すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

冬の関東その2

2012-02-21 12:11:14 | 食べ歩き
朝の凍結道路でスッテンコロリンの私。

おっかなびっくり都内に出てくると、そこは
スカッと晴れ渡る青空。
雪はやっぱり千葉の三女宅周辺に局地的に積もって
いたのね~@@


次女と新宿で待ち合わせて、早めのランチを。
高島屋のレストラン街へ行き、ぶらぶらとお店を
物色して、選んだのはタイ料理。

ブルーロータスという、ちょっとおしゃれなエス
ニックのお店。

私は海鮮と卵の炒め乗せカレーライス。

次女はエビのカレーをチョイス。

スープがついて、デザートはタピオカミルク。





辛さは控えめで、甘口のカレーでした!
次女の方は、ちょっと辛くてこっちも美味~~。


次女が仕事の打ち合わせをしている間、私は紀伊國屋
書店の文庫本のコーナーで、色々な本を品定め。
新刊本はやっぱり心躍ります。
6冊を購入。

今回、3泊4日で移動の電車で読む本も持ってきては
いたけれど、やはり大型の書店で平積みされた本を
見ていると欲しくなってしまいますね~。

3時過ぎて喉も乾いたので、お茶するためにルミネ1の
和カフェ「ユソーシ」へ。

粟ぜんざいをいただきました!
もちもちの粟が美味しかったなぁ。
ちょうど会津柳津町の粟まんじゅうをぜんざいにしたよう
な感じかな?




夜は長女の家で家族でご飯。
仕事から帰って来る長女夫妻を待つ間に、鶏肉をした
ごしらえして、せっせと唐揚げを作っておきました。

サラダもたっぷりと作り、みんなで囲む食卓は楽しいね~。


日曜は長女夫妻は仕事、次女も用があるということで、三女と
一緒に以前住んでいた町をぶらぶら。
都会のすごさは、変化が激しいこと。
行くたびに新しいお店がオープンしていたり、お店が入れ
変わっていたりと驚く限り。

ランチはオムライス屋さんへ。
レディスセットを頼んでssサイズのオムライスを。
ssって言っても、食べ応えありです。
トマトソースとチーズの相性はバッチリ。
オムライスの中身はバターライスで、これも美味しい♪



デザートはガトーショコラ。
これもかなり美味しかったです!





駅に隣接するデパートには、以前と同じ場所に猫の姿が!
この子、勝手に「センちゃん」と名付けてますが、相変わらず
フクフクしていて可愛かったです。




おまけは長女宅の猫、「サラちゃん」
元々はノラ猫さんだったけど、すっかり懐いて長女宅でお泊り
していくように。
土曜の夜は私と次女、三女もいて、落ち着かなかったようで
泊まっていかなかったけど、日曜は長女夫妻と私の3人だけだ
ったので、落ち着いてくれました。





三女の家にもペットの「リチャードソン地リス」というのが
いたのですが、動き回ったり、巣穴に潜り込んでしまったり
で写真が撮れず(笑)


冬は関東がいい!

2012-02-20 22:41:07 | 食べ歩き
この季節、雪国の住人にとっては、青空って
本当に憧れですよね。

関東地方は冬のこの時期乾燥した晴天が続く
ことが多くて、歩くには本当にいい季節です。

17日金曜日に東京駅で年若い友人と待ち合わせ。

某ダイエットサイトでお友達になった可愛いお嬢さん
たちとプチオフ会を!

お一人は広島から、もうお一人は埼玉から。
年齢も住んでいる場所も違っているのになぜかめぐり
逢えたのですね~。

昔の人はこういう出会いは考えもしなかったでしょうね。

大丸の3階にある、おしゃれなカフェで美味しいケーキ
と紅茶で。

私が頂いたのはりんごとキャラメルのムース。





紅茶はなんと南部鉄器で!





もう、楽しくて笑いっぱなし、頬の筋肉がひきつるほど!
どれほど笑ったことか。

またの出会いを約束して解散。

夜は千葉で暮らす三女の家へ。

雪のない関東へ勇んで出かけて来たというのに、何という
ことでしょう!
娘の家の最寄り駅は激しい雪@@
バッサバッサと大粒のボタン雪…

駅から少し歩いた場所のイタリアンのお店に行こうかと
思っていたけど、激しい雪に心も折れて。。
結局駅ビルのなかのパスタチェーンのお店へ。

でも、ラッキーなことにこのお店のセールの日でした!
5種類のパスタが半額。
もちろん5種類の中からチョイスしました(笑)
私は「よくばりペペロンチーノ」
三女は「カニのトマトクリームパスタ」

どちらも美味しかった~。







広島のお友達からのお土産は「生もみじ饅頭」
これも、美味~~





千葉の翌日朝は、スッキリと青空に。
でも冷え込んで、この朝は-3℃。
昨夜の雪が2㎝ほど積もってうっすらと雪景色。





娘の家から駅まで歩いて約20分。
凍結した道路で路面テカテカ…
坂道でスッテンコロリン(爆)

大きなボストンを担いでいたので、重心を後ろに取られて。。

幸い頭も打たなかったし、腰や足も大丈夫v

ただ、右手の掌に小さな血豆をこさえてしまいました。



豆腐とほうれん草のカニあんかけ

2012-02-06 09:25:22 | おかず




読売新聞掲載の
 
小川聖子さんの「夕食クリップ」参照に作ってみたら
ダンナが気に入って、1週間をあけずに繰り返し。

材料2人分⇒でも、かなり大量に出来ます!

絹ごし豆腐1丁(350g)⇒我が家は300gで。
ほうれん草150g⇒最初は青梗菜1株、2回目はほうれん草1把。
長ねぎ2分の1本
カニの身50g⇒最初はフレーク状のカニカマ、2回目はカニ缶小を使用。
しょうが1かけ


【作り方】

① ほうれん草をさっとゆでて水に取る。
  しっかりと水気を切り、2㎝長さに切る。

② ネギは斜め薄切りに(ごく薄く切った方がいい!)
  カニの身は軟骨があれば取り除く。
  しょうがはすりおろしてしぼり汁をとっておく。

③ だし300cc、みりん大さじ1、塩小さじ2分の1、
  醤油小さじ1を煮立てる。
  片栗粉大さじ1.5杯を倍量の水で溶いて加えて、
  とろみをつける。

④ 豆腐を3㎝角で7~8㎜厚さの薄切りにし、ネギと
  一緒に③に加えて弱火で煮る。
  豆腐が温まったら、ほうれん草とカニを加えて全体を
  なじませる。

⑤ 器に盛り付け、しょうがのしぼり汁を回しかけ、軽く
  混ぜてから食べる。


この時期、あんかけは体が温まって美味しいですよね!

このレシピはとてもお気に入り!


1月の読書記録

2012-02-02 10:07:47 | 読書
2012年1月の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:12536ページ
読みたい本の数:5冊

▼読んだ本
■沈黙の檻
迷宮入りし時効を過ぎた殺人事件の犯人と名指しされた運送会社社長、末松。彼は犯行を否定せず「ノーコメント」とマスコミに告げる。前社長の死後、社長を引き継ぎ会社を発展させた末松は誰からも尊敬され、ボランティアにも係わる人格者。 彼の命が狙われ、警護と17年前の事件を探る刑事、氷室。犯した罪は許されないが、殺されても仕方のない様な人物はやはりいるのか?最後はちょっと予想外な展開だった。氷室の人物像はあまり魅力を感じないな。この作品は中。
読了日:01月31日 著者:堂場 瞬一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16215463

■よろずのことに気をつけよ
呪いによって惨殺された祖父。中学校の教師として温厚で尊敬を集めた人柄のその人が、なぜ執拗に呪い殺されたのか。孫娘と呪術の研究者仲澤大輔が殺人事件の真相を追う。デビュー作でこの読ませる作品を仕上げた作者の力量はすごい。福島出身ということで、地元の言葉などよく描かれている。今後の作品が楽しみ。
読了日:01月30日 著者:川瀬 七緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16187059

■白樫の樹の下で
剣術の稽古に励む、貧乏御家人の3人の若者。人を切ったことのない御家人が刀を抜いたことで3人の運命にも明暗が。人の死が多すぎるのがやや辛い部分も。新しい時代物の作家さん、これからに期待したい。
読了日:01月29日 著者:青山 文平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16171536

■インビジブルレイン
チンピラの殺人事件を追う姫川班。9年前の殺人事件と絡んでまたもや上層部の隠ぺい体質が垣間見えて。玲子の恋もからんだりで、ちょっと切ない女心もみられたり。和田さんのけじめのつけ方は潔いけれど、このあと姫川班はどうなるのか?下井さん、ちょっと渋くてよかったな。シゲルはちょっと無理な設定と感じた。
読了日:01月29日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16145771

■蜩ノ記
秋谷の生き方は、郁太郎や庄三郎にしっかりと受け継がれていくことは間違いない。中根兵右衛門も秋谷の切腹を生涯背負って行かねばならない。いずれ中根の家も安泰でなくなることを予想しつつ。妻や子の幸せを見届けて、若いころの思いをともに語れる人がいたことを喜びつつ逝った秋谷に涙が止まらない。葉室さん、この作での直木賞受賞おめでとうございます!
読了日:01月28日 著者:葉室 麟
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16110481

■カササギたちの四季
リサイクルショップ・カササギは、華沙々木と日暮の同級生コンビが経営する、儲かっていない店。店長華沙々木は事件に首を突っ込み謎解きをしたがる、日暮は古道具の修理の腕は一流だがガラクタを買い取らされてばかり。この店の四季を綴った連作短編集。橘の寺の話が良かった。
読了日:01月27日 著者:道尾秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16085788

■葛野盛衰記
平安京の始まりから滅亡までを描いた物語。この時代のことをほとんど知らないので少し読むのに時間がかかった。栄華を誇った平氏の最後はやはり物悲しい。
読了日:01月26日 著者:森谷 明子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16073555

■消失グラデーション
見事に騙された!名前、恐るべし…。バスケ好きなら楽しいね。
読了日:01月25日 著者:長沢 樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16049411

■幸福な生活
最後の一行が怖い短編集。百田さんの短編は初めて。読みやすいけれど、やはり私は長編の方が好きだ。この18編の中では「ママの魅力」が好きかな。
読了日:01月25日 著者:百田尚樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16037758

■河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙
新聞というメディアの使命を何があっても守ろうと努力した新聞社の社員たち。記者だけでなく輸送、販売、後方で支援した多くの人たち。あれから10カ月、まだまだ復興とは言い難いものがある現実。地方紙の矜持を感じた1冊。淡々と描かれている真実に涙が止まらなかった。
読了日:01月24日 著者:河北新報社
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16022362

■ストーリー・セラー
物を書く妻と、妻の書いた物語が大好きな夫の物語。sideBの方が好きかな?やっぱり有川さんお話の作り方が上手い。絶妙な展開にやられる。
読了日:01月23日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16008133

■風渡る
読了日:01月23日 著者:葉室 麟
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062147645

■ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
栞子さんがお店に復帰。まだ杖を手放せないのが可哀そう。大輔と二人で初めての「宅買い」に出向いたりと活躍の場が広がったのもうれしい。栞子さん個人の謎も徐々に明らかにされて、これはやはり続きを読みたくなる…。気長に待たないと。それにしても小学生時代に難しい本を読みこなす栞子さん恐るべし。
読了日:01月22日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15973067

■ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
北鎌倉の駅の周辺の静かな佇まい、現実にこんな古書店があっても不思議ではないかも。古書をこよなく愛する人みしりの激しい栞子さん、なんだか「いとみち」を読んだばかりなので相馬いとちゃんを連想してしまう。大輔と栞子のこれからはどうなるのか、2冊目も入手済みなので続きを読もう。
読了日:01月22日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15961956

■刑事のまなざし
少年鑑別所の法務技官から、幼い娘が通り魔事件の犠牲になり植物状態になったことを契機に警察官になり、刑事となった夏目信人。短編集で読みやすかったけれど、ひとつひとつの事件は重く辛いものがほとんど。夏目刑事でシリーズ化希望。
読了日:01月21日 著者:薬丸 岳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15939024

■ドルチェ
誉田さんの刑事ものに、新しいヒロイン誕生!人が殺されてから始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件に係わりたい、誰かが生きていてくれることが喜びという、アラフォー刑事魚住久江。バスストップに出てくる性犯罪捜査担当の佐久間、このような男が女性の被害者を傷つける…。最後の久江の反撃にはスカッとしたけど。シリーズ化されるといいな。
読了日:01月20日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15920695

■舟を編む
辞書を作り出すためにどれだけの作業と年月が必要なのか、まさに目から鱗。言葉の海を渡る舟。本当にいい本に出会えて幸せ。登場人物が魅力的で良かった。最後は感動で涙、涙。。
読了日:01月20日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15915144

■禁猟区
警察内部の犯罪を追う監察官。ホストに入れ込むベテラン婦警、やくざと怪しげな健康食品を販売する警官、マスコミに情報を売る警官、最後は監察の紅一点沼尻に対するストーカー行為。仲間からもうとまれる特殊な部署の彼らの活躍は読み応えあり。新しいタイプの警察小説。
読了日:01月19日 著者:乃南 アサ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15901857

■検事の本懐
佐方貞人弁護士の検事時代の物語。前作「最後の証人」より、ぐっとレベルアップした感あり。検察も証拠をねつ造したり、嫌な事件もあるけれど、現実に佐方のような検事がいたら、心強いなと思う。佐方がなぜ法律家を目指したのか、父との因縁を描いた「本懐を知る」が特に良かった。柚月さん、次作も楽しみになってきた。
読了日:01月18日 著者:柚月 裕子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15884622

■密売人
道警シリーズの5作目かな?函館・釧路・小樽で起きた殺人事件。事件を追うのはおなじみのメンツ。スピーディーな展開とこれからの彼らのステップアップの予感が。新宮くんが成長してるのがうれしい。
読了日:01月17日 著者:佐々木譲
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15862555

■隣人
東京から札幌の高級マンションに転居してきた一家に近づいてくる料理教室主宰の咲月。何とも嫌な感じの付き合いが始まる。頭のいい操ならば、咲月の言動に不審を抱くのでは?こんなバカバカしい付き合いは普通しないだろうと突っ込みどころ満載のストーリー。
読了日:01月16日 著者:喜多 由布子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15843257

■ふたつめの月 (文春文庫)
シリーズものだと知らずに読んでしまった。赤坂老人と久里子のつながりは前作を読んでいないので分らないままだけど、ストーリー的には何の不足もなく読める。老人の言葉「不幸になる人の多くは、相手がなにかしてくれるのを待っているんだ。相手がなにかしてくれれば、今の状況も変わるかもしれないと思って待っている。でも、そうではなくて、自分の心が決まるのを待ちなさい。その二つは大きく違うよ。」こんな素敵なアドバイスをしてくれる先輩がいる久里子がうらやましい。アン&トモの2匹が可愛い!
読了日:01月16日 著者:近藤 史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15828665

■いとみち
去年9月に津軽を旅して津軽三味線のライブにめっちゃ感動したのを思い出した!あのリズムや音感はまさにロック。引っ込み思案のいとの成長譚は見ていてほほえましい。ハツヱばあちゃんの五十音表、大ウケ!越谷さん、初読みですが、もっと読んでみたい作家さん。汽車汽車シュッポシュッポ(笑)この本は電車の中や病院では読めないと思うわ。
読了日:01月15日 著者:越谷 オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15814744

■ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
リスベットのために法廷で闘うアニカ、格好いい!!一人の少女を精神病院に押し込め、拘束バンドでベッドに縛り付けた卑劣なペーテル・テレボリアンをやっつける。晴れて自由の身になったリスベット、明るい未来が開けて行くようなラストが良かった。それにしても、スティーグの急逝は惜しまれる。もっと彼の作品を読みたかった。
読了日:01月14日 著者:スティーグ・ラーソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15794235

■ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
リスベットを守る狂卓の騎士たちと、敵方のザラチェンコクラブ。瀕死の重傷から復活するリスベットと真剣に彼女を治療するアンデルス・ヨナソン医師がいい!さあ、いよいよ大詰め、下巻を読むのが楽しみだ!
読了日:01月14日 著者:スティーグ・ラーソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15777994

■獣の奏者 外伝 刹那
上橋さんのあとがきで、本当に納得した。物語の佇まいに余分なものを加えないというその潔さ。だからこそ本編を読み終えてのこの外伝は素晴らしかった。エリンとイアルの真剣な想い、エサル師の秘め事の重さ。歳をとったからこそ理解できることもあれば、若さにまかせて突っ走ることの素晴らしさもあり。「初めての」ではエリンの子育てのエピソード、自分の子育てを思い出し、うるっと来てしまった。
読了日:01月12日 著者:上橋 菜穂子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15735685

■ポリティコン 下
マヤが村を出て10年、村は思いもよらぬ発展を遂げている。クニタの死で色々なことが大きく転換する。東一の身勝手でいい加減なところは最後まで嫌いだったけれど、意外とさわやかな終わり方だった。理想郷と絶望郷は表裏一体なのかも。桐野さんの本はぐいぐい引き込まれるように読んでしまう。
読了日:01月11日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15719370

■ポリティコン 上
80年前、文学者らが作った理想郷「唯腕村」。山形県の新庄市近くの村で暮らす創設者の孫、東一。高齢化の激しい村に訳ありの偽装家族が転がり込む。閉塞感に満ちた物語の展開。でも読むのを止められないこの感じ。感想は下巻で。
読了日:01月10日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15700968

■見上げてごらん夜の星を (リンダブックス)
東京オリンピックを翌年に控えた、東京下町の人々を描いた9つのお話。「拾ってきたお母ちゃん」と「みかんの花咲く丘」が特に良かった。エピローグも中々良かった。貧しかったけれど、日本が一番幸せな時代だったのかも。
読了日:01月10日 著者:竹之内 響介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15691263

■第四の壁―アナザーフェイス〈3〉 (文春文庫 24-3)
主人公大友鉄がなぜ演劇の世界ではなく、刑事を職業として選んだのかという原点が明かされたシリーズ。かつて所属した劇団の20周年記念公演で、主宰の笹倉が舞台上で殺される。鉄は仲間たちを容疑者として取り調べることに。うーーん、演劇や舞台に疎いので、いまひとつ小説の中に入り込めなかった。次作に期待しよう。
読了日:01月09日 著者:堂場 瞬一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15663475

■暴雪圏 (新潮文庫)
雪で外に出られない日に読了。北海道東部の志茂別町の駐在所警官川久保の第2シリーズ。彼岸荒れと呼ばれる猛烈な寒波に襲われたその日、殺人を犯した犯人、会社の金を持ち逃げした中年男、不倫関係の男女、義父の魔の手から逃れるように家出した女子高生などが吹きだまりで封鎖された道道近くのペンションに集まってしまう。この地にただ一人いる警察官は川久保一人。これは寒い雪国の住人は理解できる展開だと思う。面白くて一気に読めた。
読了日:01月06日 著者:佐々木 譲
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15611087

■平台がおまちかね (創元推理文庫)
あまり知られることのない、出版社の営業さんのお話。本を1冊売ることの大変さ、書店員さんや地方の小さな書店さんの苦労などなど。これを読んだら本屋さんへ出かけた時の見方が変わりそうだな。面白かった。実は長女が書店勤め、コミックと文具の担当だけど。
読了日:01月06日 著者:大崎 梢
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15589519

■錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)
下巻は上巻より少し読みやすかったかも。しかし又三氏、よくもまあ女性がらみのことで人生の舵を大きく切る事か。主人公の女性観が百田さんの女性観でないことを願いたい。戦後10年を経て生まれおちた主人公、バブルの時期で物語は終わっているけど、この先どういう生き方をするのだろう?百田さんの今までの作風と違うせいなのか、今回は面白いとは思えなかった。次に期待しましょ。
読了日:01月05日 著者:百田 尚樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15564379

■錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
何だかなぁ、ちっとも主人公に共感できず。むしろ嫌悪感が募る。ほぼ同世代なので時代背景は良く分かるのだけど。途中で投げ出すのは嫌なので何とか読了。下巻へ進むことに。
読了日:01月04日 著者:百田 尚樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15541367

■ツナグ
2012年の1冊目。亡くなった人と会いたいと思う人をつなぐ「使者」の役目を祖母から受け継いだ高校生の歩美。「待ち人の心得」と「使者の心得」が特によかった。命の不思議さ切なさをしっかり描いている。辻村さん、どんどん作品の幅が広がってきている。今後がますます楽しみな作家さん。
読了日:01月01日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15495722

▼読みたい本
■キャベツ炒めに捧ぐ
著者:井上 荒野
http://book.akahoshitakuya.com/b/4758411794

■銀婚式
著者:篠田 節子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4620107751

■ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)
著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062157616

■おれのおばさん
著者:佐川 光晴
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087713482

■くちびるに歌を
著者:中田 永一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4093863172


▼読書メーター
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