楽し過ぎて

昨日、ゆうやはかねてから約束していたトラックでのお出かけを楽しみました。

「お父さん、今度トラックでショッピングモールに連れて行ってください。」
「よし、分かった。」

ゆうやは朝早くから目が覚め、ベッドでワクワクしていました。
数日前にすでにショッピングモールの駐車場の高さ制限を、ヘルパーさんと行ってチェック済みです。

ゆうやのパパの会社に到着して、シャッターを開けたりトラックを出す様子をゆうやのママは撮影しました。
ゆうやをトラックに乗せ、車椅子も荷台にのせました。

さあ、出発です！
ゆうやは、助手席のドア上に付いているアシストグリップを握りたいと言いました。

よいしょと、腕を伸ばそうと頑張りましたが、残念ながら肩や腕に力が入り過ぎて手が届きませんでした。
ゆうやの身体が倒れないように、真ん中に座っている私がゆうやを支えました。

ショッピングモール駐車場の入口付近に来ると、撮影開始です。
ゆうやは嬉しくてニコニコしていました。

駐車している様子ももちろん撮影しました。
フードコートでお昼ご飯を食べて、少し買物をした後、再びトラックに乗りました。

トラックでドライブを楽しみ、会社へ向かいました。
ゆうやはもう一度アシストグリップを握りたいと言いました。

今度は、右手を伸ばしてなんとか握ることができました。
ゆうやは「うふふ♪」ととても喜んでいました。

けれど、すぐに手を放してしまいました。
何度も握っては放しを繰り返したのですが、とても良いリハビリとなりました。

「次は左手でも握れるようになれたらいいね。」
こうして何か目的ができると、ゆうやも熱心にリハビリに取り組むことができます。

昨夜、ゆうやは珍しく晩ご飯を食べませんでした。
昼食を摂ったのも遅かったですが、どうも楽し過ぎて胸いっぱいになったようです。

ゆうやにとって、とても楽しい日曜日となりました。


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