私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

国家情報戦略

2007-08-14 21:46:12 | たまに読んだ本
「インテリジェンス」と聞いて一番最初に連想するのは、人材紹介(人材派遣)会社だ。

企業の名前でない場合は、インテリジェンスは知能や知性などの知識、情報を指し、もう少し狭義の意だと安全保障の観点から情報の収集・分析などを行うことを
指すらしい。

日韓インテリジェンスの第一人者の対談本なのに、人材派遣のインテリジェンスしか知らない門外漢が読むのもどうかと思ったのだが、いつも韓国ドラマだけでは能がない。
立ち寄った本屋で@大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した@自壊する帝国が目に付いて、読みたいと思っていたのだが、ハードカバーでちょっと敷居が高いような気がしていたのだ。こちらなら新書だし、対談本だからと軽い気持ちで手に取ったのだ。

日本のインテリジェンスの第一人者は現在外務省を起訴休職中だし、韓国のインテリジェンスの第一人者は軍部粛清によって禁固刑、そして除隊。
二人のその経歴だけを見ると、知性(インテリジェンス)と泥臭い騙しあいとは同義語なのかと疑いたくなる。

情報過多といわれるこの時代。情報に埋もれず、自分の感覚を信じよう!などということも言われる今、「情報戦争で勝ち抜くことの大切さ、重要さ」をどこまで真実味を持って伝えられるかが、こういう本の存在意義だと思う。
そういう点からいったら、韓国の第一人者の話の方が臨場感があり、説得力がある。
読みながら@インテリジェンスにはニュートラルな感覚が大事だと思った。そういうニュートラルな感覚で比べると、韓国の第一人者の方がやや優勢なような気がしたのだ。


国家情報戦略 (講談社+α新書)
佐藤 優,コウ・ヨンチョル
講談社

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