私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

泥棒に入られた話②窓の話

2024-02-18 19:21:28 | なんということはない日常

泥棒に入られた話①

泥棒は北側に位置する台所の窓から入って来た。

自宅は50年以上前に開発された建売住宅地の一角にあり、正方形の形で小さな路地が4本程通っている中に100軒ほどの住宅が規則正しく建てられているものだった。基本的に道路に面した側に玄関があり、裏の家と隣接する部分には台所があるという作り。どこの家も台所は表通りから見えず、自分の家の台所と裏の家の台所の間のブロック塀の上に目隠しの小さな板がデフォルトでつけられていた。

そんな台所の窓に回るには、表通りから隣接する住宅の間の壁の狭い隙間を抜けて裏に回るしかないのだが、警察官曰く「入ろうとする人は、昼間に何度も下見をして、どこだったらうまく入れるか。壁脇に物が置いていないか等信じられない位細かくチェックしている」との事だった。

昭和40年代の後半に作られた100軒ほどの内、建て替えて住んでいるのは7,8割、建て替えはせずに部分リフォームで住んでいる家が残りの2割程。我が家は建て替えていない2割の中の中に入っており、雨戸が木造からアルミになり、木造の木枠の窓は全部サッシ窓になったが、台所の窓は新築の当時からサッシ窓だったのでそのままの手つかずだった。

当然雨戸などついていない。いわゆる無防備状態だった。

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周りの家がどんどん建て替えされているのをずっと見てきたので、家のどの部分を見ればいつ建てられたのかを言い当てらえれるようになった。家のデザイン等の違いである程度の予想はつくが、一番の差は窓の大きさだ。新しいと思われる家でも東日本大震災の前に建てられた家の窓はそれ以降に建てられた家よりも格段に窓が大きい。震災以降に建てられた家は、耐震性を高める為にびっくりするほど窓が小さい。昭和40年代に建てられてそのままの私の家の窓面積は、それらの家と比べると優に10倍はあるだろう。

泥棒が、窓の大きさを見て古い家だから入りやすいだろうと思ったかどうかは分からない。警察官の人は「泥棒は入ろうと思ったらどんな家でも入れます。ただ、入れそうな家からどの家を選ぶかは泥棒しか分からない。だから運が悪かったと思うしかないです」と慰めてくれたが、50年以上前のサッシに大きなガラスがはめられており、古いクレセント錠の周りを人差し指が入る位に小さく壊して、あっという間に家の中に入ったようだった。クレセント錠は窓が動かないようにするもので、鍵ではないことを改めて実感する。

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泥棒に入られた話はまだ続く・・・



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