すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

5月の読書記録

2014-06-01 10:14:47 | 読書
5月、1日1冊達成。

印象に残ったのは、藤原正彦さんの「ヒコベエ」
遠藤彩見さんの「給食のおにいさん」シリーズ。

あと、五條瑛さんの「革命」シリーズ。
こちらはまとめて一気読みしたほうが良いと思って、図書館で
一気に借りてきました。
残り2冊。





2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:10599ページ
ナイス数:3127ナイス

誘魔 (R/EVOLUTION 8th Mission)誘魔 (R/EVOLUTION 8th Mission)感想
ベトナムの悲劇で生まれた彼らの存在が悲し過ぎる。多国籍とネオジャパニーズ、更には警察権力まで関わって来ると本当の悪人は誰なのかが分からなくなってくる。あと2巻、結末はどうなるのだろうか?
読了日:5月31日 著者:五條瑛
狂血 (R/EVOLUTION (7th Mission))狂血 (R/EVOLUTION (7th Mission))感想
まさにタイトルのごとし。第7弾、倉木櫂という恐ろしき殺人兵器。巧妙に仕掛けられた時限装置と、その目覚め。民族の血とは祖国とは。次、行きます。
読了日:5月31日 著者:五條瑛
満月ケチャップライス満月ケチャップライス感想
超能力ブームと某カルト教団。とある母子家庭の目の前に現れた「チキさん」と呼ばれる心優しく不思議な男性。彼がのこしてくれたものは超能力ではなく、家族の幸せに必要なことだったのでしょうね。満月ケチャップライス、子供には大好きな食べ物に違いない。清潔なタオルと新しい卵、冷蔵庫の中の卵の日付けを思わず確認した私…
読了日:5月30日 著者:朱川湊人
まぐだら屋のマリアまぐだら屋のマリア感想
尽果という海辺の辺鄙な町で「まぐだら屋」を営むマリア。訳ありらしい彼女に惹かれるように働き始めた紫紋。母の愛は何よりも強し…。物語としては面白いのですが、大きな感動とまでは行かないかな。出てくる食べ物は全部美味しそうでした!
読了日:5月29日 著者:原田マハ
泣いたらアカンで通天閣泣いたらアカンで通天閣感想
通天閣のすぐ下の寂れかけた商店街に住む、父と娘。ダメ父としっかり者の娘の物語と単純に言い切れないのだが、どことなく可笑しみのある会話に思わずニヤリ。現実問題としては、こんな父親扱い難くて大変そう。カメヤが良い奴で救われた。
読了日:5月28日 著者:坂井希久子
給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)感想
佐々目の成長が目覚ましい。給食というフィルターを通して語られる学校の様々な問題。モンスターペアレントやいじめっ子、先生方の確執等々。佐々目と毛利、このコンビをもう少し見ていたいけど、もう続きはないのかしら?
読了日:5月27日 著者:遠藤彩見
純棘“Thorn”―R/EVOLUTION 6th Mission純棘“Thorn”―R/EVOLUTION 6th Mission感想
在留外国人の人権を守るためのNPO、政治家、そして日本刀を振りかざす右翼。血ぬられたナディアパレードは革命の始まりなのか?第六弾まで一気に読みました。しばし、休憩。
読了日:5月27日 著者:五條瑛
愛罪“Uxoricide”―R/EVOLUTION 5th Mission (R/EVOLUTION (5th Mission))愛罪“Uxoricide”―R/EVOLUTION 5th Mission (R/EVOLUTION (5th Mission))感想
シリーズ第5弾。第二次世界大戦中に大陸で大もうけをした人物たち。その汚れた手は今の時代にも危ういものを持ちこんでいた。長谷川一族の今後はどうなるのか?次に行きます!
読了日:5月26日 著者:五條瑛
恋刃“Lancet” (R/EVOLUTION (4th mission))恋刃“Lancet” (R/EVOLUTION (4th mission))感想
第4弾。リャンの変貌ぶりに驚く。中国、多国籍、ヤクザに官僚、どんどん複雑になるけれど、ストーリーが面白くて読むのをやめられない。薬はやっぱり怖いなぁ。サーシャが何を目指しているのか少しずつ形になってきているようだ。
読了日:5月25日 著者:五條瑛
心洞“Open sesame”―R/EVOLUTION 3rd Mission (R/EVOLUTION (3rd mission))心洞“Open sesame”―R/EVOLUTION 3rd Mission (R/EVOLUTION (3rd mission))感想
シリーズ第3弾。中国、多国籍、居場所のない日本人の若者。この国の中に出来つつある新しい世界。サーシャは何を目指しているのか…。
読了日:5月24日 著者:五條瑛
紫嵐―Violet Storm紫嵐―Violet Storm感想
鳩とすみれ。前巻は中国からの密航者が中心だったが、この巻ではインドシナからの難民。すみれは半島から。多国籍の彼らがこのあとどういう運命をたどるのか?女は怖くてしたたか。。
読了日:5月23日 著者:五條瑛
断鎖"Escape"断鎖"Escape"感想
壮大なストーリーの第1章。「革命を起こさないか、この国に」で始まるスケールの大きな物語。サーシャの正体は何者なのか?気になるけれど、次に行きます!
読了日:5月22日 著者:五條瑛
更年期少女更年期少女感想
「青い瞳のジャンヌ」という少女漫画のファンサークルの幹事『青い6人会』。40~50代の彼女らが繰り広げる強烈な嫉妬の世界。ハンドルネームと実名が中々一致しなくて大変だったけれど、面白さで一気に読了。怪しいと思っていた人物は想像した通りだったけど、この年代ゆえの家庭の悩みが赤裸々で、考えさせられた。
読了日:5月21日 著者:真梨幸子
オリーブオリーブ感想
オリーブ・カナカナの庭で・指・不在・欠けた月の夜にの5つの短編からなる。どのお話も今一つ入り込めず、私には合わないと感じました。「不在」の姉と妹、ちょっと希望がみえる終わり方でまずまず満足でした。
読了日:5月20日 著者:吉永南央
乱心タウン乱心タウン感想
万全なセキュリティの「マナトキオ」という高い塀に囲まれた町に住まう選ばれし者たち。お金に不自由しないこの町の住人たちの鼻持ちならないいやらしさ。物語の中の登場人物とは言え、あまりにも短絡的思考の人ばかりで現実離れしている。「百年法」があまりにも面白かったので、期待し過ぎたのか、これはちょっと残念!お金はあった方が良いけれど、それだけでは幸せにつながらないって言うことですかね~。
読了日:5月20日 著者:山田宗樹
死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人感想
実母を殺害し、少年院を出てわずか2年後に姉妹を殺害した山路悠紀夫。なぜ彼が残忍な犯行に至ったのか。人と上手くコミュニケーションを取れない、人の気持ちをくむことが不得手、障害を持つ彼の生い立ちがそうさせたのか。孤立が犯行を招いたのではないかという丁寧なルポ。感想を書きにくいです…。犠牲になられた二人の姉妹のご冥福を祈りたい。
読了日:5月19日 著者:池谷孝司,真下周
感染広告感染広告感想
ビールの広告を見た若者が謎の自殺をした。広告を作成した男がWEB広告に仕掛けられたものの正体を探る。画像と音響、知らないうちにそういうものの影響を受けたならば、まるでウィルスのように感染しても不思議ではないのかも?面白かったです。ビール党ならばきっと冷たいビールをグビっと飲みたくなるでしょうね。
読了日:5月18日 著者:三浦明博
峠うどん物語(下)峠うどん物語(下)感想
淡々とお話は進みました。どの話もじんわりと心にしみる内容で、よっちゃんの成長ぶりとおじいちゃん、おばあちゃんのうどん屋に対する深い思いもよくわかります。去年から今年にかけて、実父、義母を見送った私。これは思い出に残る1冊になりました。
読了日:5月17日 著者:重松清
峠うどん物語(上)峠うどん物語(上)感想
タイトルから想像すると山本一力さん風なのですが、全く内容は異なる、市営の斎場前にあるうどん屋さんの物語。祖父母のお手伝いをする中学生の淑子の目線で描かれる、人生最後のセレモニー。ボーズさんが主人公の「おくる言葉」が好きですね。下巻へ。
読了日:5月17日 著者:重松清
スタバトマーテルスタバトマーテル感想
類いまれな才能を持つりり子と大地の恋愛。ゆがんだ母子愛にゾクゾクっとして、怖いけれども物語の先が気になり一気読みでした。ラストも怖いオチで、印象に残る一書です。
読了日:5月16日 著者:近藤史恵
盗人盗人感想
感想を書きにくいと言うのが、読み終えた第一印象。盗人が主人公でも「義賊」的な、盗みはしても陰惨な、人を傷つけるようなことはしないという風な物語を期待していたので。『黒田牧』作品か…。
読了日:5月16日 著者:田牧大和
約束約束感想
既読感あるなあと思ったら、文庫で読了済みでした。タイトルの「約束」泣けます。
読了日:5月15日 著者:石田衣良
崩壊崩壊感想
波山市の市議会議長が殺害され、ホシを追うおじさんデカ本宮と美人若手刑事優子のコンビ。登場人物が多いのでやや読み難さはあったけれど、内容は面白かったです。このコンビで続編が出たら嬉しいですね。
読了日:5月14日 著者:塩田武士
メサイア 警備局特別公安五係メサイア 警備局特別公安五係感想
過去を消された特別なスパイ「サクラ」を養成する極秘学校で訓練を受けた『海棠鋭利』。日本で開催される「世界軍縮会議」の舞台裏で画策される陰謀と闘う。まるで映画のようなスピード感のあるストーリーで面白く読めました。日本人の平和ボケ、こんな風にスパイに利用されたら怖いだろうなぁ。。
読了日:5月13日 著者:高殿円
山あり愛あり山あり愛あり感想
一流メガバンクを20年務め早期退職した「大鉢周三」が、シングルマザー支援のNPOバンクを立ち上げるために奮闘する物語。母との縁が薄かった主人公だが良き先輩や友人、伯父に恵まれている。最後に母の愛情を感じさせられ涙が出そうになってしまった。やや主人公が堅物過ぎて人物的魅力が足りなかったかも?
読了日:5月12日 著者:佐川光晴
サンザシの丘サンザシの丘感想
身寄りのない一人の女性が縊死による自殺を装った殺人事件の犠牲になる。容疑者は偽装した免許証を持つ正体不明の男。男の行方を追う二人の刑事。中国残留孤児の2世たちの悲しい過去と憎むべき男の過去が交錯する。ラストシーンは砂の器の演奏会の場面を連想してしまった。犯した罪は許されないけれど、逃げた男に同情してしまう。面白かったです。
読了日:5月12日 著者:緒川怜
花まんま花まんま感想
昭和の大阪を舞台にした6編の短編集。表題の「花まんま」の不思議で切ない感じ、何ともいえず好きです。「摩訶不思議」、3人の女性に見送られたおっちゃんの葬儀。これも好きでした。「トカビの夜」、幼いわが子を亡くしたお母さんの切なさが悲しいけど、こちらも好き。
読了日:5月10日 著者:朱川湊人
とうざいとうざい感想
人形浄瑠璃の小さな一座「松輪座」を舞台にした物語。主人公は雲雀大夫かと思うのですが、時折八十次が語り手になってみたりで少し混乱。師匠と弟子の絆を芯にした物語として読んだ方が楽しめるかも?
読了日:5月10日 著者:田牧大和
オン・ザ・ライン (SUPER! YA)オン・ザ・ライン (SUPER! YA)感想
感動!高校生になってクラスメートの貴之に誘われるままテニス部に入り、その魅力に憑かれた「侃(かん)」。弾けるような青春の日々から不幸な事故とその後の葛藤の日々。家族との問題をからめつつ、恋と友情に悩める青春。忘れかけていた輝くような日々を思い出させてもらいました。テニスの試合のシーンは、宮本輝さんの「青が散る」を連想。
読了日:5月9日 著者:朽木祥
誘拐児誘拐児感想
戦後の混乱期に5歳の男の子が誘拐された未解決事件と、地味な女の殺人事件。物語の内容としては、良く出来ていて面白かったけれど、刑事たちのいがみ合いは不要ではないかと思った。終戦後の昭和21年から、15年後の36年。時代感が上手く描かれていて素晴らしい。
読了日:5月8日 著者:翔田寛
ヒコベエ (新潮文庫)ヒコベエ (新潮文庫)感想
新田次郎、藤原ていという作家夫妻の二男として生まれた「ヒコベエ」少年の自伝的小説。「流れる星は生きている」の決死の38度線を越え、命からがらたどり着いた信州の父の実家。貧しくても愛情あふれる一家の姿、腕白で正義感にあふれ、算数が得意なヒコベエの魅力がいっぱいの本。読みやすいのであっという間に読了。お勧めします。
読了日:5月6日 著者:藤原正彦
転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)感想
大森署長「竜崎」の身辺に降りかかる、近隣署管内の殺人事件と担当区域内の悪質なひき逃げ事件、連続放火事件。麻薬取締官からのクレームと外務省とのやり取り。竜崎の迷いなき采配が見事でいつもながらの安定感、このシリーズは次も楽しみ。早く文庫になぁれ!
読了日:5月5日 著者:今野敏
給食のおにいさん (幻冬舎文庫)給食のおにいさん (幻冬舎文庫)感想
腕利きシェフの「佐々目宗」は、小学校の給食調理員として働くことに。子供嫌いでプライドの高い宗が、イマドキの小学生を相手に奮闘する姿を描いている。保健室登校、ネグレクト、太ってしまった人気子役等々、小学校を舞台に食育と人間的成長を笑いの中に読ませてくれます。サラリと読めますが、内容は中々深いと思います。
読了日:5月4日 著者:遠藤彩見
小太郎の左腕 (小学館文庫 わ 10-3)小太郎の左腕 (小学館文庫 わ 10-3)感想
戦国時代、西国で勢力争いを繰り広げる戸沢家と児玉家。戸沢家の重臣「功名漁り」の異名を持つ「林半右衛門」と左構えの鉄砲の才ある11歳の少年「雑賀小太郎」の物語。話の展開が早く合戦の場面の臨場感ある描写はさすが和田竜、読み応えがありました。面白かったです。
読了日:5月3日 著者:和田竜

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