」

私は思わずゆうやの顔を見ました。
そして思いました。
私の方がゆうやに幸せをもらっていると。

「ゆうや、これからも一緒に生きようね。」
ゆうやは笑って頷きました。

きっときっと良くなって楽しく過ごそうね。



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