トイレが真っ暗に！

昨日、ゆうやは午後から電車に乗りに出かけました。

電車に出かけた際には、途中何度かヘルパーさんにトイレに連れて行って頂きます。
昨日もゆうやはある駅で、トイレに入りました。

ゆうやがヘルパーさんに便器に座らせて頂いた時、突然、真っ暗になりました。
何が起こったのか、と２人はとても驚きました。

「電気をつけてくださ～い！」と、ヘルパーさんは大声で何度も叫びました。
でも、真っ暗のままでした。

よく見えないけれど、とにかくトイレを明るくしないといけません。
ヘルパーさんは、真っ暗の中、なんとかゆうやを車椅子に座らせてくださいました。

そしてトイレのドアを開けると～。
そこには、２人の男女が立っていました。

「だめじゃないのぉ、電気を消したら～。」と、冗談ぽく女性が男性に向かって言ったそうです。
そのトイレの照明のスイッチは、トイレの外にあったのでした。

結局、その２人は謝りもせずに立ち去りました。
ヘルパーさんは、非常に危険な状態に陥ったことを理解していないその２人にとても腹が立ったそうです。

もしも真っ暗になったことで、ゆうやが驚いて体勢が崩れたら大変です。
この度はなんとか車椅子に無事に戻ることができましたが、真っ暗な中での移乗はこれもまたとても危険です。

この話を聞いて、私は、そもそもトイレの照明スイッチがトイレの外側にあることが問題だと思いました。
身体が不自由な人のトイレは、もっとその人の立場に立って作られるべきであると思ったのでした。


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