おはようございます。
最近仕事が忙しくて、物理的に書く時間がとれない事が多くなっています。
まあ、嬉しい悲鳴ですが、なんとか、こなしていくよう頑張ります。
さて、これは昨年の10月くらいの話だったと思います。
当時、僕は御島さん(31)と一緒に仕事をしていました。
「で、現代の大人の男性の問題点をまとめる仕事なわけだけど・・・まず、御島さんが嫌いな大人の男性ってのは、どんな感じ?」
と、僕が聞きます。
「そうですね。まあ、いろいろいるけど、一番キライなのは、大人になっても自分に自信の無い男性かしら」
と、御島さん。僕らは会議室で話し合っています。
「わたし、理系出身のゆるちょさんに言うのは気が引けるんですが・・・理系の男性が苦手なんです。なんか女性を馬鹿にしている感じがして」
と、御島さん。
「なんていうか、ゆるちょさんが言っている「学級委員脳」というか・・・勉強出来る人間こそ偉いんだ的な価値観?」
と、御島さん。
「社会って違うじゃないですか?わたしは社会って、大人の女性を自然に笑顔に出来る大人の男性にこそ価値があると思っているんです」
と、御島さん。
「仕事だってオリジナリティに溢れた独自の価値が発揮出来て、それがあるからこそ、価値になるっていうか・・・」
と、御島さん。
「わたし、サラリーマンの男性には一切興味がありませんから。自分の独自な価値を追求している職人肌の男性が好きですね」
と、御島さん。
「まあ、理系の男性ってのは、対人間が上手く出来ない、コミュニケーション能力の無い男性がその逃げこみ場所として「理系」の職場を選ぶ場合が多いのは事実だね」
と、僕。
「まあ、僕的に言わせて貰えば・・・彼らは偉そうにしているけど、現実は女性が怖いのさ。実際僕の会社の同期で、人間関係が上手く出来ず自殺した奴もいるからね」
と、僕。
「ま、だから、僕がサラリーマンを辞めるのは時間の問題だったんだ。だって、大学を卒業する時に「脱サラ」は決めていたからね」
と、僕。
「結局、「傍観者」からの脱却、「演者」への成長を希求するから、脱サラするんだし、「未知の世界」への恐怖を乗り越えられなければ、「傍観者」のままなのさ」
と、僕。
「わたし、ゆるちょさんみたいな、人生をしっかり一生懸命考えながら生きるからこそ受けるネガティブを乗り越えてきた人の逞しさこそが男性にはあるべきだと思います」
と、御島さん。
「ゆるちょさんにはそれがある。だから、女性はゆるちょさんの強さや、やさしさ、暖かさ、知的な言葉に酔うんです」
と、御島さん。
「サラリーマンの男性にはそれが無い。いつもオドオドしている感じで、言葉も空疎・・・というか、どっかで聞いたことのあるような言葉しか吐けない」
と、御島さん。
「オリジナリティのある知性が無い・・・なにより、弱いっていうか・・・逞しさが無い・・・自分に自信が無い・・・そのあたりが嫌ですね」
と、御島さん。
「ちょっと前のコマーシャルで「自分の15歳の娘が何を考えているか、さっぱりわからないサラリーマンの父親」っていうストーリーがあったんです」
と、御島さん。
「それ、サラリーマンの男性の一事が万事だと思うんです。だって、それじゃあ、大人の男性として超失格じゃないですか?」
と、御島さん。
「わたしの父親って、ゆるちょさんに似たところがあって、超おしゃべり好きなんです。だから、おしゃれもちゃんとしてるし、何より毎日生き生きしている」
と、御島さん。
「だから、小さい時からわたしは父が大好きで、毎日毎日たくさんおしゃべりもしてくれたし、話も聞いてくれました」
と、御島さん。
「仕事も入れすぎないで、毎日を生き生きと生きているのがわたしの父親です。だから、15歳の頃だって、毎日おしゃべりしていました」
と、御島さん。
「だから、15歳のわたしが何を思っていたか、何をどう感じていたかも父は知っていました。それが正常な父と娘の関係じゃないですか」
と、御島さん。
「「自分の15歳の娘が何を考えているか、さっぱりわからないサラリーマンの父親」って、要は娘に嫌われているんですよ。思春期になれば娘は父親に男を感じますから」
と、御島さん。
「一人の男性として、その父親に魅力が無ければ、娘は父親を嫌いになり、視界にすら、いれなくなります。だから、娘の事もわからなくなる」
と、御島さん。
「まあ、男性失格ですよ。そういう男性は・・・」
と、御島さんは言い切った。
「娘とさえ、コミュニケーションを取れないサラリーマンオヤジでは、普通の女性とは、ディスコミュニケーション状態でしょう?日々何が楽しいんだか」
と、御島さん。
「だから、サラリーマンオヤジって、腐った魚のような目をしているじゃないですか。毎日満員電車に揺られて希望も無くて」
と、御島さん。
「それでも、無理して買ったマンションの25年ローンにがんじがらめにされて・・・家族にも嫌われて、日々希望も無く、トボトボと会社に出社する毎日。最悪です」
と、御島さん。
「人生ふしあわせスパイラルそのものですよね?そんな男性、女性は絶対に相手にしませんよ」
と、御島さん。
「それにわたしはゆるちょさんを知ってしまった・・・だってゆるちょさんって、外見がとにかく若いじゃないですか!」
と、御島さん。
「わたし、31歳ですけど・・・たまにおしゃべりしていて、「ゆるちょくん」って言いそうになりますもん。普通に年下に見えますからね」
と、御島さんが言ってくれる。
「ま、僕はサイクリストになった30歳前後で「八百比丘尼」化出来ているからね。早めに「八百比丘尼」化出来ていてよかったよ」
と、僕。
「最近、大人の男性に会うと、びっくりするもの・・・年齢的に僕と同い年のおっさんとか白髪がすごかったり、はげてたりして、しかもデップリ太っていて・・・」
と、僕。
「自分が20代で肥ってたこともあって、そういう姿に敏感に反応してしまって・・・視界に入れたくないね。そういうオヤジ達は・・・」
と、僕。
「わたしもその気持ちわかります。ああいうオヤジ達ってすぐ群れるんですよね。よく群れてタバコを吸いたがる・・・・煙いのに」
と、御島さん。
「なんだろう。弱い人って、タバコにすぐ逃げません?ゆるちょさんは吸ってませんもんねー」
と、御島さん。
「まあ、僕は依存症になるのが嫌だったから、タバコは吸わなかったの。それに父がヘビースモーカーだったから、タバコそのものが子供の頃から嫌いだったんだ」
と、僕。
「タバコに逃げるしか無いサラリーマンオヤジは弱い・・・そういうあたりがサラリーマンの男性に対する私の苦手意識につながってるのかも」
と、御島さん。
「まあ、それに御島さんみたいな細身ですらりとしたクールビューティーな美人に声かけられないでしょう。並大抵の男性は・・・」
と、僕。
「ま、わたしが強い性格な事を知ってる男性はまず敬遠しますね。わたしもそういう弱い男性は相手にしないし」
と、御島さん。
「御島さんの性格は独立したプロ向き・・・だいたい僕としゃべっている段階で、まあ、プロ向きだよ。性格が」
と、僕は笑う。
「でも、ゆるちょさんは素敵ですよ。見かけは30歳前後で止まっていて、中身はとてもよく熟成された素敵なワインみたいですもの」
と、御島さんは言ってくれる。
「大人の女性が楽しむにはうってつけです」
と、御島さんは素敵な笑顔で笑った。
「一度、楽しんでみる?割りといい仕事するよ」
と、僕が言うと、さらに素敵な笑顔になる御島さんでした。
(おしまい)
しかし、最近ホントに思いますけど、同世代のサラリーマンオヤジ達の老けてること老けてること。
「え、こいつ俺より年下なの?すっげー老けてるじゃん」
と、思うことしきり・・・電車で移動してて、年齢の話しているダサいスーツのデップリオヤジ達の外見見てて普通に驚きますね。
「ま、逆じゃなくて良かった。脱サラしてよかった」
って、電車の中で、普通に思いますねー。
ま、僕らは大人の女性を笑顔にしながら、楽しく生きていきましょう。
ではでは。