朝から大暴れ

ゆうやは今朝、なんだか不機嫌そうでした。

調子に乗ってそのまま不機嫌まっしぐらー。
あ～あ、靴下を履かせることもできません。

足をバタバタ動かすので、私は脇腹を何度も蹴られてしまいました。
ゆうやのパパがなんとか椅子に移乗させてくれたのですが、今度は椅子に座ったまま、足をバタバタ。

すると、ズルズルと滑り、椅子から落ちそうになりました。
ベルトで体を留めているので、完全に落ちることはありませんが、お尻は半分座面から落ちています。

よいしょっとー。
ゆうやの体を後ろから引き上げるのですが、何度も何度も足をバタバタ動かすので、やっぱり滑ってしまいます。

だんだん私も腰が痛くなってきました。
私は、ゆうやに言いました。
「いったいさっきから何をしているの？何が不満だというの？」

ゆうやは、「大好きなヘルパーさんともっと一緒に居たい。」と言いました。
でも、ヘルパーさんもあちこち他の利用者さんのところへ行かなくてはなりません。

「暴れていたらヘルパーさんは来てくれるの？」
「・・・」
「叫んだら来てくれるの？」
「来てくれないです。」
「じゃあ、ゆうやはどうしたらいいと思う？」
「ごめんなさい。」

朝から大暴れしたゆうやは、作業所の車に乗るときにはすっかり大人しくなっていました。
車を見送った後、私はぐったり疲れてしまいました。

うふっ♪
こんな時はスイーツを食べて疲れを癒しましょう～。

それにしてもゆうやは力が強くなりました。
元気で嬉しいことですが、もう少し大人になってくれればなあと思ったのでした。


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