私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

なぜ隣人を殺したか〜ルワンダ虐殺と煽動ラジオ放送〜

2024-04-22 21:36:25 | なんということはない日常
 
先週の金曜日の夜、NHKが放送したアーカイブスを改めて見直す番組で、30年前のルワンダ虐殺とそれを扇動したラジオ放送を取材した番組を取り上げていた。
 
シャワーも済ませてポテトチップスをつまみに少し遅めの晩酌をしながら、たまたまこの番組を観る。殺害されたツチ族と殺害したフツ族。植民地時代の両民族の関係性、その後関係性が逆転し、虐殺が行われた当時の事、テレビを所有する人は殆どおらず、唯一の娯楽で有り情報源で有るラジオ放送を通じて虐殺の扇動が行われた事が説明される。
番組は、刑期を終えた青年が虐殺前に住んでいた村に帰る様子を中心に構成されており、ラジオ局の扇動放送には裏で糸を引いた者がいたと簡単に触れられるのみ。

扇動されるとはどういう事なのか、扇動の事実をどの様に捉え、加害者と被害者の関係性はどうなるのか?という事が答えが見えない中で語られている。

私は副音声にして、ナビゲートする池上彰氏とミュージシャンのMIYAVI氏の話を聞きながら観たのだが、当時扇動に踊らされず、扇動後、地域のリーダーになった人への風当たりが強いというナレーションに、MIYAVI氏が、そっちなのか…と呟いた言葉が忘れられない。

晩酌のビールが苦く感じられた金曜日の夜。
 
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ラジオ局の煽動放送の裏側に居た人物たちは具体的に誰と考えればいいのか?という事が気になり、ウィキペディア先生で「ルワンダ虐殺」を調べる。今まで何度もウィキペディアのお世話になってきたが、その中でも一つの項目として取り上げている内容がダントツの長さだった。取り上げている内容も多岐に渡っている。


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