私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

他人を見下す若者たち

2006-06-06 21:10:14 | たまに読んだ本
仕事で疲れた金曜日の夜の通勤電車の中で読んだせいだろうか。今ひとつ興味がわかず。

「仮想的有能感」
過去の実績や経験に基づくことなく、他者の能力を低く見積もることによって生ずる本物でない有能感
(著者 速水敏彦氏の造語)

結局本の中身については何一つ頭の中に入ってこず、この造語の定義についての知識を得ただけになってしまった。

他者を低くすることによって自分の価値をあげるということは、その価値判断を絶対評価ではく、相対評価で考えるということか?
最近流行りの「オンリーワン」は、周りに惑わされないということに価値を置く、絶対評価の考え方から来ている言葉だと思っていたのだが、オンリーワンと連呼しながら、一方では相対評価で物事を判断している。
器用な使い分けだと思ったのだが、みんなが素晴らしくてすべてがオンリーワンという考え方でなく、自分以外の人を下に下げるから自分がオンリーワンになれるのだという理論なら、すべてが合致するではないか。
(それともこんなこともこの本には書いてあったのだろうか?)


しかし今どきの若者は本当に「あなたは優秀!」と褒めながら育てられているのだろうか。
私は小さいころ親から「平凡が一番」と言われて育ってきた。
(たぶん特別なことをするとお金がかかって大変という経済的な理由からだと思われる)
そのせいか、オンリーワンという言葉がどうもしっくりこない。


他人を見下す若者たち

講談社

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5 コメント

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本当に見下すのは (0077)
2006-06-06 21:31:22
この本を読んでいないので良くわかりませんが、社会に沢山棲息するという見下す若者は表面的なところでの話ではないでしょうか?



元気があって自信とプライドが漲る若者だったら、見下されても嬉しいですが。そんな若者がいたら是非会ってみたいものです。
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オンリーワンって (haiji)
2006-06-06 22:38:55
絶対評価だと思いますよ^^



イマドキの(私がこの言葉を使う年になったのが怖い)若者の一部には、負けを認めたくない面があるようです。

要は現実を直視していなくて逃げ腰。

褒めて育てた弊害とも言えなくもないような気がします。

親子共に自分に自信がないってことかも知れませんね。
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どこまで理解できたか・・ (ゆみこ)
2006-06-07 21:39:52
0077さん

確かに、「見下すということが本質的なものというより、現象としてある」というような説明でした。

根拠のない自信が及ぼす弊害というようなことも書いてあったと思うのですが、ぼーっとしながら読んだ本なので、どこまで理解できたのか、自信がありません。



haijiさん

私も絶対評価だと思っていたのですが、この本を読んだ後、何となく自信がなくなってきたのです。





****

最近、本屋に立ち寄るたびに手軽に読める新書を手にすることが多く、この本も気軽な気持ちから読んだ1冊です。あっさり読めるのが新書の良いところなのですが、この本は何となく読後感がよくなく・・・中途半端な文章になってしまいました。
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日本の若者は。。。 (waremokou_2006)
2006-06-14 10:26:37
朝日新聞社が2003年に出した「自信力はどう育つか」では世界の4都市の若者を比較した上で、日本の若者は従順ではあるが、自信がない。。。という結果になっています。なぜ自信のなさが作られるのかが、日本の文化的問題点だと思っておりましたが。
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自信力 (ゆみこ)
2006-06-14 21:03:26
waremokou_2006さん

コメントありがとうございます。

「自信力」私にとっては初めて耳にする単語です。

仮想的有能感が自信力を育てる手助けになるのか、気になります。
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