すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

父のその後

2013-07-29 09:20:21 | 日々の出来事
先月22日に救急搬送されて、入院治療していた父。

先週火曜日23日に無事退院しました。

入院、途中で大きな発作、個室から大部屋と病状も徐々に
良くなり、歩行訓練を少しずつこなし、退院の日を迎えて。

離れて暮らしているため、毎日様子を見に行くということは
難しい。
今回は先月23日から30日の丸1週間、7月7日から10日
の4日間、13・14の2日間と行ってきました。
母は運転出来ないので、車庫に入っている父の軽自動車を運転
し、病院への送迎やら最初の頃は病院に泊まり込みも。
実質的なサポートは、妹が主体でやってくれて感謝の気持ちで
いっぱい。

父の病状は安定しつつも、長年の患いで心臓の機能は著しく
低下しており、これ以上改善することはないとのこと。
予後は安静を保って自宅療養ということに。
自宅のベッドを中心とした生活になるわけです。

母は来月83歳、父は10月で82歳。
今まで通院しながらも二人で暮らしてこれたことに、感謝しない
といけないなって思います。
自力でトイレに行くことができ、食事も出来る。
これだけでもありがたい。

今回の入院を機に、煙草もキッパリやめた父。
運転免許も返上の予定。
母の買い物が少し不便になるだろうけれど、出来るだけ妹も応援
してくれるということで。

親孝行、今のうちにやっておかないと、あとで後悔しちゃうね。
来月は1回くらい会いに行けるかな?


ご心配いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

6月の読書記録

2013-07-02 09:50:06 | 読書
6月はせっせと読書に励みました。

なぜならば、リクエストの本が次々に用意できましたって
図書館から連絡あるからww

そうそう、図書館の地下駐車場に車を入れる自信がなくて
今までは自転車で往復していましたが、平日はガラ空きと
言う事実に気づき、3回ほど車で行きましたよ!



2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:11960ページ
ナイス数:2187ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/3670/matome?invite_id=3670

■グラウンドの空 (角川文庫)
あさのさんのスポーツ少年ものは大好きなジャンル!バッテリーの巧と豪を思い出しながら読みました。野球に焦れるキャッチャー瑞希と野球に傷つけられて一旦は手放した透哉。良治のキャラクターもとてもいい。これは続きも楽しみに待ちたい。
読了日:6月28日 著者:あさの あつこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30001613

■アカペラ (新潮文庫)
アカペラ・ソリチュード・ネロリの3編。アカペラのタマコの生きる力は凄い。ソリチュードはいとこ同士の恋愛という切なさ、ネロリは独身の中年姉弟の絆、3編とも家族を描いているがどの作品もそれぞれ印象深く心に残る。
読了日:6月28日 著者:山本 文緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29999649

■吉原暗黒譚 (文春文庫)
吉原で狐面をつけた暴漢たちによる花魁連続殺人が起こる。北町奉行所の同心今村と、花魁あがりの髪結い彩音が狐面を追う。解説に江戸版警察小説とあるけれど、まさにそんな感じ。子供の虐待は痛々しくて読むのが辛かった。
読了日:6月27日 著者:誉田 哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29998409

■十六歳たちの夜 (講談社文庫)
札幌の夜間高校に通うタエコは、病気の祖母と二人きりで暮らすタカシを、自分の心と体で癒したいと願う。タエコ自身の葛藤と成長を描いた佳作。
読了日:6月26日 著者:谷村 志穂
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29997368

■蝕罪―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)
酒びたりになった刑事高城が、警視庁に設立された失踪人捜査課に配属される。厄介ものの寄せ集めと呼ばれるその部署に、結婚を間近に控えているのに失踪した青年の事件が持ち込まれる。これは読みごたえがあり、面白かった。
読了日:6月25日 著者:堂場 瞬一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29997579

■図書館の神様
たったひとりしか部員のいない文芸部の顧問になった早川清。文学への造詣の深い垣内君が素敵!不倫相手の浅見の身勝手さは嫌い。清はどんな教師になって行くのだろう。
読了日:6月24日 著者:瀬尾 まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29996705

■無言の旅人
父の入院の一報を聞き、病院に向かう新幹線の中で読了。文庫の方でも読了済みだったけれど、生死の境で闘う病人を前にしたら安易に命の行方を決めてはいけないなと実感しました。自分がもし終末医療をうける立場になったらためらわず延命処置を断るつもりでいましたが、遺される家族はどういう思いをするのかと考えると決断は本当に難しくなりますね。
読了日:6月23日 著者:仙川 環
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29996438

■株式会社ネバーラ北関東支社 (ダ・ヴィンチブックス)
失恋を機に、証券会社のOLをやめ、茨城の小さな健康食品会社に転職した弥生の物語。ネバーラの経営企画部の4人の同僚とのんびり働く日常、3時のおやつや居酒屋「なにわ」の楽しそうなシーン、読んでほっこりと出来た1冊。
読了日:6月23日 著者:瀧羽 麻子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29995993

■あと少し、もう少し
中学生の駅伝物語。頼りにならない女性美術教師を顧問に迎え、陸上部の長距離陣は3人だけ。あとの3人は助っ人を頼むしかない。助っ人の3人もそれぞれ個性や屈託がある。それぞれの語りをふまえ1本の襷をつなぐ、やっぱり駅伝大好き!キャプテン桝井くん、いい子だなぁ。
読了日:6月23日 著者:瀬尾 まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29800065

■私にふさわしいホテル
あぁ、面白かった!売れっ子作家を目指す加代子。新人賞を取ったのに不運なことにデビューが出来ず、のし上がるために策を弄す。編集者、ちょっと落ち目のベテラン作家、見た目が良いだけのタレント作家。文学賞の受賞パーティーの様子や時々出てくる実名の作家さん、読書メーターやアマゾンまで作中に出て来て読書好きとしては堪えられない面白さ。
読了日:6月22日 著者:柚木 麻子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29778602

■時のみぞ知る(下): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
オールド・ジャックが物語の大きなカギになっていたのには、納得!まさかの結婚式、そしてその後。ドイツとの開戦が物語を大きく変え、ハリーの人生に大きな転機が。ここでいったん読み終えて、次を待つのは辛いわ~。早く続編が読みたい!
読了日:6月22日 著者:ジェフリー・アーチャー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29772352

■時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)
「ケインとアベル」から30年、アーチャーの長編待ってました!!ハリーの優秀さは分かるけど母メイジーの過ちは物語上必要とは思えどもやや納得行かず。さて下巻が楽しみ!オールド・ジャックは一体何者なのかな。
読了日:6月21日 著者:ジェフリー アーチャー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29753385

■ハロワ!
ハローワークの窓口の相談員の物語。就職をするためのハロワでスカウトされて嘱託職員としてのスタートを切った沢田信。窓口を、求職のために訪れる様々な人々、それを担当するハロワ職員、信の誠実さは良いと思ったが、人の人生に関わる仕事は思いのほか大変なものだと感じた。信のフアンの3人組、ちゃんとお仕事につけたのかな?
読了日:6月20日 著者:久保寺 健彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29742873

■スタンダップダブル!
双子のピッチャーとセンター、堅い守りのキャッチャー。わずか13人のメンバーなのに負けない神別高校野球部。彼らの秘密を探ろうとする女性記者、元高校球児の新任監督、ラスト近くに突然現れたハイエナ男にドキドキしたけれど、ラストシーンはやはり感動の涙。彼らの甲子園での活躍編も書いて欲しいなあ。
読了日:6月20日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29727221

■長生き競争!
65年ぶりに小学校時代の同級生と再会し、誰が長生きをするか競争をすることになった白石聡。提案した明男が早々に亡くなると言う幕開けから、残り男5人マドンナだった規子に年若いエリも含めて誰が最後まで生き残るかというお話。年齢とともに体は衰え、肉体は元気でも認知症になってしまったり。エリの早すぎる死もあり中々重い内容も。戦争体験はやはり若い世代に語り継がなくてはならないのだと思ったり、かなり盛りだくさんな読み応えある1冊でした。娘の智子が好きですね。
読了日:6月19日 著者:黒野 伸一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29709688

■はむ・はたる
江戸の三つの長屋に十五人の子供たちが住まう。売られたり、親とはぐれたり、不幸な生い立ちの子らの後ろ盾になってくれた長谷部家。その二男坊柾と十五人の子らのリーダー勝平がいい。シリーズものらしいので、さかのぼって読まなければ。西條さん、読みやすくて最近すっかりお気に入り。
読了日:6月18日 著者:西條 奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29688109

■夏美のホタル
今まで読んだ森沢さんの作品の中で、一番好きです!写真家を目指す慎吾と恋人の夏美が、房総の山の中の小さなお店「たけ屋」のヤスばあちゃんと地蔵さん親子とのひと夏で体験する様々なこと。川遊びや美しい風景が目の前に広がるような文章で、プロローグ、エピローグがまた素晴らしくて涙です。。『生まれて来てくれてありがとう』、やはりこれ以上美しい言葉はないと思いました。神は細部に宿る、これも深い言葉ですね。
読了日:6月18日 著者:森沢 明夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29680352

■ゆうじょこう
南の島から熊本の遊郭へ売られて来た青井イチの作文を織り交ぜながらの物語の展開はとても面白くて一気に読了。女紅場の教師鐡子さんや花魁の東雲、紫、登場人物もみなイキイキと描かれているが、イチのひたむきさが何と言っても秀逸。遊女は人外と呼ばれ、親に売られ更に借金を増やされと悲惨な運命に泣かされるばかりと思っていたが、この東雲楼は当時としては良心的な楼閣だったのだろう。最後は明るい兆しで終わり良かった。
読了日:6月18日 著者:村田 喜代子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29676067

■残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫)
つる家の再開、待ちに待っていました!!悲しい出来事から何とか立ち上がったつる家のみんな。変わりゆく大きな節目が澪に近づいている。ご寮さんにも大きな転機があり、澪の上にかかる厚い雲から美しい青空が見える日も近いとみた!
読了日:6月16日 著者:高田 郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29627424

■ディアスと月の誓約
初読みの作家さん。この世界観、好きだなあ。命は終わりそしてまた生まれる。ナナニのその後がどうなったのか?この後の物語も読んでみたいけど、やはりじんわりと余韻に浸っていたほうが良さそうだ。
読了日:6月15日 著者:乾石 智子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29589695

■Team・HK
ちょっと無器用で、人付き合いが苦手な専業主婦美菜子が、ハウスキーパーとして働く。あさのさんの今までのイメージと違う作風だが、お仕事小説といううたい文句にはやや疑問。シリーズ化されるのかな?追いかけて読みたいというほどではなかった。。
読了日:6月14日 著者:あさの あつこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29568293

■ピースメーカー (文芸)
1974年の中学校放送部員のお話。このお話の初代ピースメーカーみーちゃんが、ちょうど私と同級生ということになる!あのころ流行った曲や、ソニーのデンスケ、懐かしい思いで読了。
読了日:6月13日 著者:小路 幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29560134

■エクステンド
京都府警の新米女性刑事が、15年前の殺人事件を公訴時効に持ち込もうとする男に挑む。キャリアの高藤に京言葉を注意されたりして反発しながらも、真っ直ぐに悪に挑む姿は好感を持てた。真子を主人公に、シリーズ化されたら嬉しいかも?
読了日:6月12日 著者:鏑木 蓮
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29525726

■迷子の大人
介護ヘルパーとして真剣に仕事に取り組み、恋愛中の彼もいるが、結婚に踏み切れない主人公梓。ある日ふと中央線の「あずさ」に飛び乗り諏訪湖のほとりへ。主人公の優柔不断さに読みながらイライラしたけれど、素敵な信州高遠の景色や人情は読んで気持ちが良かった。民宿「すやすや」、モデルになったお宿があるそうで、一度は行ってみたくなる。
読了日:6月12日 著者:坂井 希久子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29516920

■風待ちのひと
『ペコちゃんに似た中年の女がヒッチハイクをしていたら、必ず乗せて丁重に扱え』不思議なプロローグから思わず物語に引き込まれて一気に読了。海辺の町美鷲の、岬の家と呼ばれる亡き母の遺した家で、仕事に挫折し夫婦関係にも行き詰った哲司が、キンコこと喜美子との触れ合いで再生して行く。エピローグがまた素敵で、これは大好きな本になりました。
読了日:6月11日 著者:伊吹 有喜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29493830

■WE LOVEジジイ
東京で売れっ子のコピーライターをしていた岸川は、友人を自殺に追い込んだという負い目を背負い、仕事を辞めて田舎暮らしを始めた。何もない田舎で、役場の職員池田と派遣労働者の新山との交流から「輪投げゲーム」の大会を立ち上げることになる。タイトルのジジイ、まさにピッタリ。しげジイと亀ジイの友情が素敵で、楽しく読了。ババアたちも中々可愛くてナイス!
読了日:6月10日 著者:桂 望実
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29482705

■泣きながら、呼んだ人
ハルカ、菜摘、千晶、芙由子、4つのお話それぞれの母と娘の物語。母の愛を娘が重く感じていたり、理解できなかったりと。お話がリンクしているのが良かった。読む人の年代によっても感想は違ってくるだろうけれど、菜摘の母には共感し難い。初めての作家さんだが追いかけてみたいかも。
読了日:6月10日 著者:加藤 元
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29466896

■暗い夜、星を数えて: 3・11被災鉄道からの脱出
3.11当日、JR常磐線の新地駅で震災に遭遇した作者。心やさしい福島の見知らぬ人に助けられ、原発事故も近くで受けることになってしまう。彼女が東京へ戻ってからの葛藤、いわきや南相馬を訪れて感じた現実。重く厳しい事実だけれど、忘れてはいけないし、語り継がなくてはいけない。
読了日:6月9日 著者:彩瀬 まる
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29454820

■ホイッスル
66歳の聡子は、ある日唐突に夫に失踪され自宅も売却されて住む家もなくなる。夫章の身勝手さと不倫相手の沼田和恵、悪知恵をつけるレミ。そんな中で正義のホイッスルを吹こうとする芳川弁護士と事務員の涼子が何とも清々しい。歳老いた夫は砂時計の最後の砂のように人生を送りたかったのか?聡子の幸せが目に浮かぶラストは良かった!藤岡さんお初の作家さん。
読了日:6月9日 著者:藤岡 陽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29439266

■コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫)
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居の並ぶあたりに夕暮れにあるとあらわれる不思議なコンビニ。大事な探し物は必ずここで見つけられる…。とても素敵な物語でした。「あんず」「コンビニたそがれ堂」どちらも猫がキーワード。これは泣けます…。おいなりさん、おでん、無性に食べたくなりますね。
読了日:6月8日 著者:村山 早紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29423809

■古道具屋 皆塵堂
猫除けを先に読んで。若旦那太一郎がなぜ水を怖がり猫を嫌うようになったのか。切ないその理由、過去と向き合うことができて父との確執もなくなり、これからの活躍が楽しみ。また猫除けを読みなおしたくなった。
読了日:6月8日 著者:輪渡 颯介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29423440

■結婚相手は抽選で
少子化対策のため、国が独身の25歳から35歳までの男女に見合いを強制する。3回断るとテロ撲滅部隊に2年間入隊!モテない秋葉系男子は結婚のチャンス到来と喜ぶ?!母親に依存されている看護師、我がままで母親依存の美人OL、そのOLの元恋人の添乗員、秋葉系男子の4人を軸に話は進む。垣谷さんの「70歳死亡法案、可決」もそうだけど、視点が面白くて一気に読ませる。ひとまず、ハッピーエンドでめでたしめでたし。
読了日:6月7日 著者:垣谷 美雨
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29383355

■下流の宴
恵まれた家庭に育った翔は、やる気も覇気もないフリーター。オンラインゲームで知り合った珠緒は沖縄の離島で生まれ育った2歳年上の女の子。福原家と宮城家、二つの視点から進む物語は面白くて一気読み。珠緒の母洋子が一番好きだ。何をもって下流と言えるのか、感じ方は人それぞれだと思うが、お金があって不自由のない生活だけが幸せなのかと考えさせられる。珠緒の医大受験のあたりは面白く、面接の場面は最高!
読了日:6月6日 著者:林 真理子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29375839

■ガラスの麒麟 (講談社文庫)
加納さんの作品中で殺人を見たのはおそらく初めて。美しくなんの不自由もない一人の女子高生が通り魔に殺される。女子高の養護教諭を軸に殺された安藤麻衣子の死の真相に迫る連作集。壊れやすく美しいガラスの麒麟、少女たちの微妙な心を描くのは、さすがに上手いなあ。
読了日:6月6日 著者:加納 朋子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29356744

■無花果の実のなるころに
神楽坂で祖母と二人で暮らす中二の望くん。身の回りで起こる小さな謎や事件を、気風のいいお蔦おばあさんの知恵を借りながら解いていく。この頃ハマっている西條さんの作、これも中々良かった。「シナガワ戦争」の件が楽しく読めた。これはシリーズ化されたら嬉しいなあ。
読了日:6月5日 著者:西條 奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29337764

■よだかの片想い
生まれつきのアザ、それを意識した時からのアイコの人生。23歳でハンディキャップのある人を紹介する本になり、そのことを機に映画監督飛坂と出会う。普通の女の子のようにおしゃれも恋愛もしたいだろうアイコの感情と葛藤、何とも切なかったけれど、素晴らしい本を読ませてもらった。ハンデを持つアイコを見守る家族の温かさも素敵だし、彼女のよさがわかった原田くんは素敵だ。
読了日:6月4日 著者:島本 理生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29313939

■朱龍哭く 弁天観音よろず始末記
辰巳芸者と与力の間に生まれた長唄の師匠「お蝶」と、お蝶の異母兄榊安之の妻「沙十」。高砂弁天と呼ばれる美貌のお蝶と、見た目は観音様のように優しげな沙十の二人が巻きこまれる騒動の数々。沙十の方向音痴と薙刀の名手というギャップが面白かった。お蝶をめぐる男たちのあれこれも楽しめた。誰が敵で本当の味方は誰なのか、真実が明かされるまで一気に読めた。
読了日:6月4日 著者:西條 奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29309026

■ドッグテールズ
人と犬との物語5編。どれも良かったが、「疾風」が一番印象的。「向かい風」も涙なくして読めない。樋口さん、初読みですが良かったです!
読了日:6月2日 著者:樋口明雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29273507

■のぞきめ
四人の大学生がウラ寂しいKリゾートと言う別荘地で遭遇したことのあたりがイチバン怖かった。どこからともなく感じる視線、これは怖いだろう。でも最も怖さを感じたのは表紙の女の子だな。。
読了日:6月2日 著者:三津田 信三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29256397

■六月の輝き
6月の同じ日に生まれて、隣同士で育った美奈子と美耶。ある日教室で怪我をした美奈子の傷を美耶が触れて治したことで二人の間に変化が起こる。変わったのは周りの人々で、美耶の心は変わらずにいて。美奈子の好きな言葉は「自由」、美耶が好きだった言葉は最後に明かされる。悲しいけど六月の輝きというタイトルのように印象的なお話。
読了日:6月1日 著者:乾 ルカ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29229386

■ボトムレス
ボトムレスとは、底なしの、際限のないという意味だと言う。「死ぬほど美味い料理」を求めて、不気味なレストランを訪れる客たち。美食家・フードファイター・ロハス信者・レストランのシェフ…。食に対する姿勢を裁くなら、もっと違うのではというもやもやが残るし、大きな罪を犯した葛西信行の話との絡みも今一つ分かりにくかった。
読了日:6月1日 著者:拓未 司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29216318


▼読書メーター
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今日も日射しが強いので、午後は車で行って来ます~



新潟の美味しいもの

2013-07-02 09:36:02 | 食べ歩き
父の入院で、新潟へ。

交代で病院で付き添い、夜は泊まり込みの連続で。

そんな中、昨日のブログに載せた「おさかな亭」での
美味しいランチやその他にも少し。

次女を新幹線の駅に送る途中、お蕎麦が食べたいとの
ことで、駅近くの「小嶋屋」さんへ。

私はあまりコッテリ系は食べたくなかったので、つるり
と食べられる「なめこおろし蕎麦」





次女はミニ海鮮丼と天ぷら蕎麦のセットを。








この小嶋屋さん、十日町市に本店がある名店。
この地方のお蕎麦はふのりという海藻をつなぎに使用
していて、ほんのりと緑色の喉越しの良いお蕎麦。

久々に食べた越後のお蕎麦は美味しかった~。


父の病状も安定して、仙台に戻る日のランチは、妹の
お勧めのチェーン展開をしているイタリアンレストラン。

ピザとパスタとサラダのペアセットをチョイス。

たっぷりチーズをかけたシーザーサラダ




ピザは、マルゲリータとミックスのハーフのもの




パスタは大好きなトマトソース味のナスとベーコンの




日曜のランチ時だったけど、入店が早めだったので待ち時間
なして席につけてラッキー。

ダンナと一緒だと、ピザやパスタのお店って中々行けない
から、たまにこういうの嬉しいな~ww




父の入院

2013-07-01 09:12:26 | 日々の出来事
私の実家には81歳の父と82歳の母が二人で暮らしていて
父は20年前に心筋梗塞を患い、糖尿病も患っています。

年齢を重ねて、体も小さくなる両親。
それでも持病がありながらも通院治療をし、日常生活には
とくに不自由もなく、暮らしていたのですよね。

20年の間には、体調を崩して短期間の入院等もあったわけ
ですが、今回の入院には本当に肝を冷やしました。

先月22日の土曜日、日付の変わるころに実家近くに住む、
妹から電話。
この時間に電話というのは、緊急事態だなってあわてて出ると
父が呼吸困難を起こして救急搬送されたという。。@@

まんじりともせずに一夜を過ごし、朝方にまた連絡メールが来て
峠を越したから大丈夫という。
心配してこちらでじりじりしてるより、病院に行こうと決めて
仙台から新潟へ。

そう、この移動がまたかなり遠回りせざるを得ず…
交通網が整備されてるというのは、東京から地方へというルート。
地方から地方と言うのは、本当にアクセスが悪いのですよ。
結局最速で向こうへ到着するには、東北新幹線から大宮で乗り換え
て上越新幹線に乗ると言うのがイチバン。

昼前の新幹線に乗り、実家の最寄り駅に着いたのが15時ころ。
妹が病院に付き添ってくれていて、母は実家に一旦戻っていると言う
のでタクシーで実家へ向かい、そこから父の軽自動車を運転して母と
ともに病院へ。
酸素マスクを装着し人工呼吸器をつけた姿に驚いた…

幸い翌日の月曜日には軽いマスク、夕方にはチューブでの酸素取り
入れに改善。

搬送された時点で、心臓の機能は弱り、肺の片方はまっ白だったと
言われたと。

かかりつけの医師に、倒れる前日に診てもらい、胸が苦しいのでレン
トゲンを撮ってもらい「肺はキレイです」と言われたというのに。

父の20年来の主治医は、奇しくも私の中高時代の同窓生。
クラスは一緒にならなかったけれど、お互いを知っているという…
父は気安く診てもらえるので、通院するたびに世間話をしたり、
胸が苦しいから悪いから薬をくれとか、言っていたのです。

胸がヒューヒュー音がするし、咳こむので「気管支喘息」という、診立て
で心臓の薬と、喘息の薬、糖尿の薬に睡眠導入剤…
コレステロールの治療薬、これは私と同じクレストール。
ともかく大量の薬を与えられていて、真面目に薬を飲み続けていたわけで。

今回搬送された病院のドクターの見立てでは、肺は喘息の症状ではなく、
心臓機能の低下で浮腫があり、水も溜まっていたということで。
元々喘息のお薬と心臓のお薬は相反するもので、併用は考えられないと!

一旦今まで投与されていた喘息の薬は廃棄しましょうということに。

実は今までの同窓生のドクター、お薬を大量に出すと言う評判もあり、父
の周辺のお友達も、病院を変えてみたらどうかと言っていたのですよね。
父は性格上、一度気に入ってしまうと、中々変えることの出来ないタイプ。
でも、今回辛い思いをしたので、今度は病院も変えてくれそう。


土曜日の夜に入院、順調に回復し、駆けつけて来た私の娘たちもみな安心
して戻った水曜日、気分よくベッドでピースサインをしている父の写真を
みんなに送り、久々に実家で寛いでいたら病院から緊急連絡!
病状が急変したと。

あわてて駆けつけると、苦しんで人工呼吸器につながれ脂汗をかく父。
トイレを看護師さんに取ってもらうのを遠慮して、自分でベッドわき
のポータブルトイレで息んだあとに、急に胸が苦しくなったと。
水曜日は母、妹、私の3人で一晩じゅう付き添い、ドクターや看護師さん
の適切で献身的な治療のおかげで朝には脈も血圧も戻りました。
心臓がうっ血したということで、心不全の発作だったいう。

父、格好つけて順調に回復していると、周りにアピールをし過ぎで、頑張り
過ぎた模様。
ドクターには絶対安静にしてくださいと厳命されて。

土曜に倒れ、日曜月曜と、大勢の人が病院に駆けつけて下さる。
お見舞いに来られた人に、父は話をしたくてしょうがない。
しゃべると脈が早くなるということで、急に無理をしたということもある。

田舎の濃い人間関係で、助けられている面も多々あるけれど、病気で入院
とかの場合は、やはり急いでお見舞いとかは避けた方がいいのになぁって
思ったわ。

もし、私が入院したとするならば、身内以外の第3者にはできれば病んだ
姿は見せたくないもんねぇ。。

ともあれ、無事に2回も山を越えた父。
あと少し安静にして、元気になってくれたらと思っている私です。


月曜日のランチ、東京から見舞いに来てくれた長女と三女、母、妹、甥っ子
と一緒に。
新潟市郊外の旧白根市にある「おさかな亭」

ここ、新鮮なお魚が美味しい海鮮料理のお店。

私はミニ海鮮丼と海老フライやサラダ、小鉢、デザート付のレディースセット





三女チョイスの海鮮丼と冷やし坦々麺のセット




長女が食べたのは極み海鮮セット




このセット類、全部1000円以下で、美味しかった~~





食べているときの、笑い話…
新潟では、お葬式のあとの精進落としの食事のことを「おとき」と
呼ぶのですが、妹曰く、じいちゃんがあのまま逝ってしまってたら
この食事が「おとき」になっていたかも?!

笑い話で本当に良かったです。。