多重人格であるサーカスマンに拉致されたスジ。
サーカスマンである彼(便宜上彼で統一しよう・・・)のキャラクターは非常に激しく入れ替わる。見ているだけで混乱し不安定な状況が見て取れる。
そして彼は自分の声を聞いたスジに怒りを向けているようだが、彼はどうやらビモドにコミュニティーを作った男の孫。島内では別の顔を持っているのだ。
彼の祖父がリーダーのその村は、幸せを求め、幸せの先に奇跡を求めて厳しいルールと戒律を作って集団生活を行っているらしい。
見るからに怪しいのだが、中にいる人にとっては、奇跡を求める方が何倍も大事という洗脳集団のようだ。28年前にデレクの母の事件にかかわったあの課長の娘も、歩けない自分の娘に奇跡が起こるのを待って、その集団の一員になっているのだ。父である課長の言葉を信じる余裕などない彼女。娘と孫娘を心配する彼は、その村の中であの手首の入れ墨と同じ模様を村の中で偶然見つけてしまうのだ・・・刑事でありながら動揺を隠しきれない様子が気になるが、村が非常に怪しいという証拠を見つけたのだから仕方ないのか・・・・
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サイバーチームは、サーカスマンのIDの追跡に成功するのだが、そのIDを使っていたのは女子高生。何も知らないらしいその女子高生は、両親に連絡を取られる事を非常に嫌がる。単純な反抗期とは思えないその拒否の様子は次の事件に繋がっていくのだ。
「両親に虐待されている生徒がいる」との高校教師が通報してきたその生徒が、サーカスマンのIDを使っていた女子生徒だったのだ。しかし、両親の虐待を指摘する教師と違って、両親はその教師の行動こそ怪しいと指摘。全く真逆の訴えに混乱するグォンジュとデレク。
そして話は、その女子高生に騙された事を恨んでいたユーチューバーの登場によって更に複雑に・・・彼女を監禁し、そこに教師を誘いこみ、教師が女子高生に暴力を振るうように仕向け、その様子をネットで生中継をしようと画策するのだ。
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8話の内容を取り上げた記事。