パン屋さんが閉店してしまったよ

昨日、ゆうやはヘルパーさんと電車に乗りに出かけました。

帰宅したゆうやは、とてもガッカリしていました。
「お母さん、パン屋さんが閉まっていた、、、。」

ゆうやは電車に乗りに出かけた際、よくパン屋のお姉さんとおしゃべりをしていました。
おやつにパンを買うときも、買わないときも、パン屋のお姉さんと楽しいひとときを過ごすことがありました。

パン屋のお姉さんは、バレンタインデーの時にはチョコレートパンをくださったり、字を書いて教えてくださったりと、ゆうやを可愛がってくださいました。
私は一度もお会いしたことがなかったのですが、とても優しくて温かい方だとヘルパーさんから伺っていました。

残念ながら、パン屋さんは閉店してしまったようでした。
シャッターが降りて、閉店のお知らせの張り紙がありました。

ゆうやはとても寂しそうにしていました。
「もうパン屋のお姉さんに会えないんだね。」

先月、作業所の大好きな職員さんが退職されて、ゆうやの心にぽっかり穴が空いたようになっていました。
新しい職員さんが来られて、少しずつ慣れてきたようで、ゆうやの心の穴は塞がりつつあったところでした。

そこへパン屋のお姉さんとのお別れです。
ゆうやには、ダブルパンチとなりました。

以前、ゆうやが電車に乗っていたら、偶然、パン屋のお姉さんにバッタリお会いしたことがありました。
「ゆうやくん！」
「あ！お姉さん！」

またこんな風に、偶然お目にかかれることがあるかもしれません。
いつかお会いできることを楽しみに、また電車を楽しみましょうか。

パン屋さんが閉店して、ちょっとショックな日曜日でした。


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