いつもの看護師さんがいない！

今日は朝から、ゆうやは病院へ行きました。

毎月、定期診察としてドクターに診て頂いています。
今日は先日の悪性リンパ腫の検査結果の報告をしました。

最近、また紙パンツの食い込みがひどく、鼠蹊部が痛んでいますので、お薬を出して頂きました。
ゆうやはドクターや看護師さんに冗談を言っては、笑いをとっていました。

「いつも担当してくださる看護師さんは？」と、ゆうやが尋ねると、今日担当してくださった看護師さんが残念そうにおっしゃいました。
「旦那さんの転勤で、関東の方に行かれたのよ。」

ゆうやはショックのあまり、呆然としていました。
「もう会えないの？」
「もう会えないですねえ。」

ゆうやはまだ理解できていないようでした。
「どうして会えないの？」
「旦那さんの転勤で、関東に行ってしまわれたからね。」

ゆうやは思考停止したのか、目が止まっていました。
「亡くなったの？」

ドクターは「勝手に死なせたらダメだよ〜。亡くなっていないよ。」とおっしゃいました。
もう会えないと聞いて、ゆうやは亡くなったと思い込んでしまったようでした。

「亡くなっていない」とドクターの言葉を聞いて、ゆうやの目にやっと光が戻ってきました。
「良かった〜。」

さっきから転勤、と言ってくださっているではありませんか。
早とちりというか、思い込みが激しいと言うか、、、。

診察が終わり、やっぱりゆうやはちょっと寂しそうにしていました。
転勤ということは、また戻ってこられるかもしれません。

またお会いできる日が来るといいね。


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