すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

てるてるあした

2010-01-04 13:06:14 | 読書
加納朋子さんの本。

幻冬舎文庫版。

この作者さんの本は、全く初めて。
たまたま本屋さんの棚に並んでいたのを手にして。


親の借金による夜逃げのため、ひとり「佐々良」という
田舎の町の遠い親せきと言われる家にやってきた15歳の
照代。

せっかく合格した高校も、金が払えずに行くこともかなわず。

いっしょに暮らすことになったのは、口やかましい婆さん。
鶏ガラのようにやせ細った久代婆さん。
近所の人々からは魔女と言われる人物。

どうしようもない親を恨み、自分の境遇をのろうような毎日。
照代の元に差出人不明のメールが届き始める。

その謎が解けるとき、照代を包む温かな真実が明らかに。



とっても心温まるお話。
この人の本を、もっと読んでみたくなりました。

最近は、ハードな警察ものとかばっかり読んでるからネ~