行く年と来る年の境目が2つの大波に襲われている。1つは、コロナ感染の第3波である。小池都知事はきのうの記者会見で、コロナ感染について「かつてない大きさの『第3波』が襲いかかっている」と危機感を示し、感染対策の徹底を求めた。
コロナ禍に対しては、頼みの綱として数種類のワクチンが開発されているが、これが対策の決定打となるのかどうか、どうにも心許ない。アメリカでは看護師が、コロナワクチンの接種を受けてから1週間後に、コロナに感染したとの聞き捨てならない報告がある。
こんな情勢では、私は正月に子供たちファミリーが東京からわが家に帰省するのを、とても歓迎する気にはなれない。65歳以下で、基礎疾患持ちでない妻は、しきりに子供たちをわが家に呼び寄せたがっている。私は表立って「来るな」と言うわけにもいかず、ただただ途方に暮れるばかり。はてさてこの正月はどうなりますことやら。
来る年2021年は期待に反して、相変わらず多難な年になるのではないか。そんな気がする。
もう一つの大波はどうか。数年に1度といわれる強烈な寒波。その大波が日本列島に流れ込み、日本海側では大雪になるのではないかと懸念されている。これについては、(関東平野の住人である)私には何とも言いにくいところがある。雪害とは無縁の私が「大変だ」と言っても、所詮は他人事のような嘘臭さが拭えない。「豪雪地帯の皆様には、お見舞い申し上げます。お怪我などなさいませんよう、お気をつけください」と言ったところで、同じだろう。関東平野でぬくぬくと暮らす私が「同情します」などと言っても、当の私自身がこそばゆさを感じ、同時に嘘っぽさを感じてしまうのである。
私が恐れているのは、こんな声が返ってくることである。「おまえは最近、エアコンを買い替えたんだってな。さぞ快適なステイホームなのだろうな。いい気なものだ」。
はい、その通りです。申し訳ありません。
コロナ禍に対しては、頼みの綱として数種類のワクチンが開発されているが、これが対策の決定打となるのかどうか、どうにも心許ない。アメリカでは看護師が、コロナワクチンの接種を受けてから1週間後に、コロナに感染したとの聞き捨てならない報告がある。
こんな情勢では、私は正月に子供たちファミリーが東京からわが家に帰省するのを、とても歓迎する気にはなれない。65歳以下で、基礎疾患持ちでない妻は、しきりに子供たちをわが家に呼び寄せたがっている。私は表立って「来るな」と言うわけにもいかず、ただただ途方に暮れるばかり。はてさてこの正月はどうなりますことやら。
来る年2021年は期待に反して、相変わらず多難な年になるのではないか。そんな気がする。
もう一つの大波はどうか。数年に1度といわれる強烈な寒波。その大波が日本列島に流れ込み、日本海側では大雪になるのではないかと懸念されている。これについては、(関東平野の住人である)私には何とも言いにくいところがある。雪害とは無縁の私が「大変だ」と言っても、所詮は他人事のような嘘臭さが拭えない。「豪雪地帯の皆様には、お見舞い申し上げます。お怪我などなさいませんよう、お気をつけください」と言ったところで、同じだろう。関東平野でぬくぬくと暮らす私が「同情します」などと言っても、当の私自身がこそばゆさを感じ、同時に嘘っぽさを感じてしまうのである。
私が恐れているのは、こんな声が返ってくることである。「おまえは最近、エアコンを買い替えたんだってな。さぞ快適なステイホームなのだろうな。いい気なものだ」。
はい、その通りです。申し訳ありません。
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