すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

鬼怒川温泉

2012-07-27 11:35:06 | 旅日記
某サイトでお友達になった歳若いお友達と、一泊旅行を
楽しんできました!

長年コメントやり取りや、メール等で親しくしていて、
ようやく逢えたっていう仲間です。

行先は鬼怒川温泉。
今回の宿泊先は「鬼怒川御苑」

なんと、平日だと大人4人以上で1部屋のプランで、
一泊二食付きで6850円とリーズナブルなもの。

待ち合わせは鬼怒川温泉駅。
私は磐越西線、会津若松で乗り替えて会津鉄道・野岩鉄道
東武鉄道を経由してのんびりローカル線の旅。

去年の秋に浅草方面へ出かけた時と同じ路線です。

もうすぐ到着するよーってメールをして、いざ駅に立ち降りる…
改札出て左側で、黒い車で待ってるよーっていうお返事メール
があったけど。。
駅降りて見渡しても、それらしい車がない。
って言うか、駅前は駐車スペースがないんだわ。

ひょえ~~、どうした???って思って電話すると、電話の向こう
でも、電車が到着しても降りて来ないって不安になってた。。
電話の向こうから、目の前に何がみえるっていうので、

私「お土産屋さんあるよー。かめやさん」
友「えぇ~~、かめや??こっちはつるやさんなんだけどーー!」

わはは、とんでもない勘違いで、向こうは一つ隣の鬼怒川公園駅
で待機してたというオチで。
すぐに車で駆け付けてくれて、無事に合流できてメデタシメデタシ。

暑いので、涼を求めて「鬼怒川ライン下り」を楽しみましたよ。
船頭さんの手漕ぎの船で、ギーギーいう艪の音がまた良かった。
キレイな水を眺めて、激しい流れの場所ではビニールシートで防御
しながら約40分の旅。
舟の上ではしばし暑さを忘れるほど。











宿の食事は二食ともバイキング。
また野菜をメインにたくさん食べたわ~~。

夜は下の2枚の写真プラスステーキ、お刺身などなど。







朝ごはんも野菜たっぷり。
久しぶりに牛乳も飲んでみた。




お値段の割に、バイキングのメニューも豊富で、ここは
中々いいお宿でしたよ。
お部屋や他の設備もよかったし。
鬼怒川も、廃墟になったような営業をやめてしまった宿も
ちらほら見られたけれど、頑張っているホテルも結構ある。
価格の競争も激しいんでしょうね。

二日目は私の帰る時間が12時過ぎだったので、周辺のつり橋
から景色を楽しみました。
ライン下りよりも、つり橋からの風景の方がキレイに見える。










最後の2枚はお友達からのお土産。

楽しい旅になりました。
女だけというのは、気を使わなくていいし、おしゃべりが
楽しいねーー。











あぶくま洞・智恵子記念館

2012-07-18 10:56:09 | 旅日記
連休の最終日、福島は中通り方面をドライブ。

目的地はあぶくま洞。
ここは鍾乳洞としては、国内でも最大規模で、昭和44年に
発見されたというもの。

実はここ、約30年ぶりに訪れました。
まだうら若きころ、両親を招待して、私の運転で。

高速道路を下り、田村市の旧滝根町の高台に向かうと、はるか
山の上に白っぽいものが見えて来て、近づくと道路沿いには
あじさいがキレイに咲き乱れる、あじさいロード!




駐車場に到着して、下を見下ろすとラベンダーとあじさいが
とてもキレイ!





鍾乳洞は幾千万年という遥かな時間をかけて創られたもの。
中に入るとそこは別天地。

一年を通じて、気温15℃、湿度は90%を保っているので
猛暑の夏も、酷寒の冬も中は同じなんですよねー。

写真は、ケータイのカメラで撮影したので、ピントが今一つ
だと思いますが、ご容赦を。




















両親といっしょに訪ねたのは、旧盆の8月16日頃だった
記憶があって、中に入るのに1時間半待ちしたっけなぁ。
この日は到着が早い時間だったので、お客さんはまだ少なく
ほぼ貸切状態で、ゆっくり歩いて見学出来ましたよ!


この鍾乳洞のお隣には、「星の村天文台」もあって、天体
観測をするにも良いスポットになっているんですって。

洞窟の中の変わらない気温・湿度を利用して、ワインを貯蔵
してあり、出口の売店で販売してました。
ダンナさま、すかさずお土産をゲット。
ライトボディの赤ワイン、さて、どんなお味でしょうか?


鍾乳洞を後に、三春町を通過。
滝桜を見ましたよ。
春の三分咲きのを今年は見たけれど、今の時期は緑がうっそうと
して、まるで別物のような滝桜でした。

続いて向かったのは、二本松市の「智恵子記念館」。
高村智恵子さんの生家は、造り酒屋。
旧家の趣きのある素敵なたたずまいを楽しんできました。










ホントの空と言われた、安達太良山の空は、この日は猛暑で
ちょっともやっとした青空で。
安達太良山を訪れることは、この次の楽しみということで
帰路に向かいました。






手打ち蕎麦「ふじ田」

2012-07-17 11:39:27 | 食べ歩き
中通り方面へドライブに行き、あぶくま洞や智恵子記念館を
見た帰り道、適当な場所でランチって思ったけれど、二本松
市内はよく分らないし、えい、ままよ!地元へ戻ろうって
ことになり、土湯峠経由で戻ってきました。


お腹は減ってるし、せっかくだから前から気になっていた
「ふじ田」さんへ。

お昼は過ぎていて、1時半頃だったにも関わらず、満席。
若干外で待ったけれど、ほどなく中へ。
古民家を移築したのだろうか、レトロな雰囲気。





中には樹齢400年の杉を使用した巨大な柱が!!





この日、外の気温は猪苗代でも30.8℃。
真夏日になったけれど、このお店の中はエアコンなしにも
かかわらず、風通しがよくて涼しい。

冷やしぶっかけ蕎麦を食べましたが、メカブ・大根おろし、
山菜、かつおぶしがどっさり。
その上野菜の天ぷらも2枚!
お蕎麦も結構量があり、お腹は充分満足です。
お蕎麦も美味しかった~~。

人気のあるお店なんだろうなぁって思っていたけど、期待
通りのお味でしたね~。















白河の関・りんどう湖

2012-07-17 09:54:03 | 旅日記
福島県、こっちに引っ越して丸3年。
広大な面積なので、会津地方はどうにか全部訪れることが
出来たけど、中通りや浜通りは未知のところも多くて。

日曜に日帰りで白河・那須方面へ行ってみました。
高速を全く使わなかったけど、意外とスムーズに移動可能。
連休中日なのに、那須のメインストリート以外はスイスイ。


白河の関、ここからみちのくという関所なんですよね~。
うっそうと茂った緑の中に、苔むした神社と関所の跡が。







近くには白河の関公園もあり、ウォーキングコースも整備
されてました。
奥の細道の通過点ということで、芭蕉と曽良の銅像も。





白河は、城下町。
「小峰城祉」にも行ってみたけれど、震災で石垣や三重櫓も
補修中で見学出来ず、ちょっとガッカリ。

今回は立ち寄らなかったけれど、第12代藩主松平定信が
作ったという「南湖公園」も素敵なところらしいな~。


白河の関から、県境まではすぐ。
栃木那須地方は目と鼻の先。

子供たちが幼いころに遊びに来た「りんどう湖ファミリー牧場」
でランチ。

オムライスのセットを食べました。




眼下に広がる湖を眺めながらね。



サルビアもキレイに。




アヒルちゃんたちも可愛い^^







園内を走るトラクタートレイン。





帰りは会津を経由して、芦ノ牧温泉で日帰り入浴。
この温泉、源泉100%ということで、熱めのお湯。
源泉の温度が58℃もあるので、調整していい湯加減に
しているんですって!



内湯はよかったけれど、露天に入ろうと片足を入れると
半端なく熱い!!
私がお湯に入ると、おそらくゆで豚さん完成ってなるかも?
ということで、露天風呂には入らなかったわ。


五色沼のハート鯉

2012-07-10 13:25:06 | 旅日記
お天気が良かったので、裏磐梯の五色沼までドライブ。

平日だったので、野外学習の小学生たちがいたり、
観光バスのシニアさんのグループがいたり。
でも、駐車場も余裕で入れるし、楽ちんですね~。


毘沙門沼は五色沼で最大の沼。
鯉や名前はわからない川魚もたくさん泳いでいるのです
が、環境を汚さないために鯉の餌やりは厳禁。

餌は与えられていないけれど、この沼の鯉たちの大きい
ことにはビックリ。
近年ここで大人気になっているのが、「ハート鯉」。

真っ白な体にワンポイント、赤いハートマークの鯉です。
恋人同士が見ると、幸せになるという縁起物の鯉。

今日は私も見ることが出来ちゃった!
何かラッキーなことが起きたら嬉しいんだけどね~。

写真を撮ろうと待ち構えていたけれど、動きが早くて
中々とらえられず。。
近づいて来たって思ったら、ひらりと方向転換されてし
まったりで。

仕方ないので、新名物「コイこい焼き」を買ってきました。




米粉の皮で、もちもち食感、つぶあん、ずんだ、カスタード
の三種類がありますよ~。

焼き上がりまで約10分、待つ間に「五色沼ソフト」を
食べました。
こちらは沼と同じエメラルドグリーン。
お味は山塩の味でこれも美味しかった~。














磐梯山も我が家からは表の顔しか見えないけれど、裏磐梯
は全く別の顔になるんですよね~。








この季節ならではの

2012-07-05 18:37:05 | 花と緑
今日は梅雨らしく、どんよりと曇った空模様。

思い立って、あやめ祭りの行われている会津美里町へ。
伊佐須美神社の外苑にはあやめ苑があり、150種類
10万株のあやめが咲き誇っています。

下調べもしないで、ぶらりと出かけたんだけど、今日が
お祭り最終日ということでした。























あやめのほかにも、鮮やかなピンクの花がキレイ!








池の中には大きな鯉がたくさん!
人の足音を聞きつけて集まってきます。
餌を待っているんでしょうね~。
大きな口を開けて一気に集まる姿にちょっとビックリ@@





アジサイもキレイに咲き始めていて、梅雨の時期ならでは
の美しさ。
蒸し暑いのは嫌いだけど、花を見ていると、ちょっとは
気持ちも上向きになりますよね~。









初夏の装い

2012-07-03 18:17:53 | 花と緑
梅雨入りしてから、まとまった雨はまだ降っていない
当地方。

つい先日もからりと晴れ上がった空に、磐梯山がキレイ
に顔を見せてくれました。





5月の半ばに田植えをした田んぼの稲も、スクスクと
大きくなってきて、風にそよいでいる姿はさわやかです。


下の写真は「酔仙翁」= すいせんのう と読みます。
赤い花が酔っぱらった仙人のおじいさんのイメージだから?
ちょっと粋な名前の花ですよね~。





ご近所の畑のジャガイモも花盛り。
薄ピンクの可愛い花です。







6月の読書記録

2012-07-01 20:07:53 | 読書
6月は1日1冊読了を達成。

年間365冊、読めるかな?



2012年6月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:9383ページ
ナイス数:1379ナイス

■ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
母の謎が徐々に明かされてきた3巻。宮沢賢治は大好きで、小学生時代に父から全集本を買ってもらって読みふけってたのを思い出した。「春と修羅」は未読なので近いうちに探して読んでみたい。4巻は年末頃に出るということなので楽しみに待ちたい。
読了日:06月29日 著者:三上延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20156399

■オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン) (集英社文庫)
今回もやっぱり「ラブだねぇ」。暑い夏の日の引っ越し準備のお話から春の研人の卒業式まで、季節とともに訪れる騒動の数々。男女の、家族の、友達の、師弟の様々なラブがいっぱいのシリーズ。登場人物が増えて混乱気味だけど(笑)。藤島さんの幸せはいつやってくるのでしょう?
読了日:06月28日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20130769

■ラブコメ今昔 (角川文庫)
ずっと気になっていた本、文庫になったので早速購入。国を守るという特別な立場の自衛隊の方々、でも、人を好きになるという気持ちはみな同じ、有川さんならではの甘い甘い物語をたっぷり楽しませてもらいました!
読了日:06月28日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20127492

■疾風ガール (光文社文庫)
ガール・ミーツ・ガールから、こちらへ。天才ミュージシャン夏美を見出した芸能マネージャー祐司。音楽に対する熱い思いが伝わってくる。まさに疾風のごとく天辺目指して駆け上がるようなお話。
読了日:06月26日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20081152

■ガール・ミーツ・ガール (光文社文庫)
読んでから、前作疾風ガールの続編と気づく…。夏美の前向きな元気さとルイが出会ってからの展開が楽しかった。疾風ガール、これを読み終えてすぐに入手。これから読みます。
読了日:06月25日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20059992

■家族がいてもいなくても
シングルマザーの久田さん、20年に渡るご両親の介護を経て一人暮らしになった彼女の、夫の定年を迎えた夫婦の形や介護問題のあれこれを描いたエッセー。エンディングノートに引き続き老後を考える本を読んでしまった。「夫というものは、遠くてはいけない存在で、もーうっ、うっとおしいっ!と思うくらいがシアワセなのかもしれない」っていう一文にちょっと共感(笑)
読了日:06月23日 著者:久田 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20003331

■エンディングノート
私くらいの年代には気になる「エンディングノート」、どんなストーリーかと手にしてみた。主人公の良子はシナリオライター。父母との付き合いも恋人との関係も、親友との付き合いさえもとんがって突っ張るような良子に今一つ共感できず。自分が「エンディングノート」を書くときは誰にあてて書くのかなと思って読了。
読了日:06月23日 著者:桂 美人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19997410

■空中庭園
家庭の中では秘密を持たないという約束ごとのある京橋家。実はみんな家族に打ち明けられない秘密を持っている。4人家族と母方の祖母、父の愛人で息子の家庭教師という6人が誕生会を家でやるというシーンの凄まじさが印象的。母と祖母の葛藤がすべての始まりのような気がするが、父の調子の良さには腹が立つ。スッキリしない読後感。
読了日:06月22日 著者:角田 光代
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19973984

■三匹のおっさん ふたたび
あの3人組にまた逢えて嬉しかった!キヨさんの息子の嫁、祐希の母貴子さんのパートの話、第2話のイワキ書店の万引きの話は特に良かった。あとがきを読んで、図書館本を読んでいるので、ちょっと心が痛む…。文庫になったら買いますよ~!これで終わっちゃうのかな?続編出て欲しい。。
読了日:06月21日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19952753

■Cの福音
面白かった。日本に麻薬を密輸入して売りさばくビジネスに手を染める商社マン。鸚鵡と呼ばれる存在を引っかける罠。ひよこと呼ばれる売人。巧妙な手口で薬物が日本に入ってきて不幸な人間を作って行く…。悪いものには手を出さない、一般庶民はそういうところに近寄らないのが一番だろうなぁ。悪の組織で働く主人公に共感は持てない。
読了日:06月20日 著者:楡 周平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19929800

■七つの海を照らす星
児童養護施設「七海学園」の新米保育士春菜が、学園七不思議と称される謎を解いて行くお話。六つのお話を終え、最後に明かされる七番目の少女のお話。驚きの真実。恵まれない家庭環境の子供たちと真摯に向き合う春菜と児童相談所の海王さんが良かった。続編も読んでみたい。七河さんのPNも、ローマ字表記で回文なんだ!すごいこだわり、お見事!!
読了日:06月19日 著者:七河 迦南
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19904300

■たぶらかし
市井の人々の中で、誰かの「代役」を演ずる役者、マキ。役柄は死体役から偽新妻・セレブ社長の子息の母親役などなど。結婚式の列席者を演ずる便利屋さんの話は聞いたことがあるけれど、長期に渡って一人の人を演じ続けることなど可能だろうかとやや疑問に思ったり。トメイばあさんが面白くて興味深かった。
読了日:06月18日 著者:安田 依央
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19876487

■タイム屋文庫
亡くなったお祖母ちゃんの遺した古い家で、時間旅行を書いた本だけをレンタルするタイム屋文庫を開業する柊子。たった1人、来てほしいお客を待つために開くそのお店。こんなお店で美味しいお茶を飲みながらひと時を過ごしてみたくなる。とても好きな本でした。
読了日:06月16日 著者:朝倉 かすみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19826635

■三人姉妹
三姉妹の末っ子、ミニシアターで働くフリーター水絵の日常。個性的な姉二人と歳の離れた妹。水絵と右京のもやもやして進展しない恋愛話には今一つ乗れず。親友ビビちゃんや、姉の嫁ぎ先の小姑雪子さんのキャラクターが好きで面白かった。
読了日:06月16日 著者:大島 真寿美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19814326

■もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
難しいマネージメントの部分はほぼ飛ばし読み(笑)弱小野球部のサクセスストーリーとして読了。野球を知らない人が高校野球に興味を持つきっかけには良い本かな?面白いとは思いました。
読了日:06月15日 著者:岩崎 夏海
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19789868

■歪
シリーズ物と知らずに読了。最高の刑事を目指す澤村が殺人を犯した男女を追う。男は振り込め詐欺のリーダー、女はネグレクトで我が子を殺し、愛人まで殺している。降りしきる雪の中、逃亡劇が続く。女の心の空っぽさとしたたかさが何とも後味の悪いものだった。澤村のスタート地点を知りたいので、「逸脱」も読みたい。
読了日:06月14日 著者:堂場 瞬一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19779369

■あなたがパラダイス (朝日文庫)
独身図書館員敦子、専業主婦まどか、バツイチのライター千里。更年期を迎え体の不安、家族の問題、将来への漠然とした不安をかかえる彼女たちが、ジュリーという永遠不滅のアイドルを軸に未来を見つけて行く。楽しい!こういう群像劇は今までなかった?更年期の女性の悲喜こもごもが語られていて、ちょっぴり切なくそして笑えて。ジュリー、最近の歌も聞いてみたくなったわ。80年代までの歌は全部歌えるのになぁ。「もう、いいよ。大人をやるのは少し休んで、女の子に戻ろう」名言だわ!
読了日:06月13日 著者:平 安寿子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19735064

■ハサミ男 (講談社文庫)
初読みの作家さん。医者の存在やハサミ男の目線やら中々面白いと思いながら読了。騙されました、ものの見事に。再読は多分ないかな?
読了日:06月12日 著者:殊能 将之
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19706407

■南の子供が夜いくところ
読了日:06月10日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4048740326

■晴天の迷いクジラ
死を覚悟した3人が出会ったとき、物語は大きく動く。3人それぞれの人生を左右したのは母の存在。母と子、重く切ないテーマがこの本の底流を流れている。クジラが迷い込んだ入り江から大海原に戻って行けたように、3人の未来も明るく開けて行く光が見えるエンディングでよかった。
読了日:06月10日 著者:窪 美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19651252

■気分上々
9つの色んな愛を語った短編集。17レボリューションと気分上々が特に良かった。イズモちゃんを主人公のお話しも読んでみたくなる。どれもみな印象に残る。
読了日:06月09日 著者:森 絵都
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19627653

■PK
いや~、面白かったー!3編のつながりは、正直すっきりとは分らなかったけど、「臆病は伝染する、そして勇気も伝染する」この言葉を読めたことが一番の幸せかな?Gはやっぱり見たくないなぁ。。
読了日:06月08日 著者:伊坂 幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19604292

■王国
文章は読みやすいけれど、この世界観は好みでなかった。ユリカが二つの組織に挟まれどちらも手玉に取り生き延びようとする、その部分はちょっと面白く思えたけれど。
読了日:06月07日 著者:中村 文則
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19578943

■白い虚像
お、この本、まだ誰も読んでなかったのか~!関東医科大の助教授保坂洋平とライバル窪田の教授の地位争いを軸に、臨床医と研究医の大学内での評価や教授の力の絶大さなど、医局内のドロドロが描かれていた。医は仁術なんていう言葉は死語になったのだと実感してしまう。
読了日:06月07日 著者:石川 恭三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19577211

■人質の朗読会
異国の辺境の地で人質になってしまった日本人。閉塞された状況の中で語られた自分の中にしまってある過去の話。最初に彼らが亡き人になっている事実を知ってから読むことで、より深く一話一話に入り込むことが出来た気がする。やまびこビスケットと花束が印象に残った。
読了日:06月06日 著者:小川 洋子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19554904

■あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)
「仏果を得ず」で文楽という未知の世界をのぞかせてもらったので、こちらも。しをんさんの文章は楽しい!やっぱり生で文楽を見てみたいという思いが強くなりました。歌舞伎との比較も面白かった!
読了日:06月05日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19535365

■羅針
今まで知らなかった船乗りのお話。遠洋漁業、捕鯨船と男の世界を読ませてもらった。一度乗り組んだら途中で引き返せない、亡くなってっも遺体は水葬にするなど、未知の世界を垣間見ることが出来た。今時の青年、敏雄が成長していくのがよかったが、肝心の主人公関本源蔵と息子の絆の話は少し中途半端な感が。楡さんの今までの作品とは違った世界で面白かった。
読了日:06月03日 著者:楡 周平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19491379

■おとうとの木
横浜郊外の古い実家の庭にある1本のクヌギの木。息子にクワガタを捕まえさせてやろうと木の幹に三つの傷をつけたことで始まる不思議な事象。記憶にもなかった弟がクヌギの木に宿る、そして話しかけてくる。。ホラーというよりは悲しい家族の話といった感がある。遺された妻子がちょっと気の毒で、あまり読後はよくない。
読了日:06月02日 著者:宮ノ川 顕
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19450920

■春から夏、やがて冬
一人娘をひき逃げ事故で失い、そのショックから立ち直れなかった妻を自死で失った平田誠。喪失感から地方都市のスーパーに保安員として赴任した彼の目の前に現れた一人の万引き犯の女。この出会いから何かが生まれるのか、それとも…。何とも救いようのない結末で一気に読めたけれども読後はスッキリせず。。
読了日:06月01日 著者:歌野 晶午
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19431651

■架空通貨 (講談社文庫)
円以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された町。現実にはこんなことは起こり得ないと思うが、カネに支配された人間の醜さをよく描いていると思う。後半の展開は息も継げないほどスピーディーで読みごたえがあった。
読了日:06月01日 著者:池井戸 潤
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19421710


▼2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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